Gearing

ギアリング級駆逐艦　ギアリング

性能諸元

基本性能

※フル強化済み、装備･迷彩･エリート無し

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

・伝説装備

名称	画像	効果	金額
魚雷ブースター(ギアリング)		魚雷射程・魚雷速度+8%、魚雷装填時間+4%	5000(ｇ) or 250k(fexp)

ゲーム内説明

第二次世界大戦の直後に誕生した駆逐艦。前級のサムナー級と比べると。排水量が上がり、射程も伸びた。いくつかの艦艇は70年代までアメリカ海軍に在籍し、中には他の国の海軍に就役した艦艇もあった。

解説

Tier10アメリカ駆逐艦。アメリカ駆逐艦の集大成とも言える艦だが、前級と比較してところどころ見劣りする点があり要注意。

・主砲
127mm砲を連装砲塔に収めて3基6門搭載。前級と比較すると連装砲となった事で真正面に指向できる砲数が単純に増加した。ところがこの砲は装填時間が素で3.3秒と平均よりやや速い程度、AP弾ダメージも127mm砲としては最低ランク。HE弾ダメージは平均的ながらも日駆砲には劣るといった具合。そして現状では主砲6門構成というのは特段珍しくもなく、DPMとして観ると平均よりやや上かなといった地位に留まる。このため本艦より砲を多く搭載する火力自慢の艦と射撃戦となった場合、無策で挑んだ場合は撃ち負けてしまうだろう(弾道もあまり良くないし)。主砲だけで見ればデアリングの下位互換である。したがって積極的に撃ちに行くかどうかは状況を見て判断して欲しい。幸い砲塔旋回速度はそこそこ、射程も平均的といった具合であり支援砲撃や補助砲撃として扱う分にはそこそこ優秀と言える。とはいえ体力差があっても優秀な弾道とレートでねじ伏せてくる強力な砲駆の前には本艦の砲では対処が難しいので相手を選んで戦いに挑もう。弾道が高めな分、戦艦相手には放火魔として十分活躍するので魚雷との火災進水コンボにも使っていこう。

・魚雷
前級と同様に530mmクラスの魚雷を5連装発射管2基に搭載し、一度に片舷に10射線を撃つ事が可能。射線数は平均的ながらも装填時間は素で54秒台とそこそこ優秀。単発火力も上位陣にこそ食い込めないものの健闘しているため、全門斉射時の瞬間火力は46000弱と高火力グループにギリギリ含まれる*1。他国の駆逐艦の持つ魚雷と比較すると突出した強さは無いものの、総じて弱点の少ない魚雷をコンスタントに撒くことが可能となっている。よってDPMとして考えると島風に次ぐ位置に浮上することになり、意外と侮れない。特性を把握した上で上手く使いこなすようにしたい。

・対空
他国同格駆逐艦内ではラグナル(676)ハッランド、スモーランド(537)春雲(373)マルソー(277)トロンプ(271)に次ぐ対空値である253を持つ。しかし、現環境では正直言って欧駆以外はお察しレベルである。狙われたらおまけ程度の対空警戒と自慢の機動性を駆使して回避に努めよう。

・装甲
艦首・艦尾・甲板は一律で15mm。この値は同格内では劣っている*2が、本ゲームにおいては駆逐艦に装甲など不要。下手に装甲があると巡洋艦のAP弾が過貫通しにくくなるといった弊害しか期待できないので気にしなくて良い。舷側部にはやや厚めの21mmの装甲部があるが、これも前述の理由で役立たずのデッドウェイトでしかない。一応装甲防御として6%の効果があるが、これで軽減できるとは思わない方が良い。火災浸水耐性、対水雷防御共に平均をキープするが、駆逐艦なので被弾・被雷等は極力避けよう。

・機動性
素の最高速度は35.29ノットとかなり遅い。最下位グループにこそ含まれていないものの、他国同格が40ノット以上出せるところ本艦は速度マシマシにしても36ノット台しか出ず…明らかに劣っている。敵にや つ らがいた場合、先に占領地に入られると思っておこう。なお加速力は優秀で、舵の効きも優れているが最高速度が一部の巡洋艦にすら劣るというのは駆逐艦としてどうなのか。余熱装置を選択し、エンブを炊けばなんとか40.2ktを40秒間だけ出すことができる。

・隠蔽性
素の隠蔽は6.36kmと他国同格駆逐艦内でトップである。しかし、島風やZ52との差はわずかであり装備品や迷彩の有無で逆転される可能性があり注意を要する。

・生存性
素のHPは19965とギリギリ2万に届かない。また、隠蔽は良いものの捕捉された後の逃げ足の遅さ(素で35.29ノット)から、生存性は低いと言わざるを得ない。しかし、煙幕Ⅱを3回も使えるというのはマッチ帯で見ればサマーズやネウストラシムイ、フリスラ(4回)くらいであり、レーダー搭載艦やソナー搭載艦があちこちにいる現環境では厳しいかもしれないが揺るがない強みではある。

・消耗品
「高品質石炭」「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」の組み合わせを推奨。

・エリート特性
　・新型砲撃照準器　主砲射程+4%
　・新型魚雷　魚雷ダメージ+3%、魚雷浸水発生率+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
前級から砲火力・魚雷火力・対空等の基本性能をバランスよく向上させた艦…と言えば聞こえは良いが、代償として最高速度が予想以上に落ち込んでしまい、使い勝手が悪化してしまった(マハンの時もこんなことを言っていたような気がする)。他国同格駆逐艦と比較すると尖り過ぎた部分が無く操作のしやすさは魅力的ではあるが、それでも万人に勧められるような艦とは言い難い*3。前級と同じような運用をするだけでは、勝ちを拾うことは難しいだろう。本艦に乗るにあたっては今まで培ってきたプレーヤースキルを総動員して幅広いスタイルでプレイすることを心がけて欲しい。

戦闘名誉賞

史実

フレッチャー級駆逐艦の次級、アレン・M・サムナー級の改良型である。
アレン・M・サムナー級は当初は5インチ単装砲を6基搭載することになっていたが、設計途中に5インチ連装砲塔が実用化されたため設計を変更し連装砲を前に2基、後ろに1基搭載した。
しかし前部に2基の主砲を搭載したため凌波性が悪化し、その重武装のため航続距離も落ちていた。
ギアリング級ではその欠点を解消すべく船体を延長、燃料タンクも増設することによって航続距離を伸ばした。
戦後冷戦が勃発し、アメリカは海軍の近代化を実施すべく既存の艦艇にFRAMと呼ばれる大改造を施す。
ギアリング級も例外ではなく上部構造物は作り直され5連装発射管や機銃は撤去、新型レーダーや短魚雷にミサイル、アスロックなどが搭載され、海外へ譲渡された艦も多数存在する。メキシコ海軍のネツァワルコヨトルはなんと2014年まで現役であった。

小ネタ

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