T-64B

Last-modified: 2024-07-17 (水) 22:18:31

目次

概要

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T-64Bはソビエト連邦にて開発されたMBTである。
GHPCに置けるこの戦車の最大の特徴は、

  • 最高クラスに優秀な複合装甲
  • 125mm砲から放たれるソビエト製最新砲弾
    「3BM32 APFSDS」
    これに尽きるだろう。
    3BM32はGHPCで唯一M1エイブラムスの装甲を正面から貫徹可能である。
    今までM1に痛い目を見させられていた同志諸君もご満悦だろう。
    しかし、欠点がないわけではない。
    いつも通り後退速度は劣悪で、自動装填装置の関係でバイタルパートが大きくなっている。
    もっとも、扱いに難があった照準器は今や最新のものに換装され、T-80と同じものとなった。
    その性能を十分に発揮できるかは乗り手次第だ。

装甲

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武装射撃部位貫通距離(m)
M833 APFSDS砲塔複合装甲1000m以上
車体複合装甲1000m以上
M774 APFSDS砲塔複合装甲750m
車体複合装甲850m
M456 HEAT-FS砲塔複合装甲貫通不可
車体複合装甲貫通不可
BGM-71A TOW砲塔複合装甲貫通不可
車体複合装甲貫通不可

車体正面上部・砲塔正面に複合装甲が装備されている。
車体正面上部は通常の複合装甲だが、砲塔正面の装甲はセラミック製のボールを詰めた少々特異な構造となっている。
しかし、その性能はT-72と比べてもとても優秀で105mm砲やミサイルを確実に受け止めてくれる。
車体下部や砲塔防楯周辺などは相変わらず複合装甲がないので、貫通されないようにしよう。
砲塔右側に砲手、左側に車長が座っている。
操縦手は車体正面で、操縦手用バイザーは弱点になる。

砲手の視界

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この照準器では唯一無二の無段階ズーム機能が装備されている。
これにより、砲手は自分に取って扱いやすい倍率を設定できるようになった。
T-64Bの照準器は自動仰俯角設定式と従来のレティクルスライド式とを併用することができるようになっている。
レーザーで距離を測れば自動で仰俯角を設定し、手動調整すれば横棒がスライドする。
照準距離表示も従来のホイール式から数字による表記となっている。
それに伴い、発射可能かを示すランプと弾種を示す文字が追加されている。
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弾種はこのようにキリル文字の頭文字で表される。
弾種はそれぞれ、
Б - APFSDS
К - HEAT
О - HE
У - 主砲発射型ATGM(GLATGM)
となっている。
更に、偏差修正機能も完備されている。
仕組みは、1秒間目標に合わせ続けると照準器はそのまま、自動で主砲が偏差を取るというレティクルがズレるM1エイブラムスより一段優秀なもの。
そのため、砲手は基本的に目標を正面に入れてスイッチするだけで撃てる。
T-64Bには熱線映像装置が搭載されていない。
そもそも、ソ連戦車の熱線映像装置は、T-80Bの改良型であるT-80Uのさらに指揮車両型であるT-80UKまでない。
大人しく立ち回りを工夫しよう。

注意点

この照準器を操作しているとき、装填済みなのに、このように主砲が発射できないときがある。
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これは多くの場合、仰俯角の不足によって起きる。
この照準器は主砲と独立して動作するため、仰俯角が不足していても照準があっているように見えるのだ。
ソ連戦車の俯角は狭く、急な地形でハルダウンしようとすると俯角が不足することがよくある。
その時は、ハルダウンする場所を変えよう。

デルタD

この戦車にはT-72と同じくデルタDがついている。
車両が走行する距離に応じて照準距離を補正してくれるので、躍進射撃がとても簡単に行える。

ナイトサイト

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↑パッシブとアクティブの比較
ナイトサイトは通常のサイトとはリンクしていないため、レーザー測距をすることはできず手動で調整する必要がある。
しかし、適度な月明かりがあればスポットライトを使わずにある程度照準ができるようになった。
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メインサイトは他のソ連戦車と同じように「i」キーで色を変えることができる。
コチラで照準できるならコチラの方が便利だ。

弾薬と自動装填装置

ソビエト連邦が誇る最新砲弾、「3BM32 APFSDS」を使用することができる。
この砲弾はあのエイブラムスを800~1000m超の距離から正面装甲を貫通することができるまさに夢のような砲弾である。
この砲弾なら、ドヤ顔で正面向けてくる愚かなM1に祖国の味を思い知らせることができるだろう。
ただし、稀に「3BM22」や「3BM15」にすり替わっているときもあるので注意しよう。

T-64の自動装填装置「MZ」はT-72のソレと比べ、少々弾薬庫の被弾面積が大きい。さらに被弾すれば一発爆散なので側面を見せないようにしよう。

機動力

重量自体はT-72より少し軽いがエンジンの出力が低いため、総合的にT-72より機動性で劣る。
トルクが不足している関係で、特に走り出しや信地旋回でこれがネックとなる。
幸い、直進性能は悪くないので、できるだけ直線的に動こう。

結論

T-64は非常にハイスペックな戦車であるうえ、照準器がT-80と同格のものへ強化された。
機動性や装甲防御力においては依然T-80に軍配が上がるが、T-64Aよりも格段に戦闘力は向上しただろう。
その力を存分にNATOに対して振るい、祖国を勝利に導け!

おまけ T-64Aとの比較

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T-64Aとの比較画像。右がT-64A、左がT-64Bである。
照準器の形が少し変化していることがわかる。

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