Tier 5 ソビエト連邦 軽戦車
スペック
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 旋回速度 | 視認範囲 | |||||
初期状態 | V-3 | 45 mm 20KM | T-50 | T-50 | 620 | 71-TK-3 | |
300 | 42 | 37/37/15 | 300 | ||||
21.43 | 48 | 350 | |||||
45 mm VT-43M開発時 | V-4M | 45 mm VT-43M | T-50M | T-50 | 620 | KISSTB | |
400 | 46 | 37/37/15 | 630 | ||||
28.45 | 48 | 350 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
45 mm 20KM | AP APCR HE | 14 2G 14 | 70 95 23 | 47 47 62 | 28.57 | 1,343 | 2.30 | 0.42 | 150 | +25 -7 | |
45 mm VT-43M | AP APCR HE | 38 5G 24 | 90 130 23 | 70 70 85 | 26.09 | 1,826 | 2.00 | 0.40 | 150 | +25 -7 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier5のソ連軽戦車。
以前はTier4軽戦車だったが、アップデート4.2にてTier5に昇格した。 - 火力
- 45㎜20KM
本車の初期砲。貫通力は通常弾で75㎜、課金弾で95㎜とキチンと敵戦車の側背面に回ることを意識して戦えば全く戦えない!と言うことはない。
しかし、この砲は単発火力が極端に低く平均単発ダメージはなんと47。榴弾ですら62でありこの値は同格どころかTier4軽戦車にすら劣りかねない。
ただし分間28.57発と高い速射性もあり初期砲と言うことも考慮すれば悪くないDPMを誇る。
だが、本砲は更に精度も劣悪でありその数値は驚愕の0.42。
どれくらいかと言うと大口径砲を搭載するTier8TDよりも劣悪であり、走ってればまず当たらないし停まっていても当てづらい。
しかもこのTier帯からは敵の練度や装甲・HPが上がってくるので貴重な貫通弾を無駄にしないように出来るだけ早く最終砲に換装したい。 - 45㎜VT-43M
本車の最終砲にしてMT-25の初期砲。
本車の初期砲と比べ貫通力・単発火力・精度が上がっており、とくに単発ダメージは徹甲弾・硬芯徹甲弾は70、榴弾は85と最低限の火力は手に入れた。
発射速度も分間26.09発と依然高い数値であり、DPMは驚異の1826。この値は同格軽戦車中最高レベルである。
しかし、初期砲の悪い面も受け継いでおり精度は若干改善されたものの0.40。これはRHM.B-WTなどが搭載する15㎝Pak L/29.5と同じ数値であり、走りながらではまず当たらない。
激しく動き回る軽戦車同士のドッグファイトや狙撃などはなるべく避けたいところだ。
- 45㎜20KM
- 装甲
前身のA-20と同様に紙。最大装甲厚は45㎜。
格下の弾であればある程度は弾いてくれるし、一応優秀な傾斜がついているので狙いの甘い弾であればTier6MTやTier7TDの初期砲でも跳弾させてくれることが結構あるが狙ってできることではない為血迷っても装甲で受けようなどとは思わないようにしよう。
耐久力は360とTier5LT内では平均的だが格上にはポンポコ抜かれるに加えてこのTier帯で猛威を振るう10榴も普通に貫通する。
後述する高い機動性を生かしてまず敵弾に当たらない運用を心がけよう。 - 機動性
本車で最も特筆すべきことがこの機動性である。
最高速度は60km/hと平均的であるが本車は最終エンジンを搭載した場合なんと出力重量比は28.45にもなり、これはTier5LT中最高である。
よって、本車は加速がとても良く平地ならば直ぐに最高速度の60km/hに到達することが可能となっている。 - 総論
軽装甲高速高DPM低単発と良くも悪くも軽戦車である本車は軽戦車の基本的な運用が求められる。
特に搭載できる砲が2つ共精度が悪い為、序盤は偵察に徹し終盤のHPが減った敵の残党狩りで真価を発揮することだろう
参考情報:Tier4時代の評価
- 武装
T-46では頼りになった45mm VT-42だが、Tier7までマッチングするTier4軽戦車の武装としては力不足。
最終砲の45mm VT-43も微妙に性能向上した程度で、頼りない。
37mmAutomatic SH-37は瞬間火力は高いが貫通力は45mm以上に低く、同格軽戦車や自走砲相手でもないと威力を発揮することは難しい。
- 装甲
全周37mmの傾斜装甲なので、軽戦車としてはわりと厚い部類。貫通力の低い砲なら弾けないことないが、マッチングを考えると過信はできない。
榴弾砲を食らったらひとたまりもないので、特に注意が必要。
- 機動性
軽戦車としては少々劣る。
特にソ連の場合BTルートの方にA-20という快速戦車がいるためより目立つ。
- 総評
軽戦車としては装甲がある方だが、火力が低く戦闘は不向き。
偵察で活躍したいところだが、視認範囲は330mと案外短い。
迷彩ネットや双眼鏡を積んで置き偵察に徹するか、積極的に前に出て見つけにいくか。
いずれにしろ乗り手の腕が試される戦車となっている。
この戦車の次は、いよいよソ連が誇る救国戦車T-34である。
史実
大戦中、ソ連はT-34/76がありながらT-50のような歩兵支援戦車も生産しています。
このT-50は、T-26軽戦車に代わるものとして作られました。
対ドイツ戦車戦では歯が立ちませんでしたが、フィンランド軍相手にはこれでも十分だったのかもしれません。
足回りは良好で、実に時速33km/hで走行することができます。
主砲は45mmM1933戦車砲を搭載、7.62mmDT機関砲を搭載していました。
ただし、レニングラードに工場があったため、レニングラード戦時に包囲されて、ドイツ軍とフィンランド軍の攻撃で工場が封鎖になって疎開してからは、製作途中のものを除いて生産されませんでした、これには、単体コストが割高であることや、疎開先でのエンジン生産が難しいこと、イギリス・アメリカからレンドリースされたバレンタイン・M3スチュアート軽戦車が同等以上に使えることによる理由からでした。
そのため69両のみ(途中での故障等により数が63両までに前後する説もあり)が生産され、フィンランド戦線に投入されています。
見た目こそ、T-34を小型化したようなものですが、足回りがKV-1と似ていたためミニKV(マーリィ・クリム)と愛称が付けられていました。
1944年のフィンランド戦線で、1両が捕獲された以外は、装甲強化型のT-50Eとして、砲塔の装甲だけが強化されているものがあり、派生型として、主砲が57mm砲に改良されたT-50-57も作られました。
これらは、ドイツ軍とも対峙したそうです。
1944年夏にフィンランド戦線に投入され、フィンランド軍に捕獲された1両は、フィンランドのパロラ戦車博物館にて保存されています。
コメント
- 辛いさいT-34的存在。戦闘能力は低いが、走り偵に徹底していればそこまで辛くはない。装甲もあり、軽戦車同士の戦いでは頼りになる。 -- 2017-05-22 (月) 13:20:02
- 辛いさいではなく、小さい。 -- 2017-05-22 (月) 13:20:37
- 装甲は格下には使えるけど同格軽戦には普通に抜かれる -- 2018-05-28 (月) 21:17:36
- 解説を編集しました。 -- 2018-11-25 (日) 17:35:19
- お疲れ様です。 -- 2018-11-25 (日) 21:04:32
- ティアボトムで索敵だけしてる分には最高に使いやすい。戦力としてマッチングされたら終わり。主砲は無いものと思った方がいい -- 2020-12-14 (月) 22:22:05