【精素】/精光反応

Last-modified: 2022-06-05 (日) 14:38:27

アルファベット表記:Glitter Reaction
読み:しょうこうはんのう
分類:精素現象
発案者:tocoma110
Tag: 精素 精素現象 発案:tocoma110


概要

精素が何らかの反応を示した際に現れる、光の反応。
多くは「円の内部に幾何学模様が刻まれ、それらに文字状の紋様が含まれた光の図」として発現する。
それらは起こる現象で明確に紋様内の図形などが決まっており、優れた術者にもなれば色と紋様を見ただけでどんな現象が起こるか、おおよそ理解することが出来るという。
浮かび上がる紋様は特に特徴的で、見方によっては動物や器物のように見える者も珍しくないという。ただし、明確に何らかの生物と断定出来る形で浮かび上がるわけではない。

  • 波音と関連深いようで、特定の波音術では特定の精光反応が浮かび上がる。
    そのため、精術での戦闘はその反応を見てある程度の流派・傾向などを類推することが出来るとされる。

 

特徴・構成

概要にあるように、発光色幾何学模様文字象徴画状のパーツから構成される。
これらは複雑に絡み合っており、同じ現象を起こすとしてもその精術流派によって異なることが確認されている。そのため、これらの構成要素は活用する精素・波音によって定まっていると考えられている。

発光色

文字通り、精光反応の色合い。
その色合いから機能している精素の種類を判別することが可能。
また、発光色の色の濃さ、光の強さで活動している精素の領や稼働率などがわかる。そのため、光の強さ=精術の規模・威力の大きさを測る指標となる。

精光反応を規定する要素。
基本的にはその円の範囲内が精素を用いた現象が起きている範囲を示しており、その円の中を超えて精素が反応し、現象を起こすことはない。
円は精素制御の有効範囲が視覚化されているもの、と言える。

  • ただし、これは「術によっておこる現象の影響範囲」ではなく、「直接的に術が機能している範囲」を示している。
    そのため、精術によっておこった現象はこの円を超えて発揮されることは珍しいことでも何でもない。
    例えば、放術は術者全面の長距離に影響を及ぼす術だが、精光反応は大抵術者の前面に発生する。これは術者の前面にエネルギーの形成し、それを前方へ弾き出すという形で現象を起こすためである。
  • また、大掛かりな術の場合は大きな円の中にさらに細かな円が含まれる場合がある。
    その円の中にも模様があり、複数の術式が一つの形を成すこともあるなど、単に有効範囲としてとらえるには難しい面も持っている。

幾何学模様

円の内側に形成される複雑な模様群全般。
多角形で構成されるが、それらがさらに複雑に絡み合うことも珍しくない。
機能面については謎が多いが、起こされる現象の基本的な設計図なのではないかというのが主な学説。ある程度、多角形の組み合わせ方などで他流派と共通点が見つかる、という研究成果も出ている。
しかし、同時に「起こる現象の筋道次第で構成が変わる」とも考えられており、同じような現象(例えば発火するだけの術など)でも流派でプロセスに差異があれば、一見して同じ現象とはわからない構成をしているとされる。
また、図形のみならず線・点なども存在するため、多種多様なパーツが存在する。

  • 加えて、時に円を超えて模様がはみ出ることがある。この意味については、まだ解明されていないことが多い。

文字

何らかの文字のように見える物。
幾何学模様パーツ同様に起こされる現象の設計図を構成するもので、より細かな部分を構築するものと考えられている。
多くの術で共通した形態が見られることから、図形よりも個別の意味が強いものと目され、専門の研究家も多数存在する。しかし、図形同様に「同じような効能の術でも流派で現れる文字が異なる」ことも知られており、その内容の解析は一筋縄ではいかない。
また、文字も多数の種類があることが知られており、九大州の文字各種の崩し文字に似ていることが指摘されている。
あくまで似ているだけであり、実際はかなり異なる形状をしているが、大陸歴1800年代でも詳細は不明のままである。

象徴画

一部の術にのみ見られる、幾何学模様の亜種的存在。
何らかの動植物・器具を連想させる形の模様として現れる。
それが意味するところは謎が多いものも、これが現れる際は大抵大規模であったり、通常の幻章を凌駕する何らかの特性を備えていることが共通する。そのため、精素が特別な反応を起こす場合にのみ現れる反応なのではないか、という説が主流。
特にを連想させるものが数多く見られ、竜種と何らかのつながりがあるのではないか、とする声もある。

 

創作における備考

いわゆる演出魔法陣に相当するものです。
「魔法を使う時に浮かぶ魔法陣」という演出がありますが、「魔法陣の方が技術より先にある」という形だと思ってください。

 

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