FF10
ロンゾ族の長にして、エボン四老師の1人。一族の者からは「ケルク大老」と呼び慕われる。
エボン最高法廷の裁判長を勤め、ユウナ一行の裁判も担当した。
その際、シーモアが父親のジスカルを殺したことや、シーモア(及びマイカ総老師)が既に死人であることを知る。
死人については「(マイカ総老師は)死してなおスピラに必要な御方」と受け入れたようだが、シーモアの父親殺しは受け入れられなかったらしく、裁判後に老師を辞任してしまう。
死人の件を知らされていなかったことや、辞任後にマイカから「所詮はロンゾか」などと言われていることから、
エボン教内での立場は必ずしも良いものとは言えなかったようだ。
ベベルにケルク以外のロンゾ族が1人も居ないことからも、ロンゾ族の扱いの悪さが伺える。
(マイカ側をけん制する意味で老師に推挙された可能性も見られる)
老師辞任後は霊峰ガガゼトに戻り、ロンゾ族の長としてユウナを試した。
ユウナを認めて通した後は追ってきたシーモアの前に立ち塞がり、他のロンゾ族と共に殺されてしまった。南無。
一般の信徒達からは、当人の人格やロンゾ族にエボン教を布教した功績もあり、「公明正大な賢人」として民族を問わず尊敬の念を集めていた
掟に反する死人や機械の使用は黙認しておいて、シーモアの父殺しにはショックを受けて老師を辞任するというよく分からない倫理観を持った人。
- (マイカが死人であることも含めて)寺院のやり方全てに納得しているわけではなく、だましだまし自分に言い聞かせてたんだろう。
- 倫理どうこうではなく、シーモアが野望の為なら実の父すら殺すヤバい奴だと知って身の危険を感じたのかもしれない。実際キノックはシーモアに殺された訳だし。
- 裁判の時点で彼は知ってはならない真実を知ってしまったわけである。変な忠誠心を見せて老師の地位のままでいても、シーモアどころかマイカに消されかねない。かといって真実を知った上で逃げるようにガガゼトへ戻った彼が無事でいられるとは思えず、彼も自分が殺されることだけは覚悟していたのでは。下手すりゃシーモアのロンゾ虐殺の裏にはマイカの「ケルク殺しとけ」の指示があったかもしれない。
- このまま野放しにしておけば、エボンにとって都合が悪いことは確かであり、この後シーモアがグアド族を率いて行った暴挙を踏まえると、マイカからケルク抹殺を条件に不問にした可能性がある。
もし、殺害の一件を問われても、反逆者を擁護したことを理由にして、正当性を主張することも可能であったが、そのツケはシーモア自身ではなく、従者を筆頭に多くのグアドに降りかかることになる。
- このまま野放しにしておけば、エボンにとって都合が悪いことは確かであり、この後シーモアがグアド族を率いて行った暴挙を踏まえると、マイカからケルク抹殺を条件に不問にした可能性がある。
- そもそも、ただでさえ『シン』で膨大な死者を出し続けていて滅亡の崖っぷちにいるのに、グアド族のアルベドホーム強襲に続いて四老師の元族長謀殺、そして総老師の正体を知れば、常人なら明らかに異常と分かるだろう。その上で寺院の明らかにユウナ*1に対する異常な冷酷さを見れば、ロンゾ族のプライドと公正明大に従うケルク老が矛盾に苦心して離れるのも無理はない。「その上で」「グアドの族長が」「アルベド族のように」ロンゾ族まで強襲した(それもロンゾ族からは不可解な理由で*2)のだから、そしてシドのように族長が逃げられなかったのだから、続編でグアド族が憎まれるのもしょうがない。
FF14
作中未登場、第一世界アム・アレーンのケルク遺跡にその名が残っている。
現地のロンゾ族の間では集落や山に歴史的な偉人の名をつける風習があり、第一世界で何らかの名を成した人物であると思われる。
- こちらでも「大老」の称号で呼ばれていたようで、連続FATEではイビルウェポンと化した大老の剣と戦うことになる。