アメリカ2010NEWS6

Last-modified: 2010-10-09 (土) 12:40:48

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Wiiのフィットネスゲーム、スポーツ医学の権威に認められる

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/07/42458.html
フィットネスゲームがスポーツ医学の権威に認められたそうです。EA SPORTSは『EA SPORTS ACTIVE(EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii 30日生活改善プログラム)』が米ACSMのガイドラインを満たすとして認められた・・・と発表しました。

ACSMは「American College of Sports Medicine(アメリカスポーツ医学会)」の略。スポーツ医学に関して最も権威ある団体といわれ、「健康を保つためにはある程度運動しなければならない」とするガイドラインを発表しています。

ガイドラインは「中程度の運動を週5日30分ずつか、強い運動を週3日20分ずつ行うべき」としていますが、ゲームはどちらの基準も満たしたとのこと。
テストは25~45歳の成人16人を対象に行われ、1セッションあたり最低で200~300カロリーを消費したことが確認されたそうです。

今年の秋には心拍数を計るモニターを同梱した続編『EA SPORTS アクティブ2(EA Sports Active 2.0)』も予定されており、フィットネスゲームの市場は有望なものとして認識されている模様です。

3DSの性能はPS3やXbox360に匹敵する?

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/07/42466.html
E3が来週頭に迫っています。今年は数年ぶりの新ハードラッシュの様相を呈していて、その中でも任天堂のニンテンドー3DSには大きな注目が集まっています。

現在のところは裸眼で立体視が可能という以外の情報は公式には明らかにされていませんが、米国のIGN.comは興味深い記事を掲載しています。

「Everything We Know About the 3DS」(3DSについて私たちが知ってる全て)と題された記事の中で、そのスペックについて、「3DSを触った複数のデベロッパーによれば、プロセシング性能はWiiを遙かに上回り、HD機のPS3やXbox360に匹敵する」と伝えています。

昨年にはNVIDIAのTegraを採用するのではないかとの噂が流れた3DS。立体視を可能とするためには、2画面分を同時にレンダリングする必要があり、少なくともDSの倍以上の性能を持っているのは間違いないと思われますが、PS3やXbox360に匹敵するものとなると驚きです。

新しい時代に任天堂が投入する新ハード。どのような設計思想を秘めたものなのかも注目です。

海外ゲーマーが選ぶ「ゲームの剣トップ10」-トップはやっぱり!

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/10/42521.html
海外ゲーマーが選ぶ「ゲームの剣トップ10」、どの剣が出てくるのでしょうか。海外メディアResumePlayは「ゲームの剣トップ10」と題した記事を発表しています。

海外ゲーマーはどんな剣がお気に入りなのでしょうか?

■「ゲームの剣トップ10」
10:デュランダル(『ファイアーエムブレム 封印の剣』)
9:キーブレード(『キングダムハーツ』)
8:カオスイーター(『ダークサイダーズ~審判の時~』)
7:時間のダガー(『プリンス・オブ・ペルシャ ~時間の砂~』)
6:エナジーソード(『Halo』)
5:ライトセーバー(『スター・ウォーズ フォース アンリーシュド』)
4:ブレイズ・オブ・カオス(『ゴッド・オブ・ウォー』)
3:バスターソード(『ファイナルファンタジーVII』)
2:ソウルエッジ(『ソウルキャリバー』)
1:マスターソード(『ゼルダの伝説』)

半分が日本ゲームの剣で、トップを獲ったのは任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)の大会議室の名前ともなったマスターソードでした。では、気になるところを見ていきましょう。

10:デュランダル(『ファイアーエムブレム 封印の剣』)
「西洋のプレイヤーはロイやマルスのことを思うかも知れないが、『ファイアーエムブレム』から最初にロイの父であるエリウッドを持ってきた。エリウッドはネルガルという名の邪悪な魔術師やパワフルなドラゴンたちと戦ってこれを斬り倒したが、デュランダルという伝説的な大剣を手に入れることでその任務を全うした」

9:キーブレード(『キングダムハーツ』)
「スクウェア・エニックスには、キーブレードや『ファイナルファンタジーVIII』のガンブレードのように奇妙な剣を出すセンスの良さがある。キーブレードはソラが持ち、ディズニーキャラクターを助けるのに使われた。キーブレードは戦いの他、鍵を開けるのにも使われた」

7:時間のダガー(『プリンス・オブ・ペルシャ ~時間の砂~』)
「他の剣と比べると小振りだが、この短剣はサイズを補う技能を持つ。時間の砂の魔法を発動させることができ、ユーザーが時間を巻き戻すことを許す。剣での戦いにおいてはベストの武器ではないかも知れないが、この特殊能力が充分に値打ちのあるものとする」

5:ライトセーバー(『スター・ウォーズ フォース アンリーシュド』)
「ライトセーバーはこのリストにあるどの剣よりも多くゲームでフィーチャーされた。特定の作品ではなくライトセーバー全体として語られるべきだが、『スター・ウォーズ フォース・アンリーシュド』に出てきた黒いシスのライトセーバーには言及すべき価値があるだろう。スターキラーが手に入れる最終バージョンは黒い死の虚空にも似て、彼のアーマーに良く合う」

3:バスターソード(『ファイナルファンタジーVII』)
「『ファイナルファンタジーVII』はアメリカで最も人気のあるRPGの一つであり、『ファイナルファンタジー』シリーズが西洋世界に持ち込まれるきっかけとなり、JRPG(日本製RPGの総称)を一般的にした作品だ。しかし他の作品にはクラウドの巨大な剣ほどに分かりやすいものはなかった。特にパワフルなスペシャルアタックを使う時、ターン制バトルで敵を切り裂く剣としてはバスターソード以上にクールなものはなかった」

2:ソウルエッジ(『ソウルキャリバー』)
「バスターソードがつまようじのように見える巨大な剣には悪魔のような目玉が配置されている。それを振るう何者であっても呪われるワルのブレードで、どんなに強いか知るためにはナイトメアを使うといいだろう」

1:マスターソード(『ゼルダの伝説』)
「『ゼルダの伝説』はゲーム史上最も愛されたゲームの一つであり、主人公のリンクは任天堂を代表するヒーローの一人だ。それぞれの作品で設定が違っても、緑色の服を着た英雄が持つ剣は同じ。リンクの手強い敵を打ち破る魔法がかかっているマスターソードは任天堂世界では最も偉大な武器。我々が数え切れないくらいの時間マスターソードを振るった後も、『ソウルキャリバー』へのカメオ出演のように複数のゲームやゲーム機をまたにかける。こんな剣は他にない」

RPGの剣が並ぶかと思いきや、アクションあり、FPS(一人称シューティング)ありと多彩なジャンルとなりました。皆さんが考えるトップ10にはどんな剣が並ぶのでしょうか?このランキングと比べてみるのも面白いのではないでしょうか。

3DSにも『どうぶつの森』?と海外メディアが伝える噂

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/11/42546.html
米国のゲームメディアDestructoidは、任天堂がニンテンドー3DS向けに『どうぶつの森』を準備中であるという噂を伝えています。

その情報源によれば、任天堂は3DS版『どうぶつの森』をパブリッシャーやデベロッパーへのデモに使用し、説得材料としているそうです。タイトルは来週開催されるE3の任天堂プレスカンファレンスで明らかにされる予定。

任天堂は「噂や推測にはコメントしない」としています。

ニンテンドーDSでもハードを牽引するヒット作となった『どうぶつの森』。3DSのロンチタイトルとしてはピッタリの作品と思われますが、真実なのか単なる噂で終わるのか、発表が楽しみです。

基本無料ゲームの市場は6400億円規模に ― SNSの低い顧客獲得コストがキー

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/16/42657.html
基本無料ゲームの市場はますます大きなものとなっていくようです。

米国の調査会社DFC Intelligenceと仮想アイテム売買のLive Gamerは、基本無料ゲーム市場は2015年までに70億ドル(約6400億円)規模に達すると発表しました。

この調査では日本、北米、欧州、韓国、ドイツ、ヴェトナム、フィリピンのオンラインゲーマーが対象。Live Gamerによる7年分の取引データも判断材料とされています。

基本無料ゲームは主な収益を仮想アイテムの売買に頼っています。「プレイ自体は無料で楽しめるが、便利な機能やアイテムは有料」という間口の広さが特徴ですが、収益を上げるには「無料だから遊んでいる」人にいかにお金を使ってもらうかが重要となります。

基本無料ゲームのプレイヤー人口が最も多いのは韓国。基本無料ゲームは従来型であるクライアントをダウンロードして遊ぶタイプと、新興勢力であるブラウザゲームに大別されます。

従来型の場合、韓国では無料ユーザーの約10%がお金を払う(課金する)ようになるそうですが、FacebookのようなSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)から遊ぶブラウザゲームの課金率は1%に過ぎないそうです。
しかしSNSは顧客を獲得するのに必要なコスト自体が低く、今後は満足のいくような収益を生み出せる可能性があるとされています。

Live Gamerは145タイトルのゲームにおいてゲーム内マネーやアイテムの取引を仲介していますが、一人当たりの一ヶ月の平均取引額は28ドル(約2500円)であるといいます。

同社のAndrew Schneider氏は「北米と世界で基本無料ゲームの人気は大きく増加しています。魅力的なゲームと、適切な収益化戦略があれば、デベロッパーとパブリッシャーはアイテムベースの取引モデルにおいて大きな成功をみることができます」と基本無料ゲームと仮想アイテム市場を有望視するコメントを発表しました。

基本無料ゲームは新しいビジネスモデル。仮想アイテムの販売も度を越すと顧客満足度とゲームバランスに影響するという指摘もあり、これらの要素をいかに高い水準で保つかは運営サイドの手腕が問われるところではないでしょうか。

「PlayStation Move」と「Kinect」買おうとしている人は10%未満? ― 米調査会社調べ

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/18/42730.html
PS3の「PlayStation Move」、Xbox360の「Kinect」、新たなモーションコントロールを買おうと思っている人はどれくらいの割合なのでしょうか?

米調査会社のOTXは新モーションコントロールの購買意欲に関する調査結果を発表しました。調査は2010年5月23日~6月5日の期間中に北米のユーザー2000人を対象に行われました。

■モーションコントロールを買おうとしている人は10%未満
プレイステーション3ユーザーのうちPlayStation Moveを買おうと考えている人は6%、Xbox360ユーザーのうちKinectを買おうと考えている人は8%、両機種とも新モーションコントロールの購入予定者は10%未満に留まっています。

購入予定者の25%はコントローラーを予約するつもりでいるという結果が出ており、店頭の予約合戦は激しいものになりそうです。

■購入予定者の平均年齢・男女比
PlayStation Moveの購入予定者は平均年齢28歳。うち女性は30%。
Kinectの購入予定者は平均年齢25歳。うち女性は20%。
PlayStation Moveの平均年齢が高く、女性の割合が大きいという結果です。

■PlayStation Move購入予定者が期待するタイトル
1.『リトルビッグプラネット』新作 – PS3 (42%)
2.『グランツーリスモ5』 – PS3 (32%)
3.『SOCOM 4: U.S. Navy SEALs』 – PS3 (30%)
4.『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』 – Wii (26%)
5.『スーパーマリオギャラクシー2』 – Wii (21%)

■Kinect購入予定者が期待するタイトル
1.『ギアーズ・オブ・ウォー3』– Xbox360(47%)
2.『Fable III』 – Xbox360 (42%)
3. Call of Duty: Black Ops』 – Xbox360 (38%)
4.『Halo: Reach』 – Xbox360 (34%)
5.『Dead Space 2』 – Xbox360 (26%)

両ユーザーが期待するタイトルは、どちらも独占タイトルがトップ。アクションゲーム、レースゲーム、RPGと多彩なジャンルがランクインしています。PlayStation Move購入予定者の期待タイトルにWiiのゲームが2本入っているのが興味深いところです。

意外と低い結果が出ましたが、調査の時期がE3前ということも大いに関係していそう。調査結果では「対応ゲームの情報が公開されていない」ことが指摘されていますが、E3後の新情報ラッシュで予定者が増えていくと思われます。

【E3 2010】閉幕、来年は6月7日~9日の開催

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/19/42732.html
ニンテンドー3DSの初披露やプレイステーション3やXbox360のモーションコントローラーなど話題の多かった今年のE3も無事閉幕しました。主催のEntertainmet Software Associationは来年の開催日について、6月7日~9日の3日間とする事を発表しています。

ここ数年のE3は一旦規模を縮小したこともあって、元気が無いように感じる部分もあったのですが、今年は世界最大のゲームイベント、そしてお祭りとして非常に活気のあるものでした。来場者も出展社も熱さを感じました。あとはケンティアホールの復活が望まれます(笑)。ちなみに、隣のSTAPLE CENTERにて地元のレイカーズが××の試合を行っていて特に昨日は暴動に近いような盛り上がりを見せていました。

会場ではニンテンドー3DSの体験の非常に長い列が出来ていました。また、PS MoveやKinectは各ブースで体験できるようになっていて注目を集めていました。モーションコントローラーが全盛ということで、特にそれを活かしたダンスゲームに各社が力を注いでいたようです(KONAMI、MTV、Ubiなど)。モバイルゲームはまだ存在感は小さいですが、iPhoneやiPadなど確実に昨年以上の展示があったように思います。次世代機向けタイトルは各社数を絞っているものの、二世代目、三世代目ということでこなれた質の高いものが揃ってきた印象でした。

メーカー別ではプラットフォームホルダーを除けば、近年存在感を増しているのがユービーアイソフトです。『ゴーストリーコン』や『アサシンクリード』の新作は注目の的でした。クローズドでしたがベセスダも注目タイトルが多い印象です。一方で米国ゲーム業界の雄だったEAはまだ少し元気がない雰囲気でした。ただ、タイトル自体は良作が多く、ブースには多くの人が集まっていました。残念なのはアクティビジョンが今年も出展しなかった事でしょうか。ただし『Call of Duty BlackOps』は巨大な広告が張られ存在感がありました。

ディズニーやワーナープロスといった異業種からの参入組もタイトルを揃えてきていて、一定の存在感を感じました。ディズニーは『Epic Mickey』や『TROY』などかなり列も出来ているようでした。ワーナーは得意のLEGOシリーズの最新作として『レゴハリーポッター』と本物のレゴで出来た主人公達を並べて目を集めていました。

日本のメーカーはまだちょっと元気がありません。ブースを出展しているのもセガ、コナミ、バンダイナムコ、カプコン、スクウェア・エニックス、コーエーテクモくらいでしょうか。数が減ったなという印象です。その中で印象的だったのがスクウェア・エニックス。ブースを広く割いていたのはアイドスタイトルで、完全に現地化していると感じました。JRPG的なタイトルが『ファイナルファンタジー14』のみだというのも影響している気がしますが。

さきほど会場に足を運んでみると撤収作業が続いているようでした。なぜ一夜明けた今会場に行ったかというと、どこかでカメラを無くしてしまったからです。NIKONのD5000を見かけた方は僕のだと思いますので中野坂上まで郵送ください。編集部で余っているゲームの詰め合わせセットを謝礼としてお送りします。ちなみに今物凄く凹んでいます。早く日本に帰りたいです。

それではまた来年お会いしましょう。

【E3 2010】米ゲーム市場は前年比89.7%・・・業界団体ESA調べ

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/20/42743.html
米ゲーム業界団体のESAは業界白書「Essential Facts2010」を発表しました。それによると2009年度のアメリカ市場は、ゲームソフトの売上げベースで105億ドル、販売本数ベースで2億7350万本と、前年対比でそれぞれ89.7%、91.7%に留まりました。

米ゲーム市場は2007年度、2008年度にそれぞれ10%以上の成長を記録しましたが、2009年度は売上げベースで過去最大の下げ幅を記録しました。リーマンショックによる世界同時不況に加えて、音楽ゲームのブームが一巡し、楽器コントローラ付きのバンドル版の売れ行きが鈍ったことなどが影響していると考えられます。

また、この数字にはダウンロードコンテンツやオンラインゲーム、モバイルコンテンツなどは含まれていません。そのため実態はさらに上積みされると推測されます。

ゲームソフト売上げベース
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ゲームソフト販売本数ベース
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コンシューマゲームの販売本数ランキングでは、任天堂タイトルがトップこそ逃したものの、ベスト20のうち9本を占めました。また「EAスポーツ」ブランドでランキングの常連だったEAは、わずか2本とふるいませんでした。他に日本と異なり、コンソール向けソフトが携帯ゲーム機向けより人気があり。マルチプラットフォームではXbox360向けが上位など、アメリカ市場の特徴が良く示される結果となりました。

コンシューマゲーム販売本数ベスト20

01:コールオブデューティ:モダンウォーフェア2(アクティビジョン) Xbox360
02:NewスーパーマリオブラザーズWii(任天堂) Wii
03:Wii Sports Resort(任天堂) Wii
04:Wiiフィット(任天堂) Wii
05:マリオカートWii(任天堂) Wii
06:はじめてのWii(任天堂) Wii
07:コールオブデューティ:モダンウォーフェア2(アクティビジョン) PS3
08:Wiiフィットプラス(任天堂) Wii
09:ヘイロー3:ODST(マイクロソフト) Xbox360
10:ポケットモンスター プラチナ(任天堂) DS
11:マッデンNFL 10(EA) Xbox360
12:Newスーパーマリオブラザーズ(任天堂) DS
13:マリオカートDS(任天堂) DS
14:アサシンクリード2(UBI) Xbox360
15:マッデンNFL 10(EA) PS3
16:レフト4デッド(VALVE) Xbox360
17:マリオ&ルイージRPG3!!!(任天堂) DS
18:UFC 2009 UNDISPUTED(THQ) Xbox360
19:EAスポーツ アクティブバンドル(EA) Wii
20:バイオハザード5(カプコン) Xbox360

一方PCゲーム販売本数ランキングでは「シムズ」シリーズを擁するEAが8本とトップ。これに対して「ワールドオブウォークラフト」を擁するブリザードエンタテイメントが6本、「コールオブデューティ」シリーズを擁するアクティビジョンが1本となっています。両者は2007年に合併し、アクティビジョン・ブリザードと社名変更。この2社で市場が二分されていることがわかります。

また2000年にリリースされた『シムピープル』がいまだにトップセールスを守り続けており、コンシューマゲーム以上にロングセールスの傾向が見て取れます。「バトルチェスト」とは追加パックなどをセットにしたお買い得品のこと。もっともPCゲーム市場は縮小の一途にあり、他に有力なパブリッシャーが存在しないとも言えます。

90年代後半までコンシューマゲームのプラットフォームホルダーは任天堂・セガ・SCEと日本に集中していたため、アメリカではPCゲーム市場が活況でした。しかし2001年にXboxが登場すると、PCゲームベンダーがXboxに移行する流れが加速し、PCゲーム市場が縮小。販売規模で99億ドル対5億4千万ドルと約18倍の差にまで拡大しました。もはや両者を直接比較する意味はないのかもしれません。

このほかウィル・ライト氏の最新作『スポア』は8位。また韓国企業のネクソンが『アイオン』で13位にランクインしました。なおこの順位にも、アイテム課金の売上げや、Facebookなどのソーシャルアプリ、Steamといったダウンロード流通での数字は含まれていません。市場規模が小さいとはいえ、革新的なゲームが生まれる土壌としてのPCゲームという側面は、まだまだ健在のようです。

PCゲーム販売本数ベスト20

01:シムピープル(EA)
02:ワールドオブウォークラフト:WRATH OF THE LICH KING拡張パック(ブリザードエンタテインメント)
03:シムズ2:ダブルデラックス(EA)
04:ワールドオブウォークラフト:バトルチェスト(EA)
05:コールオブデューティ:モダンウォーフェア2(アクティビジョン)
06:ワールドオブウォークラフト(ブリザードエンタテインメント)
07:シムズ3:ワールドアドベンチャー拡張パック(EA)
08:スポア(EA)
09:ドラゴンエイジ:オリジン(EA)
10:エンパイア:トータルウォー(セガ)
11:シムズ3:コレクターズエディション(EA)
12:ワールドオブウォークラフト:BURNING CRUSADE拡張パック(ブリザードエンタテインメント) 
13:アイオン(エヌ・シー・ジャパン)
14:シムズ2:アパートメントライフ拡張パック(EA)
15:スタークラフト:バトルチェスト(ブリザードエンタテインメント)
16:ウォーハンマー40000:ドーンオブウォー2(THQ)
17:レフト4デッド(VALVE)
18:MUMBO JUMBO ASSORTMENT(MUMBO JUMBO)
19:ディアブロ バトルチェスト(ブリザードエンタテインメント)
20:ウォークラフト3 バトルチェスト(ブリザードエンタテインメント)

*Essential Facts2010をもとに筆者作成。タイトル名は日本語版に準じた。

詳細はESAのホームページ(http://www.theesa.com/)からダウンロードできます。 

【E3 2010】今年の来場者は4万5600人・・・来年は6月7日~9日

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/21/42787.html
The Entertainment Software Association (ESA)は、今年のE3の来場者について、世界90カ国から4万5600人を数えたと発表しました。来年も同じくロサンゼルスコンベンションセンターにて6月7日~9日の会期で開催されます。

「E3はインタラクティブエンターテイメント業界にとって世界的なステージです。2010年のショウは我々の革新性、成長性そして野心の反映でした。私たちは今年の素晴らしいニュースの数々に興奮し、また2011年も今年同様の盛り上がりがある事を期待しています」とESA代表のMichael D. Gallagher氏はコメントしました。

また、出展社を代表して任天堂オブアメリカCOOのReggie Fils-Aime氏は「いつもE3には大いに期待していますが、今年はそれを大きく上回るものでした。E3はゲーム業界にとって最高の発表の場であり、未来を世界中の聴衆に向けて明らかにする場です。私達がその一員であれた事を誇りに思います」とコメント。

さらにディズニーインタラクティブスタジオのGraham Hopper副社長ゼネラルマネージャーは「今年のE3は私たちの期待を超えるものでした。多くの小売関係者や世界のメディア関係者が来場し、躍動感溢れるフロアを作り上げるE3は私たちの世界のビジネスにとって最も重要なイベントとなっています」と話しています。

ちなみに2009年は4万1000人、2008年は招待制だったことから非常に少ないですが4000人の来場者がありました。

【E3 2010】ゲーム専用のプリペイドカードが普及する米国事情

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/23/42819.html
E3の終了後、ロサンゼルス市内にあるBEST BUYやFry's、そして専門店のGameStopなどを歩いてみました。ゲーム自体のラインナップは多少の嗜好性の違いが感じられるものの、WiiやDSがあり、プレイステーションがあり、Xboxがあるという事に変わりはあません。

一番の違いは数多くのプリペイドカードを取り扱っている事でしょうか。

日本でゲーム関係のプレペイドカードと言うと、Wiiポイントカード、プレイステーション ネットワーク カード、マイクロソフトポイントカード、という風に各プラットフォームのネットワークサービスで使用するカードくらいのものです。しかしこちらのショップには多数が並びます。

見てみると『ギターヒーロー』『RockBand』『Halo』『グランツーリスモ』『シムズ』『マッデン』等々と種類が豊富です。家庭用ゲーム機以外でもFacebookで人気の『FirmVille』や『MafiaWars』(Zynga)やplayfishの共通カードなども販売されています。

E3でもこの分野で最大手のinComm社がブースを並べて、その種類の豊富さを誇っていました。

プリペイドカードが広まっているのは、ダウンロードコンテンツが普及している事や、クレジットカードを使えないユーザーも多い事、販売店対策という要因が考えられそうです。また、現地の方によると元々現金を渡す風習もあり、それを少しずらした形でプレゼント用途に使う事も多いのでは、ということでした。

inComm社は日本法人もあるものの、取り扱いは『Maru-Jan』カードなどに留まっている模様。果たして日本でもプリペイドカードは普及していくのでしょうか?

コナミの人気音楽ゲーム『DanceDanceRevolution』米国でフィットネス利用が拡大中

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/26/42879.html
コナミは、同社を代表する音楽ゲーム『DanceDanceRevolution』が米国の肥満問題を解決するひとつの策として利用拡大をしています。

コナミは、2005年にウェストバージニア州でまず健康維持・増進を取り組みを始め、翌年には州内すべての効率学校(765校)の体育や健康関連の授業にDDRを導入するパートナーシップ契約を締結。「DanceDanceRevolution ウェストバージニア州チャンピオンシップトーナメント」といった大会も開催されるなど、『DDR』を通じて子供たちの運動促進が見られました。

また、全米の体育教育にかかわる機関との提携により体育プラグラムの向上に貢献したり、運動を競うイベントに強力するなどして、米国の子供たちの肥満問題への取り組みに積極的に協力する意向を示しています。

遊びを通して肥満への取り組みが組まれるなど、こうした活動がさらに広い世界に広がり、子供の健康維持・増進へと繋がることを期待したい。

(C)2009 Konami Digital Entertainment