概要
T26E1-1はアメリカ軍地上車両ツリーの23番目に使用可能になる重戦車。
スーパーパーシング(Super Pershing)とも呼称される。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | 5 |
BR | V |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
乗員(人) | 5 |
最高速度(km/h) (前進/後退) | 40.17/12.97 |
砲塔旋回速度(°/C) | 24°/C |
俯角/仰角(°) | -10 / +20 |
リロード速度(秒) | 12.5 |
車体装甲厚 (前/側/後/底)(mm) | 102/76/51/25 |
砲塔装甲厚 (前/側/後/上)(mm) | 102/76/76/25 |
エンジン出力(rpm/hp) | 2600/435⇒2600/500 |
重量(t) | 49.9 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 貫徹力 (前/側/後)(mm) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 90mm T15E1砲 | 1 | 16:(APCBC) 16:(HE) 10:(APCR) | △△ / △△ / △△ |
砲塔上面機銃 | 12.7mm M2HB機関銃 | 1 | 600 | △△ / △△ / △△ |
同軸機銃 | 7.62mm M1919A4機関銃 | 1 | 5000 | △△ / △△ / △△ |
解説
特徴
現状のアメリカ軍において最後に使用可能になる重戦車。
M26の試作型であるT26E1を改修し、主砲の換装に加えて追加装甲を取り付けたもの。
1枚目が指揮官がハッチから乗り出した時の視界図、2枚目がハッチから乗り出す前の照準、3枚目が砲手の照準全体図、4枚目が照準時の見え方、5枚目が運転手席の視界となっている。
【火力】
M26の90mmM3砲より貫通力が増しており、装甲の強靭さではトップクラスであるTiger II (H)やホリを正面から撃破することも可能。
Tiger II (H)では砲塔防盾の外周付近、ホリでも同様に戦闘室正面の砲身防盾外周付近を狙う必要があるものの、真っ向からでも比較的安定して貫通が可能になった。
また榴弾であるHE弾に関しても口径が大きいことから相応に強力であり、上手く着弾すれば4、5人の敵歩兵を一度に吹き飛ばすこともできるだろう。
一方でリロード時間が12.5秒と遅く、M26と比較してもかなり長くなってしまっている。
このことから用途を歩兵掃討という点に絞れば、M26もしくはシャーマンシリーズのほうが向いているだろう。
装填手にリロード時間短縮パークを習得させても約10.4秒であり、Tiger II (H)やホリとの撃ち合いでの不利は免れないので、初弾は慎重に狙いを定めること。
また、APCRは貫通力に優れるが弾数が10発と少なめなので、装甲の分厚い敵車両に対してのみ使用し、通常の敵車両には貫通力はAPCRにやや劣るが破壊力のあるAPCBCを用いるとよいだろう。
機銃に関しては一般的な同軸機銃の他に、砲塔部分に車長用の12.7mm機銃が装備されており、こちらはオーバーヒートが早いものの、敵歩兵相手であれば遠距離でも確実にキルを取っていける強力なものとなっている。
本車の主砲のリロード時間の長さを補うためにも上手に活用していきたい。
【装甲】
砲塔正面の防盾部分や、車体正面部分に多数の追加装甲が取り付けられており、M26より防御力は増したといえるだろう。
ホリ以外の日本戦車相手は無論のこと、ドイツ戦車でもTiger Eまでの相手であれば、かなり粘り強く相手ができる装甲になった。
しかし、相手がTiger II (H)やホリの場合は、車体では下部部分や機銃部分、砲塔では追加装甲に覆われていない部分を抜くことができるので、BR5帯ではあまり安心できる装甲とも言えない。
また、側背面は追加装甲もなく簡単に抜かれてしまうため、車体側面を晒したり砲塔を別方向に指向して撃ち抜かれないように注意しよう。
上部にある丸い筒状の物は平衡機であるため破壊されると砲を上下に動かせなくなる。
【機動性】
追加装甲の影響で重量が増加したにも関わらずエンジンは据え置きなので、パワーウエイトレシオが悪化している。
ほぼTiger II (H)らと同様の鈍重さであり、長距離の陣地転換はややじれったく感じるだろう。
最高速度は40km/hほどだが、よほど連続した整地面を直進しない限り、その速度まで達することは難しい。
シャーマンシリーズと比べると車体も大きいため、それらの感覚で移動すると障害物に引っかかりやすい点もM26と同様といえる。
一方で、M26ほどではないにしろ後退速度は比較的速く、シャーマンシリーズより素早い後退が可能となっている。
そのため、防衛拠点が陥落した際、マップの状況によってはその場で転回して後方に陣地転換するより、敵に正面を向けたまま後退するほうがスムーズな場合もあるだろう。
【総論】
M26と比較すると、機動性を犠牲にして更に強力な火力と装甲を手に入れた重戦車といえる。
より強力になった主砲で、中戦車級の車両相手はもちろんのこと、同格の重戦車たちであっても、弱点さえ的確に狙えば安定して正面から貫通させることができるようになった点は大きい。
装甲に関してもM26と比べて堅牢にはなっており、Tiger II (H)やホリらの強力な火力を持つ車両を相手にした際、M26のように簡単に爆散させられることは減った。
相手がこちらの弱点を狙いにくい位置取りを意識すれば生存性は更に増すだろう。
一方で、機動性が鈍重であることや、主砲のリロード時間が長いこと、加えて装甲も決して万全とは言い難い、という事情も抱えており、本車で活躍するには日本やドイツの重戦車たちより丁寧な立ち回りが必要とされる。
マップで戦局と味方の動きを把握しつつ、重要な地点に強力な火力を届けられるように意識することが重要となるだろう。
史実
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小ネタ
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出典/参考文献
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