FF13
ヴァニラが何度か口にする言葉であるが、セラの言葉が基になっていると思われる。
この言葉に限らず、劇中彼女は「逃走」を促したり、肯定するような言い回しをよく用いる。それは主に他人を気遣って発せられるように見える。だが実際は、彼女は使命と向き合うことから逃げて、そのことにより多くの人を巻き込んでしまった負い目を抱えている。その負い目から「逃れる」ため、このような言葉を多く口にしていた。
…そんな見方もできるのではないだろうか。
しかし第13章において、ヴァニラは初めて明確に逃走を拒絶する。そして、ファング、シ骸化から復活した仲間たちとともに、もっとも強大な敵に立ち向かう。
このセリフからなんとなくFF8の現実は優しくないというセリフを思い出した。
目を背けていると事態はどんどん悪くなる一方のみで何の解決にもならない。
このことを理解するまで逃げ続けたが、最終決戦ではもう逃げないと決めた覚悟を言葉にした。
DFF
上記とは関係ないが、バッツがエンカウントボイスで「逃げてもいいんだぞ」とこれと似たセリフを喋っている。