キャラクター/【クラウド・ストライフ】/FF7

Last-modified: 2024-10-26 (土) 23:30:48

【クラウド・ストライフ】/FF7派生作品
【クラウド・ストライフ】/FFT
【クラウド・ストライフ】/DFF
【クラウド・ストライフ】/その他


FF7

概要

FF7主人公。自称元ソルジャー1st。21歳。
興味ないね」が口癖のクール系(本編初期)。
しかし本編初期でも、初心者の館や蜜蜂の館・女装・演劇など、数々の場所やイベントにて意外にもノリの良い面が窺える。
実は1stはおろか、ソルジャーですらなく一般兵士
セフィロス、親友ザックスと共に16歳の時に任務でニブルヘイムを訪れるが、自分が一般兵止まりの現状だとティファには打ち明けられずにいた。
ニブル事件にて負傷し、セフィロス・コピー計画*1と称された人体実験のサンプルにされてしまう。
それから5年間(21歳になるまで)ずっと監禁拘束され、10代後半の思春期を棒に振る。
 
同時に捕らえられたザックスよりも精神的に虚弱であり、人体実験後は彼よりもかなり早く正気を失っていた。
本編開始直前に、一人で拘束を破った彼により救出。意識混濁としながらも収容されていた神羅屋敷からようやく脱出した。

ミッドガルに着く途中でザックスは銃殺されるが、ソルジャー適性の有る者と違って、
魔晄に耐性が無いせいで魔晄中毒に罹っていたクラウドは「放っておいてもすぐに死ぬだろう」と判断され、その場に放置され生き延びる。
予想に反し、その直後クラウドは立ち上がり、ザックスの持っていた得物を手にミッドガルへと歩いていった。
  
その後、中毒状態の意識のまま、ミッドガルにてティファと再会した際、
彼女の記憶をクラウド自身のジェノバ細胞が読み取り、またその折に自分が理想とするクールな性格や、
何かと都合の良いザックスの立ち位置や経歴などが、クラウドの素の人格に混ぜ合わさって
「偽りのクラウド」が無意識に作り上げられた。
クラウドの中で混ざり合ってしまった要素は
・ソルジャーの理想像(ニヒルでキザ、ザックスと練習していた格好いいポーズ等)
・憧れの先輩であるセフィロスのような強さ、冷徹さ、プロフェッショナル精神
・親友であり、自分とは根本から対照的なザックスの精神的な強さやしたたかさ
・自分自身の、故郷とティファの記憶
・彼の元からの性格である、人付き合いの苦手さや口下手さ、根暗さ、陰湿な思考回路
等である。これらによって「無敵の元1stソルジャー・クラウド」という都合の良い存在を自己に投影する。
その虚像を物語の途中まで演じ続けることになる。
しかし時折、素の面を覗かせることも。
後半では性格がガラリと変わるが、それは己の弱さから目を背けるのをやめ、本当の自分を取り戻した為。
最後は長く自分を縛り続けていたセフィロスを倒し、真の意味でセフィロスとの決着を付けた。

  • 本来のクラウドを象徴するこのセリフに代表されるように、内向きだが芯の強い性格が本来の彼の姿。派生作品で根暗と呼ばれている姿もまぎれもなくクラウドの一面。
    序盤の彼はザックスの力強さを取り入れて非常にヒロイックになっているが、それは偽りの彼。

中学卒業した時に両親を亡くす、拉致られ人体実験の材料にされる、女装させられる(でも途中からノリノリ)、
親友とヒロイン死亡が不可避、精神崩壊を起こしかけたり、再度の魔晄中毒から入院生活を送ったり、
と主人公にしては散々な扱いをされているかなりの不幸キャラ。


竜巻の迷宮ではこれらのことを知っていたセフィロスに利用され、クラウドは自身を偽物と思い込み言われるまま言いなりになってしまう。その後、迷宮の崩壊に伴い行方不明となっていたが、後にティファらによってミディールにて重度の魔晄中毒患者として収監されているところを発見された。ティファが付き添いに残ったので二人してしばらくはパーティーから離脱。後にアルテマウェポンが村を急襲するが、その際にティファと共にライフストリーム内に落下し、二人でクラウドの精神世界にて本当の彼を探すことになる。ティファが真実を話したことで本来の自分を取り戻し、「ソルジャーになれなかった一兵卒のクラウド・ストライフ」であることを受け入れ復活した。
詳細は【ティファとの自分探し】より


本編では人体実験で16~21歳の5年間廃人状態だったためか、精神年齢が16歳あたりで止まっていたようで少し子供っぽいところを見せる事がある。
肉体に関しても16ならまだ身長が伸びたりと十分成長したりするのだが、そのような様子もなく、こちらも16で成長が止まっていた可能性がある。(あくまで推測上の話ではあるが)


上記の真実は神羅側はもちろん把握しているはずだが、2重スパイも含めて言及しないのはなぜなのだろう。教えてくれてもいいのに。

  • 放置しとけば勝手に死ぬと判断されたから、実験の関連情報とかソルジャーに在籍してた際の個人データとか廃棄されたんじゃね。
    それから5年もたってれば会社側の人間の記憶もあいまいになって「神羅にこんなやついたっけか?」ってなるだろうし。
  • 実験体としてはナンバリングすら無いので、恐らく個体データは管理されていない。実験関係者ってだけなら、クラウドの名前すら知っているか怪しい。
    一般兵士時代のクラウドを知っている人は居るかもしれないが、その場合の見え方は「5年前に任務先で死亡したと思われていた奴が、実は生き延びていて、今は反神羅組織で元ソルジャーを名乗っている。」という図。
    単にクラウドが反神羅に身を投じて、嘘の経歴で見栄を張っている、としか思われない。
    神羅側が把握しているのは断片的な情報にすぎないので、それら全てを「アバランチ所属のクラウドと言う男」に結び付けて、真相を把握するのは難しいと思う。
  • プレジデント神羅も「ソルジャーの名前なんていちいち覚えてない」とも言っている。ましてや一般兵の名前なんかは把握してないだろう。

設定

年齢:14歳(CC)~24歳(DC)
職業:神羅兵→何でも屋→運び屋
身長:173cm
体重:不明
生年月日:8月11日 獅子座
血液型:AB型
出身地:ニブルヘイム
CV:櫻井孝宏(KH・DFF・AC・DC・CC・スマブラ)
    堀内賢雄(AC版エアガイツ)
    佐々木望(PS版エアガイツ)


料理は作れずカエル(カエル状態?)が嫌い。
絶対崩れないツンツン頭の、クールなギャグメーカー。

  • 物理法則を一切無視した髪形は崩れる事を知らない。
    • やった人間はいないそうだが、髪形を崩されると怒るとのこと。
  • ガチガチに固めない程度に毎朝セットしているらしい。
    • 別荘を30万ギルで購入すれば、その様子が見られる。
  • 神羅兵の制服にヘルメットがあるが、あの髪形でどう被るのか、ヘルメットが浮く事間違いなし。
    特注品なのだろうか、ただの一般兵なのに。
  • 初期のデザイン画だと、オールバックに所々に逆立った毛が見られる、どちらかといえばルーファウスに近い髪型であった。

クラウドは宝条によりジェノバ細胞を植え付けられるが、失敗作と認定を受け、破棄される。
ジェノバ細胞と魔晄に浸されることでソルジャー製造と似た過程を経たため、
ソルジャー特有の青い瞳と強靭な肉体を持つこととなった。

  • それ以前は、何色の瞳だったのだろうか。
    • CCFF7を見ると魔晄の瞳とは異なる青色。さらにFF7Rのクラウドの回想に登場したクラウドの母親も青色をしてた。

これまでに書かれている通り、クラウド本人は元1stソルジャーでなく、一般兵である。
ソルジャーは人間離れした強靭さを持つ改造兵士なのだが、
物語開始時点の能力では完全な一般人のエアリス、単なるゴロツキでしかないバレット・ティファ達と大差が無い事からも、その経歴が偽りである事が伺える…

  • 5年間寝たきりで精神崩壊という状態からろくにリハビリしていない体を、
    駅前でティファと再会した瞬間にジェノバ細胞が即席で作った
    不安定な人格が動かしているという状況なので、
    一般人並みに動けて思考ができるだけ奇跡のようなもの。
    実際セフィロスコピーとして成功したのはクラウドだけだった。
  • クラウドは一般兵だった頃にソルジャーと同等の力を持つアバランチの改造人間の部隊を野太刀一本で壊滅させてたり、不意打ちとはいえセフィロスを倒したりしているところを見ると素でソルジャークラスの身体能力、戦闘能力を持っていたと考えられる。それなのに序盤が弱かったのは、ジェノバの力を制御しきれてない上、実験の影響で相当衰弱していたのかもしれない。実際にAC以降ではヴィンセントを除き、他のメンバーとは次元の違う戦闘能力だった。
  • 「過酷な自然環境であるニブルヘイムで育ったため身体能力が高い」という設定をどっかで見たような(ちなみにこれはティファも同じ)。
  • 一般人やゴロツキと大差ないって…。むしろ全能力の平均値は全キャラぶっちぎりのトップなんだが。
  • 本当はソルジャーでは無かった事を明かすとバレットが「でも強かったじゃないか」と疑問をぶつけており、仲間内でも一目置かれる実力者である。またその理由としてクラウドがソルジャー作成と同じ過程(ジェノバ細胞の移植)を経ているので肉体も同等だからと返答している。
  • バレットは年齢はちょっと高めだし正式な訓練は受けてないが、元々体格に恵まれた上炭鉱労働で鍛えた肉体+右腕の銃を使いこなし場数も踏んだ男、ティファもザンガン流格闘術の使い手であって、家族もない若い女性があの治安の悪いスラムで生き抜いてきたという事情・経歴も考えるとそこらのゴロツキとは一線を画した強さを持ってると思うんだがな。
    その人達と不安定な状態でタメ張れる(それに作中でも「さすが元ソルジャー」な評価もある)んだから十分でしょう。
  • スペック自体は設定上も作中の説明でもはセフィロスコピーはソルジャーと同等の能力です。
    ゲームバランスのために設定とゲーム上での能力にある程度の乖離があるってのはよくある話
    ソルジャーの適性であるジェノバに侵されない精神力がないためにソルジャーにしてもらえなかったが宝条に拉致られてソルジャーとほぼ同様の改造及び能力のセフィロスコピーとして改造されただけの話、そして精神力の問題で自我がおかしなことになったと

バスターソードと服は遺品。
無印インターでは神羅屋敷脱走時、ザックスがクラウドに服をあげるシーンがある。
(本編ではザックス自身の服だが、CCでは神羅屋敷にたまたまあった服になっている)
なおBCでは脱走直後から既に着ている。

  • 「ちょっとニオうかな」の服だが、ザックスの物なのだろうか。

リミット技リスト

究極リミット技アイテム使用時

  • 他人
    興味ないな
  • 修得できないとき
    良くわからないな……
  • 修得時
    そうか!わかったぞ。

<中盤の壊れゼリフ>

<復活したら、人が変わった>

<女装伝説>

<その他セリフ一覧>


全ての能力値が高く、装備できる武器は攻撃力も魔力も上げるため、
物理攻撃はもちろん、魔法攻撃でも十分戦える。

人物像

プリシラの人工呼吸にうろたえたり、ユフィからのキス(頬に)で固まったり
また「(デートしたことは)正式には、ない」との発言を見るに、過去に女性経験はあまり無かった様子。

  • まあ大分人見知りだしねクラウド。イケメンなんでかなりモテはするんだけど…。

蜜蜂の館突入時が異様に気合入っていたり、五年前の回想時にティファのパンツを盗める

  • コスタ・デル・ソルでは女性陣の水着姿を想像してクールなお顔が崩れる一幕も。精神的には思春期なこともあってか意外とムッツリな模様。
  • さらにビーチの女性にオイルを塗ることができるが、その時のクラウドはクールな主人公とは思えぬ動きをしているため必見
  • 背伸びパンツの件は偽の記憶を持っている頃の話なので実際にやった事なのかは不明である。クラウドが割とムッツリちゃんなのは間違いないだろうが。

乗り物酔いになりやすい。
自分がソルジャーだと思い込んでた時は、乗り物酔いをしないザックスになりきっていたためか、
酔うことはなかったが、本当の自分を取り戻すと同時に乗り物酔いも戻ってきた。
ユフィとは同じ悩みを抱えた者同士、乗り物酔いについて語り合う時もある
自分で運転する分にはあまり酔わないようだ。
ゴールドソーサーのジェットコースターのミニゲームでは、終了後に低確率でゲロを吐く。


意外と守銭奴だったりする。
初心者の館のシステム説明で「しかもタダでだ!」という発言したり、バレットに高額報酬を要求したり…(笑)

  • ゲームの世界といえど世の中金である。ある意味現実主義者。
  • しかしエアリスとのデート1回は彼にとって高額だった様子。
  • 序盤における守銭奴な面は、逃亡中でのザックスの「なんでも屋」提案の言葉「とりあえず金だよな」に影響されているのかも…?
  • 本編後半、記憶を取り戻し本来の人格に戻ったクラウドは特に守銭奴なところは見せないので、あれもジェノバの影響による偽人格のものなのだろう。

ほとんど話したことがないティファをいきなり呼び出して「俺はソルジャーになる」と宣言して村を出ていくが、
当のティファには(仲がいいわけでもないのに何でいきなりこんな話してくるんだろ)と思われていたことが判明する。

  • プレイすると分かるが、村の給水塔にて話をするまではクラウドとティファはさほど親しくはない。クラウドの方は相応に思う所があったが、一方でティファは知り合い程度の認識。ティファがクラウドを意識するようになったのはクラウドが「俺はソルジャーになる」と言って村を出てから。

クラウドは、ジェノバ細胞の作用によって「クールで自信家な元ソルジャー1st」として記憶と性格を書き換えられたが、
元々の「ソルジャーになれなかった本当の自分」は心の奥に残っており、それが内なる他者としてクラウドの心に語りかけてくることがある。
当初クラウド本人はこの声が、内面にあるもう1人の自分から発せられているとは理解しておらず、語りかける声に対して「あんた誰だ?」と反応していた。

クラウドが最初にもう1人の自分の声を聞くのは、ゲーム冒頭の壱番魔晄炉爆破ミッション中であり、
ここでは「目をさませ!』『ここはただの発電所じゃない!!』と呼びかけられる。
以降もたびたび声を聞く場面があり、

  • 『あの時は…… ヒザをすりむいただけですんだけど……(スラムの教会へ落ちた時)』
  • 『遠くからながめてるだけじゃ なにも変わらないって気づいたんだろ(蜜蜂の館)』
  • 『(ティファと)どうして二人きりで会えなかったんだろう?(ジュノンの宿屋に泊まった時)』

など、これら謎めいた言葉の意味や問いかけに対する答えは、後半のクラウドの記憶探しイベントにおいて明らかとなる。
以降はクラウドの人格も1つに統合されたようだ。

  • また、内なるもう1人のクラウドは「起きられるか?」「つかれてるみたいだぞ」と第三者的に喋っており、
    同じ身体の中に存在しながらも、感覚は共有できていないようだ。
  • ちなみに、ただ声が聞こえてくるのみならず、
    ドッペルゲンガーのごとく幻の姿が現れる場面もあり、
    特に「だ~めだよぅ!」「こわがっちゃだめー!」というセリフと共に
    子ども姿のクラウドが現れて、セフィロスに黒マテリアをわたすのを
    阻止しようとするシーンの異様さは、短いながらも記憶に残る。

元々引っ込み思案(仲間に入れてって言えなかった)で、周囲を見下し荒れていった過去がある。

関連作品

<参考>
スクウェアエニックスの看板男、クラウド・ストライフのその他の出演作品一覧
コンピFF7 Advent Children/Before Crisis/Crisis Core/Dirge of Cerberus
エアガイツキングダムハーツ/キングダムハーツFinalMix/キングダムハーツCOM/
キングダムハーツ2/FFTいただきストリートsp /大乱闘スマッシュブラザーズfor/大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL

余談

あんまり触れられてないがバイクとの関わりの多いキャラ。
モンスターマシンとさえ形容される単車を鮮やかに乗りこなす姿は非常にカッコいい。
ゴーグルをつけたライダースタイル(AC)も様になる。


プレイ次第では、蜜蜂の館でムッキーや筋肉質な野郎達と風呂を共にしたり、
バレットとデートしたり、またプリシラの爺さんに人工呼吸されたり(潜水艦ゲーム失敗時)する。
なんという誰得展開。


ゼノギアスの宣伝もやってくれた。
「百億の……鏡のかけら……小さな……灯火……捕らわれた……天使の……歌声……ゼノ……ギアス……」

  • このセリフは実は未収録OPとEDの歌詞の一部をそれぞれ合体させたもの。

名前を日本語訳すると、フルネームで「闘争の雲」。
雲=雨が降る前触れ、と考えられるため、「闘争の兆し」と意訳される。
なんというか、名前からして不穏な感じがする男である。


野村曰く、クラウドを描く時のこだわりは、「あまり根が明るい性格ではない、という点に気を配ります」らしい。
コミカルなクラウドがFF7本編以外で見られない理由はこのせいだろうか?
ちなみにクラウドの頭が、金髪なのは「暗い背景の中でも目立つ」ように、
ツンツンなのは「使えるポリゴン数の制約を考慮して記号的に判別できる」ようにしたためらしい。

  • かのイタリア系配管工がヒゲでベレーでオーバーオールなのは、
    それが「小さいドットでもはっきり表現できるスタイル」だからだと聞いたことがある。
    時代は違えど、ともに新たな表現の地平を模索した結果成功したゲームとして、通じるものを感じる。
    • 些末なツッコミだがマリオの帽子はベレーじゃないぞ。
      • じゃあなんて帽子、と思って調べてみると、ハンチングともキャスケットともつかぬ感じらしい。

あまり知られていないが、クラウドは14 歳までニブルヘイムにいた。
つまり、ティファにソルジャーになると言ってから、実際に村を出るまでかなり間があったことになる。

  • 「思い出して、あれは7年前よ」とティファが言っているので、宣言したのは村を出る直前では?
  • 「春になったら」と言っているので、半年ぐらいが妥当では?
  • ニブルヘイムを出たのが14歳、2年間頑張ったがソルジャーになれず、神羅兵としてニブルヘイムに帰ってきたのが16歳。
  • よく考えてみると田舎(ニブルヘイム)から何のコネもなく、世界一の大企業(神羅カンパニー)に就職したというのも凄いのでは?
    • 多少能力があって試験を通れば採用されるのかもしれない。ザックスも田舎の出だが、ソルジャー・クラス1stにまで上り詰めたのだから。

アバランチの初仕事をクリアした後にセブンスヘヴンで酒を飲むのだが、16歳から5年間ポッド生活で21になってティファと再会したわけなので、これはクラウドにとって初飲酒だった可能性がある。
しかもキツめのやつ。
良く吐き出さなかったものだ。
これもジェノバ細胞のおかげか。


宝条の実験を受ける前からぶち切れただけでセフィロスに勝てる才能の持ち主である。
まさかドラゴンボールのスーパーサイヤ人のごとくあの時だけ強さが50倍に跳ね上がったのだろうか。

  • 子供時代にニブル山の吊り橋から落ちてもクラウドだけ無傷だったあたり生まれつき体だけは強かったと思われる。
    …しかし心は弱かった。
    • ひざをすりむいただけだが一応無傷ではない。ちなみにティファは7日間意識不明だった。

ファミ通で行われた、人気キャラにおいて、任天堂のひげ親父とピンクのなまものには勝てず
3位にランク入りしたが、対する因縁の相手は、亀の親玉を制して1位に君臨した。


ギネスが行った「ゲーム史上最も有名なゲームキャラクターTop 50」では並々ならぬ世界のゲームキャラ達を破りなんと5位に。ギネス入りを果たし、その世界的な人気を知らしめた。ちなみに宿敵もランクインしており彼は32位だった。


上記2つの他、海外で行われたFF人気キャラランキングで1位、偉大なゲームキャラランキングで13位、国内で行われたゲームのイケメンキャラランキングで1位、電撃の好きなゲームキャラランキングで男性部門1位、オリコンの好きなゲームキャラランキングで2位、高須クリニックのなりたい顔ランキングで謎の19位とFFの枠を超えて、国内外問わずあらゆるランキングで上位にランクインしており、彼の人気の高さが窺える。

  • 2020年2月29日NHKの全ファイナルファンタジー人気投票ではキャラクターの部門で1位にランクインした。

リマスター版で初めてポリゴンモデルに口があったことを知った人は多いのではないだろうか。

FF7R

リメイク版のデザインはオリジナルとほぼ同じ。
バスターソードのデザインがオリジナル版準拠に戻された程度。
CV:櫻井孝宏/相澤幸優(14歳の少年時代クラウド)


ゲスト出演やコンピレーションに合わせて過剰に無愛想で暗い性格にされてしまうことを心配する声もあったが、蓋を開けてみれば一見は皮肉屋で格好つけだが根はお茶目で優しいオリジナル版を思わせる共感しやすい性格であった。
バレットにいくつか聞かれてソルジャーのクラスを答えたりエアリスのハイタッチを最初理解してなかったりとやや天然。
オリジナル版同様に恋愛関係にウブな所も多々見られ、積極的なジェシーやエアリスは少し苦手そうにしている。

  • そのせいか、発売してしばらく後、SNSの検索機能で「クラウド」と入力すると「クラウド 童貞」というサジェストが出てきたこともあった。
  • エアリスやジェシーを苦手そうにしている反面、ティファを相手にしたときは幼馴染故の距離の近さを感じさせるシーンがある。
    マーレに自分のことをどう紹介したのか気にしたり、ジョニーへの対応の甘さを心配したり、列車から飛び降りることを躊躇するティファを引っ張ってあげたり、七番街崩壊後に失ったものを思い泣き崩れるティファを抱きしめたり…。
    チャプター4のティファが部屋を出た後に、小さな声で「おやすみ、ティファ」と呟くシーンなどは、クラウドの本来の優しい性格がよく出ているシーンではないだろうか。
    • むしろFF7Rのクラウドはティファ以外どうでもいいといった風にさえ見える。神羅に拐われたエアリスに対しても割と義理で助けに行くといった感じ。それよりその日の夜神羅でどんな酷い目に遭わされているかわからないエアリスの事より家を無くして泣き崩れるティファを強く抱きしめるクラウドは心底嬉しそうな表情をしてるし神羅ビルでも落下したティファに階段越しからものすごい勢いで心配していたり…。
    • 原作を踏まえるなら、この時点のエアリスはまだクラウドを通してザックスを見ている段階。また、少年時代のクラウドはティファの気を引きたくて必死だった
      というバックボーンがあった上で見るとむべなるかなという描写。ただ当のクラウドはそれを知らないはずなので、原作プレイヤーに寄せた展開といえる。
  • 無愛想ながらも面倒見がよく、ジョニーから助けを求められた時は何だかんだで聞いてあげ、子供にもよく慕われている。
    また、ジョニーやウェッジからは兄貴と呼ばれ、その度に「兄貴はやめろ」と言っているが、全く聞いてもらえない。
  • なんでも屋クエストでは、人付き合いは苦手ながらも真摯な仕事ぶりから街の人々からの信頼を得る。
    依頼人に肩入れしすぎない傾向があり、そういった態度が相手の心証を損ねることもしばしば。しかし、突き放されたことで奮起するなど、結果的に相手の自立を促していることもある(本人にその自覚があるかは不明)。

一般兵時代に同期の警備兵との交流があり、神羅ビルで再会するシーンも。
同期の兵に死亡した噂を心配されていた描写からもクラウドの人当たりの良さがうかがえる。
兵がカンセル達も呼ぶと言っていたので彼との交流もあった模様。


大家マーレの「おととい来たんだって?」という台詞から、七番街スラムでティファと再会した翌日に壱番魔晄炉爆破作戦に参加したと考えられる。(マリンとの面識も無かった)


クラウドちゃんこと女装イベントもばっちり再現された。
今後黒マテリア関係がどうなるかきになるところ。


ミッドガル編となる今作では原作より幻視や幻聴が増えている。
ほとんどはセフィロス関連でありクラウドを誘き寄せるリユニオンの一環と思われるが、これから起こるはずの未来を幻視しているような場面もあり謎が多い。

  • プレイヤーからは「このクラウド2週目か?」などと言われたりしている。

戦闘では剣を使う近距離キャラ。ステータスも平均的。
モードチェンジによって、攻守のバランスのとれたアサルトモードと攻撃特化のブレイブモードを使い分けるややテクニカルなキャラクター。
リーチは長めで攻撃範囲に優れるがやや振りが遅い。
遅さの割にスーパーアーマー等はなく潰されやすいので、何の工夫もなく殴り合いを挑むとキャライメージに反して不利になりやすい。(もっともクラウドに限らずFF7Rの近接攻撃全般に言える特徴ではあるが)
その分バースト狙いに優れたバーストスラッシュや出の早く威力もあるラピッドチェインなど強力な技が多いため、ATB消費アクションによる爆発力は良好。
また、ブレイブモード時のガードカウンターや反撃の構えによるカウンター戦法はクラウドしか出来ない芸当。

  • イメージ的に物理特化の印象を受けるが実はエアリスの次に魔力が高く、魔法も得意。

個人的には英語版と日本語版でややクラウドの性格が違ったように感じられる。特にチャプター1のガードスコーピオン戦では同じセリフでも日本語版のクラウドは冷静に状態に対応しているように聞こえるが英語版だとややキレ気味にバレットに対してセリフを言う。
例えば、ガードスコーピオンがテイルレーザーを放とうとする時のセリフ ク「レーザーだ」 バ「わーってるって」
    ク「だったらさっさと隠れろ」
    C「heads up - tail lazer!」 B「I see it!」

           C「Then, take cover already!!」

同じセリフでも英語版の方がクラウドの焦燥感が感じられるような言い回しになっている。

FF7R2

原作からしてそういう場面なので仕方ないが、章を進めるごとにドンドンおかしくなっていく。
セフィロスの幻視も前作から輪をかけて増えており、クラウド自身はソルジャーの劣化による影響ではないかと思い悩んでいる。
幻影に惑わされティファの存在をジェノバの擬態と疑うようになりゴンガガの魔晄炉ではとうとう手にかけてしまう。(なんとかティファは無事でその後和解。)
調子が悪くなり動けないような場面も多く、クラウドがリーダーから外れる場面も。
仲間たちも直接言わないだけで、「クラウドはどこかおかしい」と認識するようになっていき、距離のようなものを感じるように。

  • 表現力が格段に増した本作ではリアルな統合失調症患者とそれを必死で介助するティファという趣があり非常にツラいシーンが連続することとなる。
  • なお、クラウド本人も自身がどこかおかしいということをゴンガガの時点で認めている。原作ではあくまで他人の評価だった「知っていて当然のことを知らなかったり、知らないはずのことを知っていた」ということを自認していたり、
    ライフストリームに落ちるまで思い出せなかった友人を旅の途中で思い出している。
    総じて、ジェノバによって作られた記憶と本当のクラウドとの間で苦悩している描写が原作よりも早い段階で出てきている。

ストーリーがシリアス路線に入ったとはいえ、幼馴染の部屋を物色したり、一度その気になると調子に乗りがちだったり、カエルやモーグリになってみたりといった面白クラウド君も健在なので安心してほしい。
ゴールドソーサーでのデートイベントでは原作同様受け身姿勢でいる場合が多いが、新たにデート相手に加わったナナキや、ユフィに対してはノリの良い一面を見せる事も。
極め付けはティファとのゴンドラデート。原作はおろか本作のどのデート相手と比較してもこれまでにないほど積極的な姿勢を見せており、特に高好感度時は本作随一のロマンスシーンとなっている。

  • 「俺たちはもう、ニブル山から転げ落ちた子供じゃない」はホントいい台詞だと思う。
    ティファ対する思いやりや慈しみが伝わってくる。

クライドの不安定さはゴンガガ魔晄炉あたりから徐々に見せるようになっていったが、それでも黒マントや黒マテリアが関わらなければまだ普段通りのクラウドであった。
しかし物語の最終盤、特に古代種の神殿のレッドドラゴン撃破後から決定的におかしくなり始め、黒マテリアの入手に過剰に固執するようになる。
仲間に全く気を使わず、神羅兵やタークスを躊躇なく殺害しようとするなど、今までのクラウドが嘘のような冷血な姿を見せる。
神殿クリア後は錯乱しエアリスを殴るシーンこそカットされたもののセフィロスに惑わされエアリスを追い詰めてしまう。
その後は正気を取り戻すもエアリス共に転落してしまう。
セフィロスとの会話や並行世界のエアリスとの邂逅を経て、彼女から託された白マテリアをエアリスに渡したクラウドは今度こそエアリスを守るため、忘らるる都へと向かう。
そこでセフィロスの傀儡となったフィーラーとセフィロスをザックスや仲間達、その手で守ったエアリスとともに撃破したのだった。
…しかし、完全撃破には至らず、良くて引き分け程度に終わり、エンディングではクラウドにはエアリスが見えていたのに対して、仲間達は悲しみに震えエアリスが見えていないという奇妙な状態のまま、FF7リバースの物語は一旦幕を閉じることとなる。


忘らるる都での決勝の後、セフィロスに手渡したはずの黒マテリアが何故か手元に存在しており、それを眺めた直後にジェノバ細胞の介入が発生。不気味に「リユニオン」と呟いた後、「バスターソードに黒マテリアを埋め込む」という異常としか言いようのない行動を取る。

  • 他キャラクターには見えていないエアリスを認識しているなど、何かしらの異変が発生しているように見える。
  • 他にも仲間達には空の割れ目が見えないのに対して、クラウドには割れた空が見えている。
    クラウドはセフィロスとの戦いや並行世界に一度移動したことなどになり、並行世界の存在が見えるようになってしまったのだろうか。

過去のクラウドとのキャラクターの違いや古代種の神殿で冷徹だったり錯乱した時の演技は必見。
ついでにカエルになった時やモーグリになった時のいい声で鳴く演技も必見。


古代種の神殿では各キャラの過去を見つめ直す試練イベントが発生するが、唯一クラウドには存在しない。
そして各キャラの試練の終了後、次のフロアに進んだ際に、クラウドのイベントが発生するようになっている。
そのフロアの名称が「人形の回廊」になっているあたりに…スクエニさんさぁ…。


クラウドがニブルヘイムを出る際、母親のクラウディアから支度金として2000ギルを渡されている。
そのため、やたら2000ギルにこだわる場面がある。


R1でもそうだったが、シミュレーター用ゴーグルを掛ける際に毎回顔がどアップになって笑いを誘う。
ゴーグルを掛けると釣り目のひょうきんな顔になるため、折角のイケメンが台無しである。
ちなみにこの顔面どアップは、R1は勿論、Gバイクや観劇イベントでも徹底されている。


戦闘面では基本アクションとして新たに遠距離攻撃と突進攻撃を習得し、更に万能のアタッカーとなった。
単独で空中戦に移行できるようになり、空中対応の技も多い等、場所を選ばず戦えるようになっている。
今作では全キャラへのジャスガ導入やカウンター不可の遠距離攻撃を使う敵が増えたが、敵の遠距離攻撃に対するノーダメージの反撃・カウンターシュートの追加により、依然としてカウンター戦法も強い。むしろカウンターシュートのおかげで遠距離戦の待ち戦術も強くなった面がある。
新アビリティ「真ブレイブ解放」の効果中はブレイブモード中の強撃が強化され、モーションもより豪快なものに。悩みだったATB無消費の火力が大きく向上。大剣使いらしさがより増した。また、真ブレイブの□長押しは攻撃力の高さに加え、自身に一定時間攻撃力1.6倍の効果を付与、更にヘイスト状態だとフルヒットでATBを9割回収するため、使いこなすと恐ろしく強い。
武器アビリティの爆発力自体は変わらず高く、器用万能に近い強さ。
前作の他のメンバーより特化した部分が少なく、パッとしない印象だったのを大いに覆したと言える。
また、ルーンブレードを軸に魔法攻撃力特化の装備・マテリア構成にすると、エアリスに次ぐ高い魔法攻撃力を備えた状態になり、魔法アタッカーとしても活躍できる。
難易度ハードでの周回プレイや、バトルシミュレーターのチャレンジ・レジェンドではHPきゅうしゅうMPきゅうしゅうとガ系攻撃魔法の組み合わせがかなり有用なため、特に活躍が見込める。

  • 回避後攻撃で遠距離攻撃、攻撃長押しでいつでも空中戦に移行できる。
    特に後者は空中の敵を狙うだけでなく、ブレイバーの空中発動やエアリアルドライブの発動に便利であるため覚えておこう。

*1 セフィロスコピー計画…一般人にジェノバ細胞を植え付けて魔晄を浴びせ続けることで、より簡易にセフィロス級ソルジャーの製造を目指すもの。ゲーム途中でクラウドたちは自分と同じ被験者たちと何人も巡り会うのだが、彼らと違って宝条博士より失敗作(インコンプリート)とみなされたクラウドはセフィロスコピーに共通する数字の入れ墨(ナンバリング)が無いためか気付くことはなかった。そのため『セフィロスコピー・インコンプリート、ナンバリング無し』、これが標本としてのクラウドの名であった。