エーギル・モデル 【Fafner Aegir-model】
竜宮島製ファフナーのプロトタイプの型名。機体開発コードは「AGX」。
西尾行美の設計により開発され、ジークフリード・システムを搭載した複座型*1の実験機。
「ゼロファフナー」と呼ばれる1機のみが建造された。動力炉の大きさに合わせて機体の大きさは100メートル近くに及ぶ。
しかし、起動実験は失敗に終わり、テストパイロット(西尾巧とその妻)の他に多数の死者を出した他、設計者の行美も一線から退く事となる(研究の全てはミツヒロ・バートランドに移譲)。
このため、戦闘兵器採用は断念されたが、機体自体はアルヴィス用の補助システムとして転用された。
アルヴィスの水中展望室から見える巨大な柱がエーギル・モデルのスタビライザーである。
「エーギル」とは北欧神話に登場する神の名に由来。
なお、全体のデザインは無印より2年後の物語である『HEAVEN AND EARTH』にて明らかになっている。詳細は該当項目参照。
武装
振動共鳴波やレーザーパレットなど。いずれも機体と一体化しており、ティターン・モデル同様、海中を潜行するためのサイレーンド装備も施されている。
登場作品・パイロットおよび主な活躍
- 『蒼穹のファフナー』/-
- アルヴィスの補助システムとして運用されている。
作中では機体の一部分がうっすらと見える程度で、全貌を把握する事は出来ない。
- アルヴィスの補助システムとして運用されている。
- 西尾里奈、西尾暉→鏑木彗
- 新天地を求めた長い旅の最終幕、目指す第三アルヴィスへの上陸作戦を支援するため、竜宮島の総力(ザルヴァートルモデル2機とマークジーベンを除く)に加えて参加。二人分のSDP「増幅」と機体本来の大火力の相性効果も視野に入れて、搭乗者に変更はない。
その巨驅と火力を活かして上陸部隊とアショーカミールを防衛し、ウォーカーをアマテラスとの協力で撃破し、過去のボレアリオスミールのように直接同化を仕掛けてきたベイグラントの結晶柱を受け止めもしたが、暉は同化現象の末期症状で砕け散った。
- 新天地を求めた長い旅の最終幕、目指す第三アルヴィスへの上陸作戦を支援するため、竜宮島の総力(ザルヴァートルモデル2機とマークジーベンを除く)に加えて参加。二人分のSDP「増幅」と機体本来の大火力の相性効果も視野に入れて、搭乗者に変更はない。
- 暉の代わりに鏑木が搭乗し、第四次蒼穹作戦を戦う。鏑木のSDP「転送」を里奈が「増幅」し、衛星軌道上のベイグラントを地上に落とすプランを成功させる。また、ゼロファフナーであらゆるSDPを発動可能(機体とパイロットが一致する必要がない)ことも判明した。
備考
- 当初の設定では通称である「ゼロファフナー」が用いられ、型名は不明だったが、『RIGHT OF LEFT』DVD初回版に封入されたリーフレットにて判明した。
- パイロットはノートゥング・モデルのように肩やふくらはぎに接続機器はつかず、背部にケーブルを接続する。
- アルヴィス内水中展望室は、起動実験失敗によって生じた空洞を利用して建造された。