その他/【クロノ・クロス】

Last-modified: 2022-02-13 (日) 08:02:37

1999年にスクウェアから発売されたRPG。
クロノ・トリガー」「ラジカル・ドリーマーズ」の続編。
ドリームプロジェクトは関わっていない故、前作とは雰囲気が大幅に変わり別物になっており
例えるならドラゴンボールの人造人間編でいうところのもう1つの未来の話になっている。
一応前作の敵も出てくるがやたらリアルになっている為、かつての面影は無い。

  • その割に本作発売直前に出されたPS移植版のクロノ・トリガーにはこれに繋がるとみられる(トリガーファンには衝撃の)EDムービーが新規挿入されており、ファンからの激しい賛否の渦を巻き起こした。
  • 製作経緯等の関係から作風としては、クロノ・トリガーよりゼノギアスに近い。

バトルシステムデザインは田中弘道
田中氏はFF1~3の延長線上としてバトルシステムを作っていて、

  • FF3のバトルシステムをアクション寄りに発展させた聖剣伝説2のモーションバトル
  • モーションバトルを進化させつつ純然たるコマンド入力式RPGに帰ったゼノギアス
  • ゼノギアスのバトルシステムを発展させたクロノ・クロス

という進化の流れでFC時代のFFを意識しながらバトルシステムをデザインしてきたとの事。

グリッドにエレメントを配置するシステムも、
FF3のジョブチェンジシステムの発展形として考案したという。

クリア後に手に入れられる試作時間変則器は後にFF12IZJSにて『ハイスピードモード』として復活する。


シンプルなシステムとストレートなシナリオで好評を博した前作に対して、
複雑なシステムと哲学的で混みいったシナリオとなっているため、賛否が分かれる作品となっている。
尚、プレイヤーキャラが総勢45名と非常に多く、3周しないと味方が全員集まらない。

  • それに対し、BGMの評価は高い傾向にある。ギターをベースにした各曲はサントラ購入の価値あり。

DS版クロノではこれに繋がるエンディングがあるが、リメイクか移植されない限り、これをやる人は……。

  • やった人に謝れ。
  • そもそもクロス発売少し前に出たPS版が初出のエンディング。
    • ↑そっちは王国崩壊ムービー。
      DSで追加されたのはサラや魔王(本当に『クロス』のアルフ?っていう話のすじの引きかたではあるが)関連の補完エンディング。
    • 一応、DS版での追加ダンジョンで、ある人物が王国崩壊の発端を示唆する台詞を残している。
  • トリガーDSの二年前にクロスの廉価版が発売されていたので、
    やろうと思えば簡単にクロスはプレイできたのだが。今でも。
    • 2011年以降の現在ではPS3の下位互換機能以外にもPSP/VITA/VITA TVでプレイできるゲームアーカイブス版ありますし。
  • 実際は、クロスの世界は、トリガーの世界からきっちり繋がる世界というより、「トリガーの先にはこういう未来もある」というパラレルワールド的な世界らしい。

前作はATBや魔法名などでFFの影響がかなり色濃く出ていたが、
こちらは技の名称やシステムがほぼ独自のものになったため、FFとの繋がりはほとんど見られない。
立場的には、FF外伝だった聖剣1から完全独立した聖剣2に近い。

  • 複雑すぎる世界設定と微妙にすっきりしないED、という構成は近年のFFに通じるものがある。
  • FF6の八竜ならぬ六龍神が出るなど一見ファンタジー性は濃くなっているが、
    その実中身はSFであるという点も、PS以降のFFっぽさが残っていると言えるかもしれない。

2022年4月7日にHDリマスター版ラジカル・ドリーマーズエディションが発売、タイトル通りラジカル・ドリーマーズも同梱されている。

  • それに伴い「アナザーエデン-時空を越える猫-」に連動企画で参加したが、それだけのためにゲーム誌にはクロノ・クロスについて一から十まで説明されていた。