進行度

• 進行度とは、貿易をする全てのヘビに平等に与えられた持ち時間であり、同時にこのゲームにおけるもっとも重要なリソースでもある。
• ここでは、このゲーム内での進行度の扱いや仕様、関連する事柄について解説していく。

概要

• 進行度とは、「ヘビ貿易」配信開始時から存在していた要素で、このゲームのシステムの根本的な部分を担っている重要な数値である。
  現在の進行度はメニュー画面の中の最も右下のアイコンに表示されている。

• これは簡単に言えばここまでの貿易でプレイヤーヘビが消費した時間である。基本的には増え続ける一方だが、後述する進行度戻しを行えば巻き戻すこともできる。
• ヘビがラクダ、トロッコ、魔法陣などの各種マップ移動手段を用いてマップを移動するたび、進行度が+1される。
  • ヘビの実家のモブヘビが説明している通り、一部のレアマップやボーナスマップでは進行度が+2~3されることもある。
    進行度増加分に見合わないマップも多数あるが。
• 新たに貿易を始めてヘビの実家に降り立ったヘビには既に、進行度が「1」となっている。これは、雲の上エリアからヘビの実家に移動したことも進行度カウントに含まれているからである。
• 要は、マップを移動するたびに1~3ほど増加するカウントだと思えばよい。
  そして、ヘビの貿易においてはこの数値が様々な形で影響を与えてくる。

進行度の値が影響するもの

• 貿易中に進行度の値そのものが影響してくる要素を以下で解説する。

移動マップの固定

• 最も分かりやすく、また最も大きな影響のある効果。
  ランダム移動によって進行度が特定の値になる場合、移動先がその値に応じて固定されるというもの。
  (注: 以下の記述はHARDモードなことが前提である。ノーマルモードの場合はこちらを参照のこと。)
  マップ移動については予備知識も参照のこと。
  • あくまで「ランダム移動を行ったとき」なので、魔法陣や時空の巨塔の階段のような「移動先が固定された移動手段」を使う場合は問題なくそれらのオブジェクトに表示されたマップに移動できる。
• 特に進行度33以降の移動で固定される砂漠の最果ての存在は、このゲームにおける事実上の行動制限になっている。
  ヘビーなやりこみを行ううえでは「マップ固定移動や進行度戻しを駆使し、最果て送りになるのをどれだけ引き延ばせるか」が極めて重要になってくる。
  • ランダム移動先が固定される進行度は、進行度順で以下の通り。また、こちらの表や、こちらの画像も参照。

• 進行度1：ヘビの実家
  実はここも固定マップ。進行度1の時にここになる。
  後述する進行度戻しを行って現在の進行度を0にしたうえで移動すると、ここに戻ってくることができる。
  • これを利用し、カースダイヤルをRTAせずとも回収することができていた。
    具体的には、進行度を0まで戻して移動、実家に帰省してからカースダイヤルを拾って70000Gまで稼いでから脱皮する……というもの。
    • 現在は後述の時間戻し上限があるため、難度が上がっている。
      進行度23までに進行度を0まで戻すアイテムを揃える必要があり、素直にRTAした方がよほど楽である。

• 進行度2：砂漠のキャンプ地
  極めて特殊なマップ。「進行度2」に加えて別の条件を満たしている場合にのみ固定移動し、それ以外は通常抽選となる。詳細はリンク先で（ネタバレ注意）。

• 進行度30~32：換金場所
  ヘビの別荘、第二の別荘、時空の巨塔、時短の巨塔の4種のマップに固定移動できる重要マップ。
  進行度3つ分の猶予があるため、よほど のことをしない限りはここに到着できる。

• 進行度33~：砂漠の最果て
  進行度32以上でランダム移動すると飛ばされる、ヘビの貿易の行きつく果て。残りのヘビは鉱石チャレンジの屋上で通せんぼされる。
  基本的には、このマップに着いたらその貿易は終わりとなる。

時空の回廊の結界

• 後述する進行度戻しにおいて極めて重要となるレア鉱石：「チックタック」が配置された地下ダンジョンマップである時空の回廊。
  ここに設置された結界は、「現在の進行度が○○～△△である」という独自の条件で解除される。
  それだけといえばそれだけなのだが、それがどれほど重要なことであるかはヘビーユーザーならよく理解していることだろう……進行度28でリセマラしたヘビは多い。

コテージの効果

• 時空の回廊にのみ存在するレアアイテム。進行度が29以下なら「HPMP全快（+100）、進行度+1」進行度が30以上なら「MP全快（+100）」の効果。
  「任意のタイミングで進行度を増加させる」ことができる唯一の手段であり、時空の回廊における重要アイテムではあるのだが……
  獲得したものの使用機会を逃し、貿易最終盤のMP回復に用いられることも少なくない。

ユニコーンからの被ダメージの変化

• 時空の巨塔 5F等に出現する強敵であるユニコーンは普段は50ダメを飛ばしてくる強敵だが、「現在の腕力・知識・生産の合計値と進行度の値が同じ」場合に被ダメが5にまで低下する。
  基本的には最大HP51を確保するか高級酒系アイテムやスキルリターン、サッキュバスなどの逆ドーピングを駆使するかの2択になるが、進行度を戻すことでも調整ができることは一応覚えておこう。

馬の出現

• このNPCは進行度28以上で登場するようで、例えば進行度29で目の前に馬がいるときに進行度戻しを行って進行度19にすると、目の前の馬がただのラクダに変化する。
  以下は要検証
  • 馬が出現するマップに進行度27で着いた場合、コテージや時空商人を使えばラクダを馬にして移動時の進行度を節約することも可能と思われる(要検証)。
    どうせなら進行度29で時空の回廊ワンチャンを狙いたいコテージはともかく、魔女の住む家は時空商人が出る可能性があるので一応覚えておこう。
    進行度は結局±0ではあるのだが、ロープと引き換えに時空商人の取引アイテム分を丸得できる……はず。

床落ちアイテムの変化

• 一部マップの床落ちアイテムは現在の進行度によって変化するようだ。
• 「進行度10、20では封筒から選べるギフトが出現するため、時空の砂時計は進行度22~23で使うとよい」といったことが作者のブログで明言されていた。(現在は閲覧不可)
  • コメント欄の検証ヘビ曰く、「進行度序盤（主に1桁？）は土器、10～19ぐらいでドリル単品、20で選べるギフト、21で選べないギフト、22以降がドリル防具になるっぽい」とのこと。

リソース・通貨としての利用

貿易中に進行度をリソースとして消費する要素を以下に示す。

時空商人との取引

• 建設で解禁されるNPCである時空商人との取引は、進行度を1消費してアイテムを入手する。
  つまりは通常マップ1つ分での収益を丸ごと失うことになるため、極めて重い対価なのだが……その分得られるアイテムも貴重なものが並ぶ。
  特に序盤の進行度1で得られる利益は大したものではないので、それと超電磁ドリルなどを引き換えにできると考えれば十分お得である。

触手のオブジェの撤去

• 一部の高難易度マップに登場する、触手のオブジェを除去できる。
  この触手はダイナマイト2つを消費することで除去もできるが、ダイナマイト2つはかなり重いのも事実。
  また進行度の価値は序盤と終盤で大きく違うので、序盤に触手の回廊系のマップを引けた場合は消費してもよいだろう。

インターホンの利用

• 留置所とヘビ収容所に存在するインターホンを、逮捕状の消去と引き換えに利用できる。
  • 具体的には、「逮捕状-n→進行度+n」の取引が行われる。(nは自分が今持っている逮捕状の総数。)
    • この取引を行えば、確実に留置所/収容所から出ることができる。
      ただし、逮捕状1枚の価値の目安は-1000Gなので、進行度1個分を1000Gで売り渡していることになり、価値としては大損。
      これを利用する羽目にならないよう、違法行為は考えて行う必要がある。

救難信号要請装置の利用

• アイアンクラッシュでピッケルやら最後のバールやらが尽きて詰んだ場合、進行度を+3して移動できる。
  普通に移動しても+1なので、進行度を2消費して救済してもらったことになる。
  • 備えの足りないときに来てしまった場合、これを使うくらいならリセットするか地下ダンジョンへ進んだ方がよい。

進行度戻し

• 上述のようにヘビの貿易過程に大きな制約を与えてくる進行度だが、なんとこのゲームでは一部のアイテム・オブジェクトを利用することで進行度を戻すことができる。
  ヘビボール6個の選択肢表示から時戻し、時間戻しなどとも呼ばれるが、いずれも同じ意味である。

• 当然、進行度を戻したぶんは改めて貿易しなおすことができる。
  マップ移動を重ねることで徐々に稼ぎ能力が増強されていくこのゲームのシステムにおいて、強くてニューゲームできることは極めて大きなメリットとなる。
  ヘビーなやりこみを行うには必須と言っていいレベルのテクニックである進行度戻しだが、いくつかの重要な仕様があるためそれについて解説する。

進行度戻し上限

• 2021/10/2のアプデで追加された要素。
  一定値以上の進行度戻しを行うと、次のランダム移動からは強制的に時空の最果てへと飛ばされる。(一部例外ありヘビスレのヘビ達の研究によるとどうやら変則スタートなら例外的に最果て行きは回避される模様）
  • こちらのモブヘビ曰く、時空警察に捕まってしまうんだとか。違法行為なのだろうか。逮捕状は出ないが。
• このゲームの作者自身が、大幅な進行度戻し&リセマラをあまり好んでいなかったための仕様と思われる。詳細はこちらのセリフを参照のこと。

• この上限値は初期状態では19であり、20戻しを行うと時空の最果て送りとなる。
  進行度戻しはだいたい10の倍数(砂時計を拾えた場合を除く)なことを考えると、初期状態では進行度戻しは1回が限度と考えてよい。
  時空の巨塔を上る場合は注意しておこう。
• この上限は建設によって上昇させることができる。
  1回建設で20までの上限戻しが可能となるため、特に1回目の建設は重要となる。稼ぎたいなら早めにやっておこう。
  • ただしこの場合、更に追加の時戻しアイテムを拾えていなければ時空の最果て経由で時短の巨塔に行けなくなることには留意しよう。
  • また、時空の最果てに確定で存在するレア鉱石「ロストテクノロジー」を狙う場合も注意。何回も貿易を繰り返していればそのうち入手できるだろうが、今すぐ入手したい場合は建設前に回収しておこう。
• 2021/10/23現在で、上限値の上限値は進行度戻し23。ちょうど、ヘビボール2回＆砂時計1回分となる。

進行度戻しの方法

• 進行度戻しには以下の4つの手段がある。
  • チックタック消費（進行度-10）
  • ヘビボール6個消費での「時間を戻したい」の願い（進行度-10）
  • 時空の砂時計消費（進行度-3）
  • 若返りの泉を飲む（進行度-1・この減少は先述の戻した進行度のカウントにならない）
• この中で最も安定して行えるのがヘビボールの進行度戻しである。
  • 銀箱を開錠して出てくる「レアアイテム引換券」4つ*1をヘビボール1つと交換することができる。
  • 銀箱一つから0～2つ程度出てくるので、腕力プレイの場合相当数集まる。ただしランダム幅2以下の場合（セーブ後3エリアまで）に限られる。
• また、チックタック獲得のため進行度29で時空の回廊に行くことを狙うプレイングもある。
  • 27でダンジョンにセーブしながら潜り、28で地下ダンジョン入り口があれば時空の回廊が出るまでリセマラを繰り返す事でチックタックを拾う事が出来る。この段階でヘビボールを5つ集めている場合はさらにヘビボールを回収する事で進行度を20戻すことができる。
    • 当然ながらチックタックは消滅するが、デモンズパレスなどで四次元ミラーを拾えていると、進行度を戻しながらチックタックを温存できる。

具体的なチャート

• 具体的なチャートは以下の通り。ただしこれ以外にも様々なチャートがあると思われる。
  • 下記のチャートは建設で戻せる進行度を20以上にしていることを想定している。
  • 進行度を戻すタイミングは、鉱石チャレンジを除き多少前後しても良い。

1. 進行度30までにヘビボールを6個確保する
2. ヘビボール6を使い進行度を10戻す
3. 再び進行度30までにヘビボールを6個確保する
4. 換金場所(30)→時短の巨塔(31)→鉱石チャレンジ(32)
5. 再び進行度を10戻す、戻せる進行度が23の場合かつ砂時計を持っている場合は使って進行度-3
6. 換金場所→第二の別荘→換金場所→ヘビの別荘→時空の巨塔 1F
7. 時空の巨塔に登り、ヘビボールを6個確保する
8. ヘビボール6を使い進行度を10戻す
9. 時空の最果て行きになるので「最果て→時短→鉱石チャレ」を繰り返す
10. 進行度が30以上になったら鉱石チャレンジを抜け出せなくなるのでそこで脱皮。
    このときヘビボールが5個以上余っていれば最後にガラパゴス砂漠へ。

余談

• インターホンや救難信号要請装置の説明を見る限り、進行度1 = 1日 という設定らしい。ヘビの貿易は1ヵ月程度の旅路のようだ。33日後に脱皮するヘビ
• 進行度というパラメータは、作者の以前の作品である「ヘビ電卓」でも登場していた。そちらではヘビ貿易よりも進行度の上がり具合が大きく、100を超えると次のエリアに進んで0にリセットされるという仕様だった。

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