アルファベット表記:Undead Corpse
読み:ぎし/あんでっどこーぷす
分類:精素汚染
発案者:tocoma110
【Tag: 精素 精素技術 精素汚染 精素現象 発案:tocoma110 】
概要
大陸歴1500年代に突入してなお、詳細不明な精素汚染現象。
何らかの精素が生命体の遺骸に定着することで、その死体を再生させる。ただし、それは生前そのままという魔法や奇跡のような現象ではなく、死体の状態のまま動かすという偽りの奇跡に過ぎない。
- この現象によって動き出した死者には、当然ながらかつての自我など存在しない。代わりに、生者のぬくもりを求めるように、近くに存在する生物に襲い掛かるのみである。
なお偽屍が生者を襲うのは生者が持つ生体精素を求めてである、というのが一般的な解釈。
生物であれば相手を問わないようであるが、量が多ければ多いほどいいようで、大きな個体を好んで襲い掛かる。
- ただし、例外的に人類種を好んで襲う。その理由はいまだ不明である。
また、その活動に精素を消費しているようであり、一定期間まともに精素を吸収出来ないと活動を停止し、以降は死体に戻る。
- なお、死体に戻ってから再度精素の濃い地区に移っても、死体は死体のままである。そのため、単なる精素汚染とは異なり、どこか精術じみた特性を持つ現象と位置付けられている。
- 特に日光に長時間当たると消費量が増加するらしく、日光をまともに浴びていると、一時間と経たず完全に死体に戻る。
この現象の厄介な点は、この存在によって殺害された者も精素汚染を受け、その場で偽屍へと変貌してしまう可能性があること。
そのため、この現象が起きた際は如何に犠牲者を出さず、この災害を撃破するか?ということが解決のカギとなる。
特徴
偽屍には以下の特徴がある。
- 完全に死亡している者が動き出す。
- 生者の持つ生体精素を感知し、それを求めて襲い掛かる。
- 精素を消費して活動する。
- そのため、大気中の精素が一定以下の区域では長時間活動出来ず、市街地で出現した場合などは半日程度で活動を停止する。
- 頭部、それも脳のある辺りに核が形成されている。
- そのため欠損があると精光反応が確認出来る。
- 欠損に問わず行動を続ける。
- 当然、痛覚も恐怖も存在しない。
- 生前の意識・記憶は存在せず、またその技術も利用出来ない。
- 言語を喋ることもない。精々が唸り声が出る程度である。
- 偽屍によって殺害された存在は精素汚染によって偽屍化する可能性がある。
- 夜行性。
- 日光がある場所では極端に活動が鈍くなる。
対処
偽屍に対処するには、一般的に以下の手法がとられる。
- 白色精素・白性精素・水性精素による精脱。
- 白色・白性精素を含む塩が通じるなどという迷信もある。
- 物理的な肉体の破壊。
- 頭部を完全に破壊するか、全身を焼き尽くすのが良いとされる。
- 聖銀による攻撃(稀に精脱を起こす様子)
- 日光に晒し出す。
関連するもの
- 【超常存在】/屍人?
こちらもまた“蘇る死者”であるが、その性質は全く違う。
偽屍の出現で知られる秘境
以下、人為的に偽屍を作り出していると思われる機構のある秘境
以下、噂話レベルでの出現を示唆される場所
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