ワールド・設定/【クリン】

Last-modified: 2022-01-30 (日) 21:18:49

「ドラゴンランス」シリーズの舞台となる架空世界で、惑星クリン(Krynn)とも呼ばれる。

アンサロン大陸

原語はcontinent of Ansalon。

地理

クリンの南半球に位置し、アバナシニア、ソラムニア、サンクリスト、南北エルゴス、エストヴィルデ、ノルドマール、バリフォール、グッドルンド、エルフの土地であるクォリネスティとシルヴァネスティなどの諸地域からなっている。
南半球に位置するため、赤道に近い大陸北部ほど温暖であり、人間の大きな都市は北部に集中している。南へ行くほど寒冷となり、文明圏から遠ざかる。大陸の南半分にはエルフの王国クォリネスティとシルヴァネスティ、ドワーフの王国トルバルディンなど異種族の領域が多く存在する。ケンダーの領域グッドルンドは東部に存在している。
その広さはJ・R・R・トールキンの作品に登場する中つ国とほぼ同等であり、中つ国の広さはヨーロッパと同等であると伝えられる。

  • アバナシニア
    アンサロン南西部の平原。『ドラゴンランス』及び『ドラゴンランス伝説』の主要人物たちの多くがこの地域の出身者で構成される。比較的安全な地域で、しばしば北方で起こる戦乱を逃れてきた人々の避難場所としての役割も果たしてきた。
  • 鮮血海
    大陸の北東部に面した海。円を描くように連なった島々に囲まれており、ミノタウロスの主要な居住地となっている。海域の中心には常に暴風が吹き荒れ、巨大な渦潮が巻いている。その渦潮が海底に堆積した赤土を巻き上げて海を赤く染めている事が鮮血という名の由来。
  • エルゴス
    大陸の西方に浮かぶ南北二つの島。イスタル帝国以前の時代、大陸で最も強大な人間の帝国の中心地だった。
  • シルヴァネスティ
    大陸南東部にある森。アンサロンで最も古いエルフの王国だったが、『ドラゴンランス』の時代にドラゴン・オーブの発する幻惑に囚われた悪夢の森と化した。その後一時的に復興するが、約60年後、『魂の戦争』でミノタウロスの軍勢がこの地に侵攻し、王国は放棄された。
  • クォリネスティ
    アンサロン南西部、アバナシニアの南にある森林。シルヴァネスティと袂を分かったエルフの王国。
  • ソラムニア
    アンサロン北西部の多くを占める大陸最大の国家。多数の領主の連合で構成されるソラムニア騎士団の本拠地。
  • イスタル
    エルゴス帝国の崩壊後に台頭した国家とその首都。神官王の統治の下に一大帝国として栄えたが、その繁栄ぶりに傲りが生じ、やがて神々の地位を要求するまでに至った。それに怒った神々は燃え盛る山をイスタルの頭上に落とし、領土の大半が鮮血海の底に沈んだ。この大変動はエルゴスをはじめとする島々を本土から切り離し、ソラムニアとアバナシニアを新海で分断するど、大陸全土の地形を大幅に作り替えた。
  • グッドランド
    大陸南西部に突き出た半島。シルヴァネスティから見て北東に位置する。ケンダー族の多くが居住するケンダー郷がある。
  • アイスリーチ
    アンサロンの南の果ての地。双子の白龍クリョニシス(Cryonisis)とフリシンディア(Frisindia)の支配する凍てついた土地で、セイウチ人(walrus men)を意味するサノイ(Thanoi) と呼ばれる人間の部族やドラコニアンが住んでいる。
  • サンクリスト
    大陸の最西端に浮かぶ島。大変動以降、ソラムニア騎士団の基地が置かれている。
出典「 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』」

アクセサリー

  • DLR1 Otherlands
    商品コード9278。96ページ。
    小説の舞台となったアンサロン大陸とタラダス大陸の中心付近にある島々や海底王国や、そこに住む種族の解説本。ポスターサイズのフルカラー地図付き。
  • DLR2 Taladas:The Minotaurs
    商品コード9344。第2版仕様。
    クリン世界におけるミノタウロスついての解説本。好戦的ながらも独自の文化やその戦術などが記載されている。