概要
スマートフォンで展開される新作FF。
タイトルの通り『FFL』の流れをくむ作品で、世界観は一新されているが、連作方式のシナリオや過去FFのオマージュと言った要素は受け継がれている。
『光と闇の戦士』と同じくディレクション・シナリオは時田貴司、コンポーザーは水田直志。
現在、スマートフォン向けゲームでは主流となっているF2P(基本プレイ無料・アイテム課金方式)を採用しており、システム面もスタミナ制・クエストなどかなり今風。
しかし世界観は古典的な王道と『光と闇の戦士』に続いて昔のFFらしいものとなっている。
ちなみに、戦闘システムはFF10以来のカウントタイムバトル形式。
プレイしてみたところ、フィールドやダンジョン探索を撤廃し代わりにほぼ全てFFの戦闘に置き換えたかのような作品。
システムは簡略化されながらも、ツボはしっかり押さえている。
グラフィックはPSP版1・2・4やスマホ版5・6・『光と闇の戦士』が高解像度過ぎて逆に不評だった事を受けてか、こちらはジャギーが目立つなど、あえて荒さを残しているかのような印象。
『光と闇の戦士』がSFC時代のRPGなら、『時空ノ水晶』はプレイステーション時代のRPGといったところか。
ただし、シアトリズムのように、手足がかなりヌルッヌル動くため割と新鮮。
2016年11月10日に大規模アップデートが実施され、『ファイナルファンタジー レジェンズII』へ新生(リニューアル)された。
落とし切り版時空ノ水晶のストーリー部分としては「メインストーリー時空ノ水晶編」に相当する。ストーリーをわかりやすく一言で言うと『クロノ・トリガー』をFFでやったような感じの展開(因みに時田氏はクロノ・トリガーのメインスタッフである)。
- 事実、本作には開発中止になったクロノシリーズ三作目『クロノ・ブレイク』のアイデアがリワークされて用いられていると時田氏自身が明かしている。