バラオ級潜水艦 Balao
性能諸元
・基本性能
Tier | 10 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 潜水艦 | 派生元 | Salmon |
国家 | アメリカ | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 20,200 | |
装甲 | 6-25mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 0% | |
機動性 | 機関出力 | 5,480馬力[hp] | |
最大速力 | 30.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 590m | ||
転舵所要時間 | 7.2秒 | ||
水中機動性 | 潜行中の最大速力 | 26.0ノット[kt] | |
潜航舵の転舵所要時間 | 20.0秒 | ||
潜航/浮上の最高垂直速度 | 3.3m/秒 |
隠蔽性 | 潜行深度・状態 | 海面 | 火災 | 航空機 | 煙幕 |
---|---|---|---|---|---|
水上 | 5.9km | ? | 2.2km | 2.0km | |
潜望鏡深度 | 2.1km | ? | 2.2km | ? | |
最大深度 | 発見不可 | - | - | - |
ソナー | タイプ | 準備時間 | ピンガーの効果時間 | ピンガー速度 | ピンガー幅 | 最大射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
Mk10 mod.1 | 9.0秒 | 25/65秒 | 600m/秒 | 18m | 12km | |
Mk10 mod.2 | 7.0秒 |
魚雷 | 船体 | タイプ | 基数×門数(合計) | 射程 | 雷速 | 最大ダメージ | 装填 | 切替時間 | 被発見 | 装填手の数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 標準:Mk29 mod.0 | 艦首:6基×1門(6門) 艦尾:4基×1門(4門) | 12.0km | 86kt | 7833 | 46秒 | 9.2秒 | 2.3km | 2/2 | |
代替:Mk28 MIE | 9.0km | 65kt | 15867 | 1.6km | ||||||
標準:Mk29 | 12.0km | 89kt | 7883 | 40秒 | 8.0秒 | 2.4km | ||||
代替:Mk29 MIE | 10.0km | 69kt | 17133 | 1.6km |
潜航能力 | 潜航能力 | 潜航能力消費 | 回復レート |
---|---|---|---|
240単位 | 1.0単位/秒 | 1.2単位/秒 |
・アップグレード
スロットA | スロットB | スロットC | スロットD | スロットE | スロットF |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
A | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
ソナー改良1 | ソナーが機能停止する確率 -25% ソナーの修理時間 -25% | ||
応急工作班改良1 | 消耗品の動作時間 +40% | ||
B | 機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | |
ソナー改良2 | ソナーピンガーの速度 +10% | ||
ダメージコントロールシステム改良3 | 火災によるダメージ -5% 浸水によるダメージ -5% | ||
C | 魚雷発射管改良1 | 艦載魚雷の雷速*1 +5% 魚雷発射管の旋回速度 +20% 魚雷発射管が機能停止する確率 -40% | |
潜航能力改良1 | 秒間の選考能力の回復 +10% | ||
改良型潜水艦探知機1 | 「潜水艦探知機」の準備時間 -20% | ||
D | ダメージコントロールシステム改良2 | 火災消火時間 -15%浸水復旧時間 -15% | |
推力改良1 | 加速時における最大出力までの到達時間 -50% | ||
潜水艦操舵装置 | 転舵所要時間 -50% 潜航舵の転舵所要時間 -50% | ||
E | 艦艇消耗品改良1 | 艦艇消耗品の動作時間 +10% | |
魚雷発射管改良3 | 魚雷のダメージ +7% | ||
隔壁強化 | 爆雷による被ダメージ -15% | ||
F | 魚雷発射管改良2 | 魚雷発射管の装填時間 -15% 魚雷発射管が機能停止する確率 +50% | |
潜行能力改良2 | 潜行能力 +15% |
・消耗品
ゲーム内説明
バラオ級潜水艦は、二次大戦中に建造されたアメリカ製潜水艦としては最多の建造数を誇りました。魚雷発射管を10門備え、従来の艦級に比して潜行可能な深度が優れていました。
戦間期に開発された潜水艦は、戦艦と連携して行動し、偵察を行い、損傷した敵艦船に止めを刺すように設計されていました。そのために高速かつ重武装であることが求められていました。しかし太平洋戦線での出来事の後、これらの戦術コンセプトは時代遅れになり、新型のバラオ級は長距離襲撃を目的としていました。本級は乗組員が快適に過ごせるように設計されており、大量の燃料と多数の魚雷を搭載することが可能でした。そのネームシップであったバラオは10回の戦闘任務を遂行し、10隻の敵艦船を撃沈しました。
解説
Tier10のアメリカ潜水艦。
ver.0.10.7で実装された潜水艦の1隻。
- 抗堪性
HPは20,200と同格のU-2501の18,900より多めに設定されている。
しかし、スキル”抗堪専門家”を載せられなかったり範囲攻撃である爆雷に狙われたりすることを考慮すると決して余裕がある数値とは言えないため、極力ダメージを受けない立ち回りが求められることに変わりない。 - ソナー
射程は12km。初期モジュールでは11秒、改装後は準備時間7秒と同格のU-2501よりも準備時間が長い代わりに高速かつ幅の広いピンガーを使用できる。 - 魚雷
射程12kmとU-2501と比べると2km短い。
再装填時間が非常に短く同格のU-2501と比較すると約半分程度で装填を完了するが、艦首艦尾共に装填手が2人しかいないため前後の発射管を絶え間なく撃ち続けたとしても同格のU-2501の9割のDPMしか出ない。
ただ、本艦はU-2501にはない後部発射管を備えているため撤退時に接近してくる敵艦艇を返り討ちにするということも可能である。
この後部発射管を如何に活かすかがこの船の攻撃面のカギを握っているといっても過言ではないのかもしれない。
代替魚雷はあらゆる点でU-2501に勝るが、前述の通り装填手が2名ずつなのでいざという時の肉薄雷撃では装填数が揃わないという点で劣る。また、Gatoのように魚雷の散布界が優遇されているわけではないため、遠方の敵に向けて流すと敵の下に着く頃には魚雷がかなりバラけてしまっているだろう。
誘導も代替も射程がそこそこあることを活かし誘導魚雷のピンガーを警戒している敵に束の間の沈黙からの代替魚雷を食らわせてやる手もある。
いずれにせよ火力自体は優秀である。代替魚雷を全門斉射*2できるならば突撃狂0.8隻分の火力に相当する。 - 潜行能力
前級のSalmonから40単位増えて240単位となったが、消耗品"予備バッテリーユニット"を持つU-2501などのように潜行時間を延ばすことができない。
幸い、回復レートは 1.2単位/秒 と高め*3なのでこまめに息継ぎすれば試合後半でも潜行時間に余裕を持てるだろう。 - 水上機動性
デフォルトで30.0ノットと前級より若干遅くなっている。スキル"大型プロペラ・シャフト"を取得しておくと潜行能力が120単位未満の時に増速することができるので何かと役に立つだろう。
同格駆逐艦と単純に追いかけっこした場合には確実に追いつかれるのでなるべく一人で突っ込まないようにしたい。 - 水中機動力
水中では標準26.0ノットで航行できる。米潜水艦固有の消耗品"強化型操舵装置"で近接雷撃時や航空機スポットを避けたい時などに潜行速度・転舵速度を底上げできるのも覚えておきたい。 - 隠密性
水上発見距離は最大5.9kmまで縮めることができる。同格の高隠蔽駆逐艦には一方的に視認されてしまうため油断は禁物である。
航空発見距離はデフォルトで2.2kmと良好なものの、航空機に一度発見されれば夥しい量の空襲爆雷機が飛んでくるため発見されないように余裕をもって作戦深度まで潜行しよう。 - 消耗品
- 応急工作班(潜水艦)
デフォルトで3個しか使えない。艦長スキル"管理"での強化は必須である。
ドイツツリー潜水艦が動作時間5秒であるのに対し本艦のものは15秒と約三倍の動作時間を誇る。特殊アップグレード"応急工作班改良1"を付けることでさらに延長できるため、対潜・対爆雷の両方の面からもできる限り装備しておくことをお勧めしたい。 - 受波器
U-2501と比べ艦発見距離が1.0km、準備時間が20秒優れる受波器を使用できる。本艦の長所であるためぜひ活用したいところ。 - 潜水艦探知機
発見距離がU-2501の9kmに比べて大きく劣る、対U-2501戦闘では相手に一方的に視認される状況に陥りやすい。
水上が潜水艦探知機のスポット範囲外であることを利用してスポットを切りたい所だが、こちらの探知機でも敵潜水艦を見つけた場合、隠蔽≒探知範囲のおかげで敵にカウンターで浮上されると隠蔽差で一方的に視認される可能性があるという弱点を抱える(逆にこちらが潜行したとして敵の探知機範囲内)。受波器で事前に敵潜水艦の位置を割り出しておきたい。
味方と共同できる状況を作り出して袋叩きにしたりするなど立ち回りでうまくカバーすることが求められる。 - 強化型操舵装置
浮上・潜行性能を一時的に高めることができる。航空機によるスポットを避けるときや近接雷撃時などに上手く使って好戦績を狙っていこう。
- 応急工作班(潜水艦)
- 総評
同格比で高めの速力と後方発射管を駆使して敵艦隊を強襲することに長けている潜水艦である。
単純なDPMでは同格のU-2501やThrasherに劣るものの、機動性が高く後部発射管も持っているので様々な局面に対し柔軟に対応することができる。
ピンガーに対し敵が応急班を使用することを予見し1~2本の囮魚雷を流した後に再度ピンガーを付けフルアタックを行うなど、単純なDPMの低さはプレイヤースキルと本艦の総合的な性能の高さで補っていこう。
史実
第二次大戦後期における米海軍の主力潜水艦がこのバラオ級。
前級であるガトー級と共に太平洋を駆け回り、帝国海軍と熾烈な戦いを繰り広げ…というよりザルな対潜警戒の穴をついて通商破壊で多大な戦果を上げている。
同時に戦闘艦艇相手にも結構な戦果をだしており、WoWsに登場する艦艇だと天龍、金剛、愛宕、翔鶴、削除された大鳳あたりがガトー/バラオ級によって撃沈されている。*4
艦級としては改ガトー級とでも呼ぶべきもので、ガトー級からの変更点は艦体に高張力鋼を使用して潜航可能深度を90mから120mまで下げた程度。
史実におけるスペックは魚雷管10門(艦首6門+艦尾4門)に水上速力20kt、水中速力9kt。水上航続距離11,000海里、潜航能力は2ktで48時間。
(元々潜水艦の速力は盛り気味なのだが)ゲームにおいては水中機動関係、特に速力と潜航能力がさらに盛られている。対抗馬がリアルチートだからしょうがない。*5
建造数が多く、投入されたのが連合国優勢になった戦争後期ということもあって、損失は101隻の就役に対して9隻(ガトー級は20/77が戦没)にとどまり、戦後は多くの国に供与されている。
海上自衛隊もガトー級「ミンゴ」を「くろしお」と改名して運用していた。
小ネタ
CGモデルは、おそらくSS-426タスク。戦後の1946年に就役した最終艦である。1973年に台湾海軍に売却されて艦名を「海豹(ハイパオ)」に変更されて運用、2022年現在も現役で運航されている。ただし老朽化で20mしか潜れない。
編集用コメント
- 正式実装が待ち遠しいので諸元現行のデータに更新しました。間違い等ありましたら修正加筆お願いいたします。いやー楽しみ -- 2022-11-01 (火) 23:52:39
- 一応解説を書きました。加筆、修正求む。 -- 2023-02-05 (日) 21:52:05
- ゲーム内説明追記(v12.10) -- 2023-11-17 (金) 19:17:04
- 若干加筆しました。 -- 2023-12-01 (金) 21:31:14
コメント欄
- 最近、肉薄雷撃戦術が通用し辛くなってきたんでGATOに移行した。ほとぼりが冷めたらまたのるわ。 -- 2023-09-14 (木) 12:07:49
- 潜水艦って鰹節に見えるね -- 2023-09-14 (木) 12:11:46
- 受波器9kmが偉大過ぎる 受波器&ピンガーで相手潜水艦の応急工作班一つ潰せるのがクソ強い -- 2023-10-25 (水) 11:26:23
- グローバルwikiはこいつのことを「機動性や潜航性能では劣るが攻撃的な性格をしている」と評してるんだけど皆様どう思いますか? -- 2023-12-06 (水) 18:27:17
- 今更だけど、どう見てもバラオの次級のテンチ級にしかみえない。艦名をTenchにすべき -- 2024-02-08 (木) 13:12:16
- 小ネタのところにモデルの元ネタに関して書いてるよ。最終艦だから似てるのかもね。 -- 2024-02-08 (木) 14:11:25
- 船体形状はフリートシュノーケル仕様だけど、あのへん同じ改装にガトー/バラオ/テンチ級が全部いたりで判別しにくいんよね。ただ少なくとも別の改装(GUPPYⅡ)のタスク/海豹がモデルではないはず -- 2024-02-08 (木) 14:42:38
- あれ、小ネタ間違ってるの? -- 2024-02-08 (木) 15:31:18
- 画像じゃ分かりにくいかもだけど、タスクも受けたGUPPY Ⅱから艦首とか大掛かりな改造を省いた簡易版がフリートシュノーケルで船体形状が違うのよ -- 2024-02-08 (木) 19:58:19
- 近距離で後部魚雷ぶっ放してくる駆逐艦殺し。今回の潜水艦デバフでいくらか対処しやすくなりますように。 -- 2024-02-15 (木) 01:05:18
- アプグレとスキルと消耗品で転舵所要時間-90%にしたら水中でもヌルヌル動いて楽しいですね。旋回半径は大きいままですけど反応性が高いので回避率かなり上がってる気がします。ネタのつもりが水中戦やら航空爆雷避けるときに使えて、前後の魚雷使う関係で旋回も多いので普通にこれでいい気がしてきました。 -- 2024-03-01 (金) 00:01:28
- ハイドロ連打してるだけでなにもしなくても敵が沈んでくわ -- 2024-03-01 (金) 03:20:28
- 現環境で代替魚雷使いやすいのこいつか?試しにワイも久々に乗ったら代替魚雷だけで与ダメ16万いったわ(相手潜水艦不在だったからだけど)威力だけで見ればガトーだけど俺には肉薄以外全く当てられんかった -- 2024-03-31 (日) 23:46:23
- U4501で魚雷を3km未満から2発、3km以遠から誘導マスター付きで4発当てて浸水も合計2回起こしたのにギリ沈まず。潜水艦で対峙するとタフで本当に厄介ですね。 -- 2024-04-19 (金) 11:06:44
- 10000越えを4発…区画耐久低いから直ぐ半分になるとしても2万超えてるような……また面倒な計算になってるのだろうか -- 2024-04-19 (金) 13:01:27
- すみません、確認し直したら誘導マスターは発動してませんでした。艦尾に追尾が集中していたので区画耐久がなくなって半減した上に浸水はいずれも即修理で耐えたっぽいですね。 -- 木 2024-04-19 (金) 16:20:29
- 10000越えを4発…区画耐久低いから直ぐ半分になるとしても2万超えてるような……また面倒な計算になってるのだろうか -- 2024-04-19 (金) 13:01:27