モンスター/【ティラノサウルスレックス】

Last-modified: 2023-06-24 (土) 09:15:11

原語は「Tyrannosaurus Rex」。
ティラノサウルス・レックス。
現在知られている限りで史上最大級の肉食恐竜の1つ。
ウィキペディアの記事によると全長は11~13m、推定体重は諸説あるがおおむね6~9t前後とされている。かつての復元イラストではゴジラみたいに直立し、ズルズルと長いしっぽを引きずっていたが、現在ではよっぽどのことが無い限りそんな姿勢は取らず、強力な靭帯で常に尻尾をピンと張った超前傾姿勢で動き回っていたとされる。
全体的にがっしりとした重量級の恐竜で、その体格においては今なお肉食恐竜最大と目される。
肉食恐竜の中でも並外れて頑丈かつ分厚い頭を持ち、最低でも3t、最大で9tと凄まじい咬合力を持っていたとみられている。これはアリゲーターの9倍、動物の骨どころかトラックのフレームを容易に粉砕するほどの力を持つ。
この巨大な頭部とバランスをとるために腕は退化しており、指が2本しかない。他に前脚の使い方として、しゃがみ姿勢から起き上がる際に地面についた前脚の反動で体を起こしていたとも言われる。
脳はライオンほどの質量があったとされており、大型肉食恐竜の中ではかなり大きかったことが知られている。感覚器官が優れていたとされるが、特に嗅覚を司る部分が発達していた。
また、ティラノサウルスは立体視ができる数少ない恐竜であった。視神経はとても太いと推測され、対象までの距離を正確に判断できたと考えられている。加えて、非常に発達した三半規管を具えていたとされ、これは狙いを定めた獲物に向けて頭や眼を固定するための姿勢制御に役立っていたと見られている。
群れを作って生活し、怪我をした仲間の面倒を見るなどある程度の社会性があったとも考えられている。実際に仲間の保護を受けて生活し、最終的に骨折が治ったとみられる化石も見つかっている。
非常に有名な恐竜で、『ジュラシック・パーク』等の恐竜をテーマにした各種の創作作品においては、脅威の象徴、また最強の恐竜として描かれることが多く高い人気を誇っている。
フィギュア自体は大小様々なものが製造販売されているが、TRPG仕様のものは少ない。D&D公式仕様のフィギュアとしてはD&Dミニチュアゲームでは第4弾でFiendish Tyrannosaurusがある。まぁ、フィーンディッシュのテンプレートで魔改造されているが。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではエキスパート・ルール・セットで解説されるモンスターの1種。
外見は「肉食恐竜の中でも最大の一種で身長は20フィート(6メートル)にも及ぶ。後脚で直立して移動し、大きな口には鋭い歯がびっしりと並んでいる。」と記述。
アライメントはニュートラルだが、肉食恐竜でもちろん狂暴。ただし「ロストワールド」にしかいない。
ヒットダイスはコンパニオンレベルに匹敵する数値。噛み付きのダメージはかなり高い上、命中判定の出目が高ければ人間サイズ以下の目標は飲み込まれてしまう。移動速度も速い。アーマークラスも良い。

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