2009EANEWS

Last-modified: 2010-09-24 (金) 21:56:14

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『ニード・フォー・スピード』のEA Black Boxが200人以上を解雇

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/23/33271.html
先日EA(エレクトロニック・アーツ)が大規模な人員削減を予定しているとするニュースをお伝えしましたが、EA Black Boxは200人以上を解雇したとのことです。

EA Black Boxは『ニード・フォー・スピード』や『スケート』(Skate)シリーズで知られるスタジオですが、今回の人員削減の対象。
200人以上を解雇し、残る従業員にはEAの他の部門へ移る機会が与えられているとのことです。

公式サイトによるとBlack Boxは「新卒から年季の入ったプロフェッショナルまで350人以上の人員で構成されている」とのこと。200人以上を解雇したとなれば、そのほとんどの人員が去ったこととなります。

なお、Black Boxの名称は残り、進行中のプロジェクトはバーナビースタジオへと吸収されるとのこと。EA Black Boxはその前身となるBlack Box Gamesが2002年に買収され、2005年に現在の形となっています。

EA、「ジェイソン・ボーン」シリーズを含むロバート・ラドラム作品の独占ビデオゲーム化権を取得

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/03/33457.html
エレクトロニック・アーツは現地時間2008年2月2日(月)、ラドラム・エンターテインメントと複数年契約を結び、「ジェイソン・ボーン」シリーズを含むロバート・ラドラム作品をビデオゲーム化する、ワールドワイドでの独占ライセンスを獲得したことを発表しました。

ビデオゲーム化の第一作目として、映画もヒット作となった「ジェイソン・ボーン」シリーズに基づいたタイトルをスウェーデンのウプサラにあるスターブリーズ・スタジオで開発中です。ロバート・ラドラムのアクション満載で緊迫感のあるストーリーが、ゲームでも再現されます。

ラドラム・エンターテインメントは多作の人気作家ロバート・ラドラムの著書のポテンシャルをマルチ・プラットフォームにおいて引き出すため設立。“ジェイソン・ボーン”シリーズや“秘密組織カヴァート・ワン”シリーズをはじめとするラドラムの作品を世に送り出しています。 ロバート・ラドラムの著書は、1971年以来、世界中で2.9億冊以上販売され、32ヶ国語に翻訳されています。マット・デイモン主演の映画“ジェイソン・ボーン”シリーズは全世界で総額約10億ドルを売り上げるヒット作となりました。

EA、第3四半期業績を受けて更なるリストラ策とタイトル戦略を明らかに

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/04/33497.html
ゲームパブリッシャー世界大手の米エレクトロニック・アーツが発表した第3四半期業績は、昨年同期よりも更に損失が拡大し、6億4100万ドルの赤字となり、同社CEOのJohn Riccitiello氏は本日開催したカンファレンスコールにて、新たな人員削減とオフィスの閉鎖、複数タイトルの開発中止などのリストラ策を発表しました。

ただし損失の多くは3億6800万ドルのモバイルゲーム企業の買収負担と、2億4400万ドルの繰り延べ税金資産の取り崩しとなっています。

一方でJohn Riccitiello氏は年末商戦後に明らかにしたリストラ策を更に進め、従業員の約11%に当たる1100名の削減、12のスタジオの閉鎖を打ち出し、ゲームソフトの面では、発売するタイトルを約30%ほど絞り込み、これまで以上に任天堂プラットフォームに注力する方針を明らかにしています。発売タイトルは2009年度に149タイトルだったのが2010年度には125タイトルになる見通しです。

具体的なタイトルではPS3とXbox360の『Dead Space』などのコアなIPもハードの特性を活かした形で移植することを明らかにしています。加えて「EA Sports Active」で『Wii Sports』や『Wii Fit』のような成功を目指したいとしています。また、更なるクオリティアップを目指すために『シムズ3』『ゴッドファザー2』『ドラゴンエイジ』の発売を来期に延期するということです。

「我々はリスクを冒せる」−EAが強気のコメント、新作にも自信

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/10/33612.html
EA(エレクトロニック・アーツ)は1100名をレイオフし12のスタジオを閉鎖するなど急速な立て直しを進めていますが、EAのコーポレートコミュニケーション担当バイスプレジデントであるJeff Brown氏は「我々はリスクを冒せる」と語ります。

Brown氏は海外ゲームサイトKotakuのインタビューに対し「我々はリスクを冒せる。なぜなら超大作がクッションとなる利益を生み出すことを確信しているからだ」とコメント。EAやアクティビジョンのような大きな会社は小さなスタジオよりもリスクを抱えこむことができるため、アイデアを持つ世界中の人々に対して投資ができるとしています。また、今年は『ダンテズ・インフェルノ(仮)』や『Dragon Age』といった革新的なラインナップを用意しており、新たなIPが落ち込むことはないだろうとも語っています。

Wedbush Morgan証券のアナリストであるMichael Pachter氏はこうした意見に反対で、「健全な考えとしてはコアとなるゲームを確立してから慎重にリスクを冒すべきである」とコメント。新規タイトルを開発するのは難しく新しいアイデアが起こしうる失敗のリスクは高すぎるので新規タイトルの本数を減らすべきだとする見解を明らかにしています。

EA 、ダウンロード追加要素の『FIFA 09 ULTIMATE TEAM(仮)』の開発を発表!

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/13/33657.html
エレクトロニック・アーツは2009年2月13日(金)、PS3およびXbox360向けゲーム『EA SPORTS FIFA 09』(日本国内でのタイトル『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』)の新しいダウンロードゲームモード『FIFA 09 Ultimate Team(仮)』を発表しました。

『FIFA 09 Ultimate Team(仮)』は、『EA SPORTS FIFA 09』のオンライン体験を拡大する「ダウンロードゲームモード」とのことで、海外では2009年3月19日に配信予定。日本での配信も決定し次第、詳細が公表される予定です。
 
『FIFA 09 Ultimate Team(仮)』では、プレイヤーは30種類の異なったプレイヤー、スタッフ、契約、フォーメーション、戦略など金、銀、銅のバーチャルカードを集め、ファンタジーチームを作成します。戦略的に選手やカードを集め、管理し、試合に勝つための戦略を練りましょう。最適なマネージャーを選択、またはトレードし、チームをトップの座にするために、チームの相性に合った最高の戦略とフォーメーションを決めましょう。

さらに、ゲームプレイカードを、試合中のここぞという時に使い、対戦相手に対する戦略的なアドバンテージを狙います。さらにプレイヤー、スタジアム、キット、バッジをカスタマイズして世界で最高のサッカークラブを結成することも可能です。します。オフラインやオンラインで希少価値高いカードをゲットして、勝ち組チームを結成するために、マーケットで必要な選手を徹底的に探しましょう。

試合に勝利する度に対戦相手が強くなっていくリーグ、または勝ち抜きトーナメントを上り詰めて、誰もが欲しがるトロフィーをゲットしましょう。プレイヤーが厳選した選手のチームを世界中の厳選強豪チームとオンラインの試合やトーナメントに出場させれば、エキサイトすること間違いなし!プレイヤーはプレイヤーまたはマネージャーとしての手腕が試されます。

『EA SPORTS FIFA 09』はEA スポーツのゲームシリーズの中でもっともオンラインでプレイされている人気ゲームで、ヨーロッパで2008年9月25日の発売以来、1.41億本以上がPS3とXbox360でプレイされています。

FIFAシリーズのバイスプレジデント兼エグゼクティブプロデューサーのアンドリュー・ウィルソンは「オンラインはスポーツゲームの次なる未開拓分野です。我々は史上最多の世界中のプレイヤーがFIFA 09をオンラインでプレイするのをみて、最高のオンライン体験をできるよう開発に専念しております。

FIFA 09 Ultimate Team(仮)はゲームの中のゲームとして熱心なチームにより開発されており、FIFA 09を戦略的に楽しむことができ、さらに何百時間ものプレイを提供いたします」とコメントしています。

「何がゲームを殺すのか?」−売上は好調なのにリストラが続く不思議

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/17/33716.html
Slate紙は「何がゲームビジネスを殺すのか?」と題する記事を掲載しています。

ゲームの売上自体は好調だが、ゲーム業界でリストラが相次いでいることへの分析です。

N. Evan Van Zelfden氏は2008年の売上が前年比26%アップ(NPD Group調べ)し、ゲームの売上がDVDに勝利し(Media Control GfK調べ)、Gamestopがクリスマスシーズンに前年比22%アップの30億ドル(約2670億円)を売り上げているにも関わらずリストラが進行していると指摘。その原因を開発費の高騰にあるとしています。

2006年にMidwayのCyrus Lum氏は、次世代機では1タイトルあたり2500万ドル(約22億円)ほどの開発費が必要になるだろうと警告しましたが、Midwayの新作『This Is Vegas』では既に4000万〜5000万ドル(約35〜44億円)に達しており、開発費は予想を超えた速度で上昇し続けています。

多くの投資をしてヒットを飛ばす「ハリウッドモデル」では多くの人件費が必要で、EA(エレクトロニック・アーツ)は一ヶ月に7400万ドル(約66億円)を使っていると試算。こうした状況下ではEAやActivisionのようにパブリッシャとデベロッパを兼ねることは「自然の進化」であると分析。専門学校生が既存のゲームエンジンを使って卒業制作として開発した『PORTAL』が300万本のヒットとなったことを例に挙げ、開発規模とヒットの関係性に疑問を提示。「EAがこのサクセスストーリーから学ぶ気はない」ことに苦言を呈すると同時に、「大恐慌の時代には映画は2週間で作られた」ことを例に挙げ、ゲームのスケールを小さくし、ストーリーを短く、グラフィックの質を下方修正し、既存の技術をリサイクルすることが必要であるとしています。

開発費の高騰はどこのメーカーにとっても悩みの種。N. Evan Van Zelfden氏が解決策の一つとして挙げる「既存の技術のリサイクル」は、任天堂の横井軍平氏の「枯れた技術の水平思考」とも通じるところがあって興味深いところです。

EAがスポーツグッズを発売−バーチャルコーチ的な商品を企画

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/18/33727.html
EA(エレクトロニック・アーツ)は、EA SPORTSブランドのスポーツグッズを発売すると発表しました。

EA SPORTSは就学前の児童を対象にディズニーやハローキティなどのキャラクター玩具や文具、木の玩具などを販売するToy Islandと提携。2009年秋より3歳〜12歳向けのスポーツグッズを販売していくとしています。

スポーツグッズは野球、フットボール、バスケット、サッカーなどのスポーツを対象に、赤外線センサーやモーションセンサーなどが使用されたバーチャルコーチ的なものとなる予定。声でコーチしてくれるものやナイスプレイを歓呼の声で褒めてくれるもの、スポーツに必要な用具のセットなどが企画されているとのことです。

EA SPORTSの最高責任者であるPeter Moore氏は「我々の製品はユニークであり、若い運動選手にとって魅惑的であることを確信している。これを市場にもたらすために仕事ができることに興奮している」とコメントしています。

EA SPORTSは自社のコア層向けタイトルをWiiのカジュアル層向けに再調整した『オールプレイ』シリーズをスタートし、エクササイズソフト『EA Sports Active』を開発するなど、コアゲーマー層以外に向けたアピールを急展開していますが、スポーツ用品という新ジャンルでどんな品物が出てくるのかが注目されます。

『Dead Space』のWii版の発売が正式決定、前章を描く完全新作

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/19/33756.html
エレクトロニック・アーツは、世界的に人気を集めた『Dead Space』の開発スタジオが手がける新作『デッドスペース エクストラクション』(Dead Space Extraction/仮称)をWiiで発売することを正式に発表しました。

本作はWiiのためにゼロから創り上げられた作品で、『Dead Space』の主人公であるアイザック・クラークの採掘船USGイシムラにおけるミッションの前編が明らかになります。Wiiリモコンを活かした緊迫の主観視点で展開されるアクション感満載のホラー体験も魅力です。

『デッドスペース エクストラクション』では宇宙の彼方のスペースコロニー、イージスVIIで恐ろしい伝染病が発生、そこからの脱出を試みるコロニストというストーリーが描かれます。また、新たに登場する女性の主人公が描かれ、乗組員が採掘船上で謎の伝染病に感染していく中、彼女を救うことが生存への頼みの綱となることが次第に明らかになっていきます。

開発元のEA Redwood Shores副社長兼ゼネラルマネージャーのグレン・スコーフィルド氏は、「『Dead Space』の世界観を更に拡大し、Wiiで特別な体験を提供できることを楽しみにしています。ニンテンドーのホラージャンルには素晴らしい歴史があり、我々の『デッドスペース エクストラクション』 (仮)が、その歴史の一ページになることを嬉しく思います。Dead Spaceを開発している最中に、語られないストーリーが多いことに気付きました。デッドスペース エクストラクション (仮)は、ファンの皆さんが期待するような緊迫した環境の中で展開するグロテスクな内容になっています」とコメントしています。

本作は2009年の発売予定で、日本国内での発売については決定次第、後日発表するとしています

『タイガー・ウッズ』最新作はWii MotionPlusに対応−3月のイベントでお披露目

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/19/33775.html
『タイガー・ウッズ』シリーズの最新作はWii MotionPlusに対応したものとなりそうです。

「Wii MotionPlus」はWiiリモコンに接続するアクササリー。これまでのWiiリモコン単体では検知できなかった動きを検知できるようになり、3Dゲームのプレイを向上させるという働きを持っています。

『Wii Sports Resort』にリモコンジャケットと共に同梱されることが決定していますが、EA Sportsが海外ゲームサイトIGNに送ったメールによると、タイガー・ウッズシリーズの最新作となる『Tiger Woods PGA Tour 10 Featuring Wii MotionPlus』は「Wii MotionPlus」に対応するとのこと。

メールはEA Sportsのシーズンオープンイベントの招待状で、『Night Round 4』『EA Sports Active』『Tennis Featuring Wii MotionPlus』『EA Sports Complex』『FIFA Ultimate Team』といったゲームがお披露目されますが、IGNは「Wiiを持っている人には『Tiger Woods PGA Tour 10 Featuring Wii MotionPlus』が一番重要だろう」としています。イベントは3月の中旬に行われるとのこと。

EAとSPICY HORSE、『アリス イン ナイトメア』シリーズの新作製作に着手

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/20/33784.html
エレクトロニック・アーツは2009年2月19日(木)に、中国・上海に拠点をおくゲーム開発スタジオSpicy Horseと新作のパブリッシング契約を交わしたことを発表しました。

この契約は、2000年にEAが発売した人気タイトル『American McGee's Alice?』(邦題:『American McGee'sアリス イン ナイトメア』)をベースとした作品に関するもので、現在、この新タイトルはPC、PLAYSTATION3とXbox360向けにすでに開発中とのことです。

「今回の新プロジェクトで、私や今まで『アリス』に対しての情熱を燃やし続けてくれたファンにとっての夢が叶いました。EAがクリエイティブな自由度とサポートを我々に与えてくれたことで、前作は美しくかつ大胆な作品に仕上がったと思います。今回の“鏡の中”への旅はさらにエキサイティングな作品になることをお約束します」とSpicy Horseのシニアクリエイティブディレクター、American McGee氏はコメントを述べています。

ビートルズが初めてゲームで登場!『The Beatles: Rock Band』が9月に

http://www.inside-games.jp/article/2009/03/09/34078.html
ビートルズの権利を持つApple Corps、『Rock Band』の開発元であるHarmonix、その親会社で、メディア大手Viacom傘下のMTV Networksは、ビートルズ版『Rock Band』となる、『The Beatles: Rock Band』を2009年9月9日に、Wii・PLAYSTATION3・Xbox360にて発売すると発表しました。北米、欧州、豪州、ニュージーランドなどの地域でほぼ同時期にリリースされます。

『The Beatles: Rock Band』ではギター、ベース、マイク、ドラムといった楽器を用いて、伝説的なバンド「ビートルズ」の楽曲を演奏、世界的なスターとなるまでの道のりを自分自身の手で体験することができます。また、ビートルズのメンバーが使用していた楽器をモチーフにした特別版の楽器型コントローラーも発売される予定です。

本作ではApple Corps、EMI Music、Harrisongs、Sony/ATV Music Publishingが協力し、初めてゲームでビートルズの楽曲が演奏できるようになります。『Rock Band』シリーズと同様にHarmonixが開発を担当し、EAが流通を担当します。

価格は全プラットフォーム共通で59.99ドル。

「『EA Sports Active』は西洋人のためのゲーム」−Peter Moore氏『Wii Fit』との差別化に自信満々

http://www.inside-games.jp/article/2009/03/17/34236.html
EA SPORTSの最高責任者であるPeter Moore氏は『EA Sports Active』が西洋人のためのゲームであるとコメントしています。

Moore氏はSportingNewsのインタビューに対し「我々は『Wii Fit』が好きだが、我々は西洋人として、日本でゲームを開発した人々より有酸素運動に慣れている」と発言。

『Wii Fit』は「古典的な日本式フィットネス」だが『EA Sports Active』はより全身に作用するものであり、「より有酸素運動でエアロビックなものを開発したかった」と両者の差異を強調しています。

Moore氏は「NPDの売上トップ20のうち3本がWiiのフィットネスゲームだ」とフィットネスゲームが有望であるとする見解を披露。「同じことを繰り替えすだけの反復運動より悪いものはない」が『EA Sports Active』は個人にあわせた25種類の運動が可能であるとしています。

EA SPORTSは玩具会社Toy Islandと提携してスポーツグッズを発売するなどスポーツ市場を有望視しており、『EA Sports Active』はそこへ食い込むための重要なIP。急激なライト化を進めるEA SPORTSですが、『Wii Fit』との差別化が成功するのか否かが注目されます。

【GDC 2009】EA Mobile、全力のiPhoneラインナップを発表

http://www.inside-games.jp/article/2009/03/25/34375.html
GDC2日目、分科会「GDC Mobile」でEA MobileのTravis Boatman氏はゴルフゲーム『Tiger Woods PGA Tour』のiPhone版発売と、単語作成ゲーム『SCRABBLE』iPhone版のアップデート詳細を発表しました。

ともに英語版で、『SCRABBLE』は北米で4.99ドルで配信されており、本日(24日・米国時間)無料アップデートとなります。

『Tiger Woods』では、操作はタッチパネルで行います。はじめにスタンスとクラブを設定したら、パワーゲージを表示して、上下に指をスライドさせてスイングします。インパクトした後は、ボールを前後左右に指でスライドして、スピンさせる仕組みです。EAのスポーツゲームらしく、Tigerの動きはモーションキャプチャされたデータを元にしており、リアル指向で表現されています。

『SCRABBLE』ではアップデートで、アメリカで人気のSNS「Facebook」のログイン共有サービス「Facebook Connect」がサポートされました。これによりiPhoneとFacebook、つまりPCとの間で対戦したり、チャットなどが可能になります。PC間で対戦して、途中で外出する際にiPhoneで続きをプレーすることもできます。

Travis氏は、これ以外にも数多くのiPhone版タイトルを発表し、iPhoneに全力投球していく姿勢を示しました。ビデオ映像では『BATTLESHIP』『CONNECT4』『The SIMS3』『Risk』『American Idol』『SPORE creatures』『COMMAND AND CONQUER RED ALERT』『NBA LIVE 10』などが見られました。

このほかTravis氏は日米欧のモバイルゲーム市場の見通しについて語りました。まず市場面では欧州のJava搭載端末での売上を除き、全世界的に通常の携帯電話での売上が微減、もしくは減少するのに対して、iPhoneの登場が引き金となって、スマートフォンでのゲーム市場が急成長するという見通しを示しました。また2008年のスマートフォンの世界販売台数は、前年度13.9%増の1億3930万台に達したと述べました。

このほか端末の将来像については、1977年のATARI2600でゲーム業界が生まれてから、NES(1985年)からPS3(2006年)、携帯電話(2000年)からiPhone(2007年)と、共に表現力の拡大という歴史が見られたことを指摘しました。その上で今後の進化については不明だが、EA Mobileとして全力でタイトルを投入していく姿勢を表明しました。

EA『ダンテズ・インフェルノ(仮)』のアニメ映画版製作を発表

http://www.inside-games.jp/article/2009/03/31/34497.html
エレクトロニック・アーツおよびStarz Mediaは2009年3月30日(月)、イタリア文学の古典として有名な「ダンテズ・インフェルノ」(邦題:ダンテの「神曲」)を、アニメ映画として公開する予定であることを発表した。

以前にもお伝えしたとおり、エレクトロニック・アーツは現在、2010年発売を目処にPS3・Xbox 360に向けて『ダンテズ・インフェルノ(仮)』のゲーム版を開発中。アニメ映画版は、ゲームの世界観をさらに深く掘り下げるものになるとのことで、ゲーム同様、ダンテが最愛のベアトリーチェを探して9つの地獄をさまよう様子が描かれていくと言う。

また本作では、9つの地獄を差別化するため多数のアニメスタジオに製作を委託、各スタジオから生まれるビジョンを優先的に採用するという、ユニークな手法を採っている。あの「神曲」がどのように映像化されるのか、完成を楽しみに待ちたいところだ。

なお本作は3月30日(月)から4月3日(金)にかけフランス・カンヌで開催されるMIP-TVマーケットで放映権が販売される予定。日本での公開予定については触れられていないが、このあたりは今後の進展に期待しよう。

EA、「Wii MotionPlus」は"精度が良すぎるくらい"

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/06/34601.html
Wiiリモコンに接続して、その精度を向上させる周辺機器の「Wii MotionPlus」ですが、今のところ任天堂はまだ正式なリリース日を明らかにしていません。しかしエレクトロニック・アーツは「Wii MotionPlus」に対応した『EA SPORTS グランドスラム テニス』と『タイガー・ウッズPGA TOUR 10』を6月に発売する予定にしています。

TechRaderにて、両タイトルのプロデューサーであるEAのThomas Singleton氏とMike Taramykin氏のインタビューが掲載されていて、「Wii MotionPlus」についてコメントしています。

両氏によれば、「Wii MotionPlus」の性能は非常に良く、プレイヤーのモーションを「一対一」で検知することが可能になっているということです。そして『EA SPORTS グランドスラム テニス』の制作で苦労したのは「余りにも精度が良すぎる」ので、それをいかに制限してゲームらしい動きにすることだったと述べています。

ちなみに、「Wii MotionPlus」をゲームに導入する際の苦労については、「任天堂が十分なライブラリを提供している」ためそう苦労は無かったそうです。実際の開発現場では、高い精度の位置情報をどう生かすか、キャラクターのアニメーションを精度に合わせて向上させる、といった副次的なものが苦労だったということです。

ウィル・ライト氏がマクシスを退社、新たなベンチャーを立ち上げ

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/09/34679.html
マクシスの共同創業者で『シムシティ』『ザ・シムズ』『Spore』など様々なゲームを手がけてきた著名なゲームデザイナーである、ウィル・ライト氏がマクシスを退社し、新たなベンチャー「Stupid Fun Club」を設立することが発表されました。Stupid Fun Clubではウィル・ライト氏の下、ゲーム・映画・テレビ・インターネット・玩具など様々な分野で展開する新規IPの立ち上げを目指すとのことです。

Stupid Fun Clubにはウィル・ライト氏と、マクシスの親会社であるエレクトロニック・アーツ(EA)が同額出資し、EAは制作されたIPに基づくゲームを開発する権利を得ます。

ウィル・ライト氏は「エンターテイメント産業は革命的な変化が起こる時代へと急速に向かっています。Stupid Fun Clubはこのカオス的な状況から新しいタイプのエンターテイメントの可能性を発掘していきます。EAと共に12年間仕事をし、この産業の中でも最も才能に恵まれた多くの開発者と働けたことをとても嬉しく思っています。また近い将来、一緒に仕事が出来るのを楽しみにしています」とコメントしています。

EAのJohn Riccitiello CEOは「私達はウィルのStupid Fun Clubへのビジョンを確信し、将来に渡ってパートナーシップを組むことを楽しみにしています。ウィルは偉大なゲームデザイナーで、シムズ・シムシティ・Sporeなどで世界中で伝説的な開発者だと知られています。彼らのチームは素晴らしいものを数多く生み出してきました」と話しています。

ウィル・ライト氏はJeff Braun氏と共に1989年にマクシスを設立、1997年にEAに買収されました。今後もマクシスは現在の体制で、『Spore』シリーズの拡張パックや待望の『ザ・シムズ3』などを発売していくということです。

EA SPORTSは男性コア層&Wiiの独自路線を重視

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/12/34724.html
EA SPORTSの最高責任者であるPeter Moore氏は、サンフランシスコのMI6ゲームマーケッティングカンファレンスにて、「コアを捉える」「大衆を捉える」「グローバライズ」「ビデオゲームのコアカンパニーをスポーツのコアカンパニーにまで広げる」「デジタル化、ソーシャル的経験、アイテム課金及び他の非伝統的方法」が同社の5つの戦略的柱であると明らかにしました。

Moore氏は既存ソフトの移植に関し、Xbox360やプレイステーション3からWiiへそのまま持っていくような単純なものではなく“Wiiへ落とし込む”のは禁句である、と独自路線の重要さを強調。「我々のブランドは男性ホルモンに満ちており、男性を刺激する」と若い男性へ向けた取り組みを強化する方向性を明らかにしました。

また、TwitterやFacebookといったソーシャルネットワーキングは鍵であり、自虐的メッセージを発信することは社会的巨獣であるEA SPORTSのネガティブイメージを和らげると発言。EA SPORTSの“4つの内的な柱!は「確実性」「競争」「包括性」「アクセシビリティ」であるとの見解を明らかにしました。

EA SPORTSはフィットネスソフト『EA Sports Active』やWii向けシリーズ『オールプレイ』でライト層に向けた取り組みを活発化。玩具会社Toy Islandと提携して“バーチャルコーチ”的スポーツグッズを開発するなどゲーム会社の枠を越えた活動を展開していますが、ゲーム会社として掴んだ男性コア層を重視するという戦略は、業界が女性ライト層へ向かう現在としてはある意味異色であり、その成否が注目されます。

EA、今後の新作PCタイトルはAmazon.co.jp専売に

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/22/34910.html
エレクトロニック・アーツは22日、4月16日以降に発売する新作PCパッケージゲームについて、一般のゲーム販売店などでの販売を辞め、オンラインストアのAmazon.co.jp専売とすることを発表しました。

決定の理由については明らかにされていませんが、オンラインゲーム以外の、通常のPCパッケージゲーム市場の縮小が背景にあるものと思われます。加えて、Amazon.co.jpが販売ボリュームとして、非常に大きな市場となっていることも挙げられそうです。

同社の主力ゲームは予約の割合が高いと考えられる海外ゲームであることも決定の一つの要因だと思われます。

なお、4月15日以前に発売したタイトルの一部もAmazon.co.jpで引き続き販売を行っていくとのことです。また、既に一般に流通している作品は現状の在庫が無くなり次第店頭からは姿を消すとのこと。

コンシューマーゲーム機でも、ニンテンドーDSで発売された『KORG DS-10』(DS/AQインタラクティブ)や『難読漢字DS』(DS/スパイク)などはAmazon.co.jp専売で発売されています。

「ハードの軍拡競争」は終わらないが現在の世代はまだまだ続く−EAのCEOが予測

http://www.inside-games.jp/article/2009/05/08/35111.html
EAのCEOであるJohn Riccitiello氏は「ハードウェアの軍拡競争」は終わっていないものの、現在の世代はもう少し続くとする考えを明らかにしました。

Wedbush Morgan証券のアナリストであるMichael Pachter氏は、新しいハードは2013年以前には登場しないとする予測を発表。対してユービーアイソフトは次世代機が2011年〜2012年に登場するとして技術的投資を始めたとしています。

ユービーアイソフトの動きをどう思うかという質問に対しRiccitiello氏は、ハードウェアの進歩を「軍拡競争」であると表現。「軍拡競争は」決して終わったとは言えないが、現在の世代のハードウェアは非常に長期の寿命を持つのではないかと予想しました。

John Riccitiello氏は2010年度のマーケティングプランに関し、積極的なコスト削減に加え、Wiiに更に力を入れていくとの姿勢を明確化。北米及びヨーロッパのチャートで健闘する可能性のあるタイトルが10前後存在し、これはWiiのためにデザインされたものであるとのこと。「Wiiのためのユニークなマーケティングプラン」が用意されており、これまでとは異なったアプローチを行うとしています。また、日本においてWiiの売上が低下していることに関し、日本市場が「非常に異なった場所」であり北米での売上とは関係しないと判断しているとコメントしています。

ダウンロード販売による収入は8000万ドル(約79億円)であり、これは2008年度の倍近い値。2010年度には更に増大する見込みであるとの見解を明らかにしています。

Wiiやプレイステーション3、Xbox360への投資がやっと効果を現しつつあるのが現在の状況であり、新機種が無くとも今後5年は市場の成長が続くとするのがPachter氏の意見。EAとユービーアイソフトは全く異なる予測を見せた訳ですが、どちらが正しいのかは今後の市場を占う点でも大きな意味を持っているといえるでしょう。

『デッドスペース エクストラクション』はWii用M指定コンテンツの実験

http://www.inside-games.jp/article/2009/05/11/35169.html
EA Redwood ShoresのGlen Schofield氏は、『デッドスペース エクストラクション』(Dead Space Extraction/仮称)がWii向けMコンテンツの実験であると語ります。

『デッドスペース エクストラクション』はヒット作『DEAD SPACE』の前日談が描かれるWii用ゲーム。前作『DEAD SPACE』は過激なホラー描写でESRBのM(17歳以上)指定になるなどレーティングの面でも話題となりました。

前作に引き続いて『デッドスペース エクストラクション』を手がけるSchofield氏は、同作の発売を「実験である」とコメント。Wiiは5000万台売れているので2%が反応するだけでも充分な数になるとしています。

他の『House of the Dead: Overkill』『バイオハザード』などのM指定ゲームに関して、評価も高く健闘しているとコメント。こうした高評価のゲームはWiiのゲームの中でトップの5%であり、多くのゲームは「グレートな点数を得ていない」とする見解を明らかにしました。

『House of the Dead: Overkill』『MADWORLD』などWii向けM指定ゲームは、ゲーマーの評価は高いものの売上的には突出したものがないとされているのが現状。『DEAD SPACE』はどのバージョンも80点代後半のメタスコアを記録しており、この勢いがどのような影響を及ぼすかが注目されます。

「我々はWiiのハードなレッスンで学んだ」−EA SPORTSがWiiに注力する理由とは?

http://www.inside-games.jp/article/2009/05/15/35241.html
EA SPORTSの最高責任者Peter Moore氏は「我々はWiiのハードなレッスンで学んだ」といいます。

Wiiへの注力をスタートしているEA SPORTSですが、Moore氏は「我々はビジネスの半分を得た人を無視することはできない。我々はフランチャイズとメッセージを翻した」と路線変更の理由を解説。

「我々は最新のFIFAやマッデンでグラフィックをセールスポイントとすることに慣れていたが、Wiiではそれは不可能だ。我々は動きに関して学び、それは遅いスタートだった」「我々はWiiの経験を持つチームを編成した。我々のライセンスをWiiの消費者に適切なものとするためのハードなレッスンを学んだ」とWiiの特性に合わせたゲームの開発が容易ではなかったと明かします。

開発の方向性の違いに関し、Moore氏は「それは“草の臭いがするようなシャツ”のディテールではなく、楽しむこと、そしてゲームをいかに感じることだ」とコメント。Wiiと他機種のゲーム開発には大きなコンセプトの違いがあるとしています。

EA SPORTSは当初HD機に力を入れていましたが、Wii専用の『EA Sports Active』やWiiユーザー向けの『オールプレイ』シリーズでWiiへの取り組みを強化。同時にオンラインにも注力、先日はオンラインでのプレイが5億回に達するなど成果を上げています。

『EA Sports Active』を「新しいフランチャイズ以上のものであり、プラットフォームだ」と語るMoore氏ですが、ディテールから楽しむことへの移行は同社のゲームに大きな影響を及ぼしそうです。

EAとワーナー・ブラザース・インタラクティブ・エンターテインメントがゲーム「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を発表!5/15

http://www.eajapan.co.jp/news/12661/
ギルドフォード・英国 - エレクトロニック・アーツ社(NASDAQ: ERTS)は現地時間5月14日にワーナー・ブラザース・インタラクティブ・エンターテインメントと「ハリー・ポッターと謎のプリンス」のビデオゲームを6月30日に発売すると発表いたしました。本作はJ.K. Rowling原作、Warner Bros. Picturesの「ハリー・ポッター」シリーズ6作目の映画公開より一足先に発売されます。また、日本語版は日本での映画公開と同時期、7月16日の発売を予定しております。

ゲーム「ハリー・ポッターと謎のプリンス」でプレイヤーはホグワーツに戻り、ハリーが波乱に満ちた6年目を乗り切るための手助けをすることになります。魔法の決闘を体験したり、魔法薬学の授業で魔法薬を調合したり、グリフィンドールのクィディッチチームを勝利に導きます。プレイヤーはロンの恋のもつれによりゲームプレイから脱線したりしながら、ドラマチックなストーリーの結末に謎のプリンスの正体を突き止めることになります。

ギルドフォード(英国)にあるEA ブライトライトスタジオ開発によるゲーム「ハリー・ポッターと謎のプリンス」は日本で、7月16日にニンテンドーDS™版の発売を予定しております。

「EAは現在のハードウェアサイクルを逃した」−アナリストがEAを評価

http://www.inside-games.jp/article/2009/05/29/35471.html
海外ゲームサイトGameindustryが伝えるところによりますと、調査会社のCowen and Companyは、EAが現在のハードウェアサイクルを逃したと評しているとのことです。

同社はEAの収益に関して「期待外れであり、EAの歴史的にも低い水準にある」と評価。次の会計年度への取り組みがかなり積極的ではあるが、新たなヒットゲームが出ない限り難しく、コストカットを伴うものであり長期的なダメージがあるとしています。

レポートは各種の新作に関する北米での売上を予測。これによると『The Sims 3』が150万本、『Brutal Legend』が40万本、『The Saboteur』が63万本、『Army of Two: The 40th Day』が130万本、『Dragon Age: Origins』が210万本、『Battlefield: Bad Company 2』が110万本、『Mass Effect 2』が110万本、『Dante's Inferno』(ダンテズ・インフェルノ(仮))が80万本売れるとされています。

EAは業績の悪化が言われており、2007年にはCEOのJohn Riccitiello氏が「残念な事ではありますが、私たちはWiiではなく、PS3とXbox360という間違った馬に少し賭けすぎていました」と発言するなど波乱含みの今サイクルとなっています。

EA『パーソナルトレーナーWii』、イメージキャラクターに長谷川理恵さんを起用

http://www.inside-games.jp/article/2009/05/29/35481.html
エレクトロニック・アーツは2009年05月29日(金)、Wii専用のエクササイズソフト『EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii 30日生活改善プログラム』のイメージキャラクターとして、長谷川理恵さんを起用すると発表しました。

ライフスタイルやフィジカルな面でも「メリハリ」のあるモデル・タレントとして、マルチに活躍中の長谷川理恵さん。同日よりオープンされた公式サイトのスペシャルページでは、健康なカラダと生活に対する意識を高め、充実した毎日を送りたい人を応援するために、長谷川理恵さんが秘密にしていた“メリハリ生活のコツ”が公開されていく予定です。第1回目の公開は6月4日とのことです。

なお『EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii 30日生活改善プログラム』を早期購入された人には、特典として、エクササイズにより効果をもたらす「専用レッグストラップ&レジスタンスバンド」がもう1セット無料でプレゼントされるキャンペーンも発表されました。

友達や家族といっしょにプレイするなら、もう1セット追加で欲しい別売「EA SPORTSアクティブ パーソナルトレーナーWii専用レッグストラップ&レジスタンスバンド」(税込1,418円)を、無料でGETできるチャンスとなっています。

『EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii 30日生活改善プログラム』は2009年8月6日(木)発売で、価格は7,140円(税込)です。なお製品にはソフトウェア1枚と専用レッグストラップ&レジスタンスバンドが1セット同梱されています。

Wiiでエクササイズ『EA SPORTS Active』北米で60万本販売

http://www.inside-games.jp/article/2009/06/03/35578.html
米国エレクトロニック・アーツは、北米で2009年5月19日(火)に発売したWii用フィットネスソフト『EA SPORTS Active』が、発売2週間で60万本を売り上げたことを発表した。また、北米では今冬に拡張パックを発売することを決定した。

『EA SPORTS Active』は、日本で2009年8月6日(木)に発売される『EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii 30日生活改善プログラム』の北米版。本作では、専用の「レッグストラップ」と「レジスタンスバンド」を使用し、自宅で気軽に1日約20分のエクササイズが楽しめる。

EA SPORTSのプレジデント、ピーター・ムーア氏は、「私たちは『EA SPORTS Active』への圧倒的な反響をとても嬉しく思います。これまでのEA史上に於いて、最も好調な出足となったWiiタイトルで、心強いことに発売2週目の全世界での販売は、1週目同様の勢いでした。出足好調というだけではなく、ソファから立ち上がり、いい汗を流し、健康的なライフスタイルを送り、生活を変えたという、本作を使用した方からの反響が寄せられています」と、本作の人気について述べている。

そして、今回発表された『EA SPORTS Active』の拡張パックでは、南国ムード漂うステージで、30種類の新しい上半身、下半身、そしてカーディオ(有酸素運動)をターゲットにしたエクササイズが行える。

拡張パックの内容は、ややレベルアップしたエクササイズとなり、カールアップやクランチ&パンチなどにチャレンジできる。さらに、ステップエアロビックス、障害物競走、スカッシュ、ウォータースキーなどのスポーツで、上半身と下半身を一緒に強化することもできる。

また、ウォームアップやクールダウン機能に加えて、1週間が終わると難易度が上がる「6週間チャレンジ」プログラムが収録される。

日本版の『EA SPORTS アクティブ』は、8月6日(木)にリリースされ、イメージキャラクタには女優やモデルとして活躍中の長谷川理恵さんが起用されている。

なお、日本の公式サイトでは6月4日(木)より、長谷川理恵さんの体験をもとにした、健康なカラダと生活に対する意識を高めるメリハリ生活のコツを紹介するページ「長谷川理恵のメリハリハッピーライフ」が開設される。

EA SPORTS、「Project Natal」を有望視、Xbox360版『EA SPORTS アクティブ』に着手

http://www.inside-games.jp/article/2009/06/06/35679.html
EA SPORTSにとって、E3のモーションコントローラーラッシュは大きな転機となるようです。

同社の最高責任者Peter Moore氏は、動きでゲームを遊ぶXbox360の「Project Natal」とプレイステーション3のモーションコントローラーを有望視しているとのことです。

Moore氏は「Project Natal」に関し「我々がやろうとしていたことの完全な例」であり、既に二ヶ月前から「Project Natal」版『EA Sports Active(EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii 30日生活改善プログラム)』に着手しているとのこと。また、ソニーのモーションコントローラー版に関しても同様であるとしています。Moore氏は「Project Natalは巨大な可能性だ」と語ったとのこと。

「Project Natal」は“コントローラー無しで遊べるゲーム”を提唱するもので、具体的にはXbox360に接続したカメラでプレイヤーの身体の動きを読み取ります。手に何も持たず遊べるため、フィットネス系ソフトには適した操作系。

『Wii Fit Plus』『NewU Fitness First Personal Trainer』『The Biggest Loser』などフィットネス系ソフトは既に戦国状態の感がありますが、Xbox360やプレイステーション3で遊べることで混迷が深まるのか、ジャンルとして深みを持つのか、今後数年の動きには注意が必要のようです。

米大統領の「子供をゲームから引き離せ」発言にEA SPORTSが逆襲

http://www.inside-games.jp/article/2009/06/24/35973.html
オバマ大統領は「子供をゲームから引き離すべき」と言いますが、エレクトロニック・アーツで「EA SPORTS」ブランドの最高責任者を務めるピーター・ムーア氏は大統領に挑戦状を叩きつけました。

オバマ大統領は先日のスピーチの中で健康管理の大切さを「ランニングに出て、ジムに行って、子供はゲームから引き離し外で遊ばせるべき」という言葉で語りましたが、ピーター・ムーア氏は自身のオフィシャルBlogにおいて「Wiiと、マイクロソフトやソニーが開発中のモーションコントロールが、『EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii 30日生活改善プログラム』のように自宅でのフィットネス体験を拡大する」と自社ゲームが運動に役立つとコメント。これらのゲームが「アメリカ家庭において運動用具より多くのゲーム機で使われるようになると思う」と予想しています。

ムーア氏は「ミスター・プレジデント。ここに貴方へ挑戦します。『EA SPORTS アクティブ』を試してみて下さい。最初の運動が終わった時、補佐官に“Yes You Can!”と言わずにおれない、と保証します」と挑戦状を突きつけました。

「10年間汗をかかなかった人であるか週6日ジムで過ごす人であるかに関わらず『EA SPORTS アクティブ』が人々の生活を変える」とムーア氏は自信満々に語っています。

『EA SPORTS アクティブ』は発売直後の二週間で、北米において60万本を売り上げており、この好調が自信の源となっている模様。大統領に挑戦状を叩きつけるというのは実にアメリカ的なパフォーマンスといえるでしょう。