【エスターク人】

Last-modified: 2025-08-29 (金) 08:06:39

アベル伝説

アニメ【ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~】に登場する種族。
はるか古代に栄えた都市エスタークの民。
【死せる水】と呼ばれる汚染された水とともに生きる種族であり、普通の水に触れることができない。
程度に差はあるが大体がヒューマノイドであり、他作品の魔族などに相当する存在と言える。
その大半ははるか古代に滅びたが、わずかに末裔が生き残っており、【ムーア】【ジキド】などその多くは魔王軍側に属している。
【ザナック】のように魔王軍とは存在を異にする者もいる。

エスタークの都

ゾイック大陸にあったエスターク人の都であったが、自らが犯した水の汚染、すなわち死せる水によって滅亡した。
以来死せる水の中に沈んでおり、微生物すら住めない廃墟となっていたが、エスターク人の怨念【ゾーマ】によって大魔王バラモスが生み出され、以降エスタークの城がバラモスの拠点となった。
作中では度々このエスタークの外観が映し出されている。
 
終盤では【聖杯】を手に入れた【ティアラ】の一行が【ムーア】によってここに囚えられたが、【アベル】たちのいる浮遊島【青き珠の島】がエスターク城に突き刺ささる形で攻め込み、その騒ぎの中でティアラと仲が良くなっていた【ドドンガ】の仲間ガガンボとボロンガによって救出される。

参考

今でこそ地獄の帝王のイメージでほぼ定着している【エスターク】という名だが、このアニメ『ドラゴンクエスト』では地名として、DQ4発売よりも早く1989年12月の第1話、それも冒頭のナレーションで登場した。
このアニメを見ていた人ならば、DQ4の【デスパレス】でエスタークの名前を見た時に「あれっ、これってアニメのやつだよね?」と思ったことだろう。
このアニメでは他にも、DQ1~4のゲーム内の固有名詞がさまざな人名や地名として採用されている。
 
エニックスが発売した「ミスティックアーク」というゲームには、似た設定を持つ「古代人」が存在する。
かつて高度な文明を築いていたが、太陽も見えないほど汚れた空と空気の下で生活していたため、
復活したはるか未来の「風の世界」で、風の元となっていた巨人を操り風を止め、
突如として現れた都市コルンで空気を汚し、自分たちの住める世界を作ろうと目論んでいた。