スクウェア・エニックス所属の作曲家。
かつてはカプコンに所属しており、下村陽子女史とは
奇遇にも元カプコン社員同士である。
FFではFF11や光の4戦士、FF13-2(一部)、時空ノ水晶、FF15ではエピソード プロンプト(ゲストコンポーザー)の楽曲を担当。
その他のスクエニ作品ではパラサイト・イヴ2も担当している。
非常に雰囲気のある曲を作る。光の4戦士の街の曲には脱帽した。
- 植松氏や崎元氏にも劣らぬ名作曲家だと思う。
11の作曲担当ということで今まであまり知られていなかったが、光の4戦士でもっと評価されるようになってほしい。
ちなみに作曲は「リッチな方向に」と考えるらしい。
- 作曲の方向性はとても「リッチ」だが、氏の代表作であるFF11の曲をCDなどで極力客観的に聴いてみると
実は「あともう少し音に厚みがのせられるのに」というギリギリのラインで止められていることがわかる。
だが、実際にゲーム中で聞いたとき・ゲーム本編に思いを馳せながらCD等を聴くときには
そういった「物足りなさ」は微塵も感じられない。
ゲーム中でその「足りなかった一音」を埋めるのは、
エリアにふく風の音であり、虫の声であり、鳥の羽ばたきであり、獣の地を蹴る音であり、
剣戟であり、魔法の詠唱であり、行き交う人々の足音である。
気障な言い方をするなら、プレイヤーたちの「思い出」が最後の「欲しかった一音」になる。
もちろん、他作品のコンポーザーの方々もその辺りをちゃんと計算して作曲されているのだろうが、
水田氏はそのバランス配分が特に上手いように感じられる。