その他/【ポケットステーション】

Last-modified: 2023-07-28 (金) 08:16:55

概要

プレイステーション(PS1)の周辺機器の一つ。
メモリーカードと同等の機能に加えて、携帯ゲーム機のような画面とボタンが付いており、PS本体にポケットステーションを接続してゲーム側からアプリのデータをインストール(セーブ)することで、ミニゲームを遊ぶことができる。赤外線による同機器間の通信機能も備えられている。
FFシリーズにおいては、『FF8』(ミニゲーム名:【おでかけチョコボRPG】)と『チョコボスタリオン』(正式名称なし)にて専用のアプリが存在する。

ミニゲームで取得したアイテム等はゲーム本編に還元されるので、ソーシャルゲームにおけるガチャや通信交換機能のような役割を持っていた。
おでかけチョコボRPGではポケットステーション本体に付与されたIDによって希少アイテムが得られる確率に格差があり、上位のIDでなければ最上位のレアを引ける確率が0%という無慈悲な設定となるため、高い恩恵を受けるには有利なIDの本体も求める必要があった(IDは購入時の物以外にも、通信による書き換えが利用可能)。

インターフェース

ポケットステーションの音量を調整するモードの状態で下キーを押しっぱなしにすると、PS本体のメモリーカード画面を使用せずともセーブデータを見ることができる。
基本的には、PS本体に搭載されているメモリーカード内のセーブデータをコピー・削除するモード(PS1で言う「メモリーカード」、PS2で言う「ブラウザ」、PS3で言う「メモリーカード管理」)で見られるアイコンを白黒にしたものが表示されるが、一部はポケットステーションの画面専用のアイコンが用意されている。
FF8の本編のセーブデータでは3等身のパーティキャラ、チョコボスタリオンの本編のセーブデータでは真っ黒なチョコボが素早く左右を向くアイコンを見ることができる。

対応機器

実機用のディスクから専用のアプリをインストールするためには、ポケットステーションを接続したPS1かPS2でプレイする必要がある。
残念ながらPS3では普通のメモリーカード扱いされてインストールできない。実機のポケットステーションを接続したメモリーカードアダプターを接続しても無駄。
また、PSアーカイブスとして購入したPS1ソフトから専用のアプリをインストールするためにはVITAでプレイする必要がある。
残念ながらPS3はもとより、PSPでも普通のメモリーカード扱いされてインストールできない。

ちなみに普通のメモリーカードにゲームソフト側からポケットステーション用のアプリを直接インストールすることは不可能だが、インストールが終わった後のポケットステーションのアプリをPS本体を用いて普通のメモリーカードにコピーすることはできる。
アプリをバックアップすることで、PS2のメモリーカードやPS3本体は「ゲームソフトを起動せずにポケットステーション用のアプリを出し入れする機器」として活躍する。