映像作品/【ダンジョン&ドラゴン3】

Last-modified: 2019-08-17 (土) 22:20:40

原題は「Dungeons & Dragons The Book of Vile Darkness」。
監督はジェリー・リヴリー。上映時間は90分。2012年8月9日よりイギリスでDVDが発売されたファンタジー・アクション映画。前作から7年振りとなる第3作目だが、ストーリーとキャラクターは一新されている。
日本では劇場未公開。邦題には「太陽の騎士団と暗黒の書」という副題が付いている。

あらすじ

2000年前の邪悪な魔術師ナグルールの肉体から作られた本“不浄なる暗黒の書”でその弟子達がカーコス王国を荒らし回ってから1200年たった。
光の神ペローによって強力なアミュレットを遣わされた戦士団「太陽の騎士団」が次々にナグルールの弟子達を成敗していったが、不浄なる暗黒の書は分解され秘匿されてしまう。 世界に平和が訪れて800年がたち、いつしか不浄なる暗黒の書を警戒する者は居なくなり、形骸化した騎士団にはアミュレットを揮える騎士も現れなくなった。しかし新米騎士グレイソンが入団を果たした夜に謎のバーバリアンの一団によって騎士団は攻撃を受ける。翌朝意識を取り戻したグレイソンが見たのは壊滅した騎士団と、リーダーであった父ランフィンが攫われた現実であった。町で件のバーバリアンと話していた商売女カーロッタから、バーバリアンを雇っていた宰相シャスラックスに同じく雇われているという魔女アコーディアに近付くよう勧められたグレイソンは、ランフィンの行方を探るため騎士団員である事は隠してアコーディア達のパーティに加わる。角(ホーン)を手に入れるというアコーディア達に付いてグレイソンは、リトル・シルバーの村近くにあるドラゴンの洞窟に挑む―――。

評価

前作、前々作は割と王道のような話だったが、今回の主人公は父を助けるという目的があるとはいえ、魔女に協力して悪の冒険者と化して行動するというファンタジーの映像作品としては珍しいものになっている。副題にある太陽の騎士団は序盤で壊滅するし、ドラゴンは1体しか出ずダンジョンは出てこないのでタイトル詐欺と言えなくもない。
映画批評のサイトでは前2作よりも若干高い評価を得ている模様。