鎧や盾といった、着用者の肉体を保護する装備のこと。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
(E)はエキスパート・ルール・セット、(C)はコンパニオン・ルール・セット、(M)はマスター・ルール・セットが初出であることを表す。
鎧
鎧を意味するmailは「メール」と表記されている。
盾
馬用鎧
- バーディング(E)(M)
アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ
プレイヤーズハンドブック
AD&D第2版のプレイヤーズハンドブックに掲載されている防具は以下の通り。
鎧
鎧を意味するmailは「メイル」と表記されている。
選択ルールである「防具による修正」*1を導入すると、攻撃してくる武器のタイプによりブラジョニング・ウエポン(殴打武器)・ピアシング・ウエポン(刺突武器)・スラッシング・ウエポン(斬撃武器)のそれぞれに対する命中判定に修正が付与される。
種類 | アーマークラス | 価格(gp) | ポンド |
---|---|---|---|
パデッド | 8 | 4 | 10 |
レザー | 8 | 5 | 15 |
スタデッド | 7 | 20 | 25 |
リングメイル | 7 | 100 | 30 |
ハイド | 6 | 15 | 30 |
ブリギャンディーン | 6 | 120 | 35 |
スケイルメイル | 6 | 120 | 40 |
チェインメイル | 5 | 75 | 40 |
スプリントメイル | 4 | 80 | 40 |
バンデッドメイル | 4 | 200 | 35 |
ブロンズプレートメイル | 4 | 400 | 45 |
プレートメイル | 3 | 600 | 50 |
フィールドプレート | 2 | 2000 | 60 |
フルプレート | 1 | 4000~10000 | 70 |
盾
クラシックD&Dでは防具としては「シールド」1種だけだったが、AD&D(第2版)では下記の4種に増えている。いずれもアーマークラスを1~2強化するが、防御効果を適用できる回数や攻撃の種類に違いがある。
ファイターハンドブック
AD&D第2版の「ファイターハンドブック」で追加された防具は以下の通り。
新防具はいずれも特定のキット用となっている。
グラジエーター用防具
グラジエーター用の防具。
- トラキアン・アーマー
防具としては足にファッシュを巻いただけであるためアーマークラスは9。
トラキアン・グラジエーターは、これにパルマと呼ばれるスモールシールドとダガーを持つ。 - ガリック・アーマー
ベルト、ガレー、マニカエ、ファッシュを装備することでアーマークラス7になる。
ガリック・グラジエーターの武器は特に決まっていない。 - サムニテ・アーマー
グラジエーターとしては最も重装備のスタイル。
クウィラス、ファッシュ、マニカエ、ガレーを装備することでアーマークラス5になる。
スクトゥムと呼ばれるミディアムシールドを持って戦う。
上記3つの防具はどれも部分的な防具の組み合わせであり、古代ローマ時代に使われた地名から名前をとっている。価格と重量のデータもある。
- ベルト
腰に締める金属でできたベルト。 - クウィラス
革あるいは金属製の胸当て。 - ファッシュ
足に巻く革の帯。 - ガレー
ひさしの付いたヘルメット。 - ガレルス
武器を持つ方の肩に付ける肩当て。 - マニカエ
革の袖。 - ミュルミレロ
海の魚に似せたひさしの付いたヘルメット。
サムライ用防具
ゲームシステムとして、東洋と西洋の防具の違いは装飾的な外見のみとなる。ただし後述するコテのみ、サムライ用の新防具となっている。