モンスター

Last-modified: 2023-05-17 (水) 00:05:21

原語は「Monster」。
ダンジョンズ&ドラゴンズでは、人間以外の種族で、冒険の障害となるクリーチャー全般となる。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

AC9モンスターマニュアルでは、登場モンスターが以下の6種に分類されている。

ルールセット・冊子別

日本語版オリジナル

オフィシャルD&Dマガジン5号で公募され、公表されたもの。

ルールサイクロペディア

アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ

モンスターコンペンディウムのモンスター一覧はこちら


株式会社新和が刊行したAD&D第2版の日本語版は「モンスターコンペンディウム」のみ販売された。
第2版ではクラシックD&Dに比べて戦闘に必要なデータは若干増えている程度だが、それ以外の様々な項目が設けられ、それぞれ解説されているため文章量は大幅に増えている。
主な項目とパラメータは以下の通り。

  • 気候/地形
    その種族が主に生息する気候や地形。
  • 出現頻度
    どのくらい遭遇する可能性があるかどうかの指標。おそらく知名度などにも影響するだろう。
  • 社会構成
    その種族が構成する社会組織を表す。
  • 活動時間
    最も活動的になる時間。ただし一般的な指標であり、例外的な個体は存在する。
    夜行性の場合、地下では自由に活動できることになる。
  • 食性
    一般的に食べる餌や食事の種類。
    肉食性、草食性、雑食性の他、腐肉を食べる腐食性がある。
  • 知能
    現実世界のIQに相当すると記述されている。
    数値は能力値にあるインテリジェンスとして表現されている。
  • 財宝
    ダンジョンマスターズガイドの財宝表に対応している。
  • 属性(アライメント)
    アライメントが記載されている。基本的な行動指針となるが、例外的な存在もいる点に注意。
  • 出現数
    記述されているのは荒野での遭遇数のため、ダンジョンなどの特殊な環境下ではDMが対応すべきとなっている。
  • AC
    アーマークラス
    人間型クリーチャーの場合、防具の有無で変動する。
  • 移動速度
    その種族の一般的な移動速度が記載されている。これも装備品や荷物に大きく影響される。
    また飛行生物の場合は機動クラスが付記されている。
  • ヒットダイス
    ダメージにどれくらい耐えられるかという指針となる数値。
    基本的には1d8のダイスを使って決定する。
  • THAC0
    その種族がアーマークラス0の目標に命中させるために必要な数値が記載。
    原則としてヒットダイスを基準にして決まる。様々なボーナスやペナルティなどの修正値は加味されておらず、あくまでも基本値に過ぎない。
  • 攻撃回数
    攻撃手段と1ラウンドあたりの攻撃回数が記載されている。
  • ダメージ
    攻撃手段に応じたダメージが記載されている。
  • 特殊攻撃
  • 特殊防御
    それぞれ、攻撃や防御に関連する特殊能力があれば、それについて記述される。
  • 魔法抵抗力
    クラシックD&Dのアンチマジックに近い。呪文そのものがその種族に影響を及ぼさない確率を表す。
  • サイズ
    その種族の基本的な大きさの分類。
    T(超小型)、S(小型)、M(中型、人間サイズ)、L(大型)、H(超大型)、G(ガルガンチュア)の6種類。
  • モラル
    士気のこと。その種族の戦闘についての志向などを表す。数値は高いほど良好。
  • 経験ポイント
    経験点のこと。倒した場合に得られるのが基本だが、必ずしも殺す必要はない。
  • 戦闘
    使用する武器や防具、特殊戦闘や戦術などについての解説。
  • 生息地/社会
    その種族の一般的な言動や性質、目的などについての解説。
  • 生態
    その種族がファンタジー世界にどのように適合するのかについての記述。
  • 亜種
    その種族の亜種と見なされるクリーチャーについての解説。

プレイングガイド

プレイングガイドで日本語に翻訳されたモンスター

プレイングガイドII

原語の記事はTSR社のDRAGON誌138号に掲載された「THE UNGRATEFUL DEAD」。
プレイングガイドIIでは「歓迎されざる死者たち」と訳されている。

プレイングガイドIII

プレイングガイドIIIに掲載されたモンスターは、Dragon誌94号に掲載されたAD&D第1版のテサルメラがある。他に1つデータがあげられているものがあるが、こちらは日本語版の連載小説「第三の紋章」の特殊な存在。

プレイングガイドIV~V

原語の記事はTSR社のDRAGON誌89号の「CREATURE CATALOG」。原語版では「別冊付録」になっていた模様。
「AD&D第一版用追加モンスター集」と題されているが、ページの都合で今号と次号では分割して掲載されている。

未訳分