目次
はじめに
世の中には色々なタイプのネーチャーストーブがある。
単純に小枝を燃やすタイプや、煙突を保温することで強烈な上昇気流を発生させ吸気を促すタイプ、熱電対で発電して強制吸気させて燃焼を促す物など。
以前から興味のあったウッドガスストーブというタイプがある。
これは燃料となる小枝をギチギチにつめて炎が立ち上がる方向とは逆の下向きに燃焼をすすませ、窒息状態のまま上からの火で蒸し焼きにすることで木材が熱分解して高温の可燃性ガスが発生、そこに二次エアを供給して炎を得る物である。
特徴としては、木を燃やす時に発生する可燃性ガスを余すこと無く燃焼させるため効率がよく、木の蒸し焼きで作られている炭と同じく、燃焼時に煙が発生しない。
シンプルな構造で、その辺の拾った小枝で煮炊きできるウッドガスストーブを作ってみようと思う。
目的
ウッドガスストーブを安価に製作する。
コスト
・予算 200円+税
・時間 1時間
作り方
材料調達
ダイソーで、火遊びグッズの製作にもってこい、安定のオイルポットとその一回り体積が小さいプルタブタイプ貯金箱を買ってくる。
外缶の加工
- 酸素取り込み穴を開ける
内缶の加工
外缶と内缶のASSY
燃焼実験
- 公園から拾ってきた小枝。
- ほんのちょっとの木しか無い公園でも、3分あれば木の下にある枯れた小枝がこれだけあつまった。
- 通常の焚き火では考えられないような、缶にぎちぎちに詰め込むように小枝をいれる。空気の通りは考えなくてよい。
- 上側にティッシュを2枚くらいおいて着火。
- 3分くらいで大きな炎が立ち上がる。
- 空気の通り道も無いほどにぎちぎちに詰めた木が、ほとんど上部しか火が回ってないのにも関わらず、ここまでの炎の高さになり、とても暖かい。
- 更に普通に木を燃やしたときと違い、煙や臭いが無い。
まとめ
- 200円でウッドガスストーブが製作できた。
- 木をぎちぎちにつめた状態でも、2次燃焼が確認できた。
- ガス燃焼主体のため、着火性が非常に良く、3分という短時間で大きな火柱が得られる事が分かった。
- 燃焼時に煙が発生せず、狭小地でも扱いやすい事がわかった。
参考文献
- ウッドガスストーブを自作した(2号機): 八ヶ岳移住計画
- [[月刊 現代農業2013年12月号 木っ端ひとつかみでお湯が沸くウッドガスストーブ> http://www.ruralnet.or.jp/gn/201312/woodgas.htm]]
ご意見ご感想ご質問等、ご自由にどうぞ
- すみません。夏休みの作品でウッドガスストーブを作ったのですが、それのまとめの文で、こちらの記事の内容を参考にしてもよろしいでしょうか? -- とある中学生? 2016-08-25 (木) 14:54:31
- どうぞどうぞ、たいした内容ではありませんが -- ほっけ? 2016-09-03 (土) 12:56:55
- はじめまして。とても参考になります。フェイスブックでシェアさせていただいてもよろしいでしょうか? -- DIY初心者? 2017-01-05 (木) 16:05:46
- 初めまして。>DIY初心者さん 構いませんよ -- ほっけ? 2017-01-21 (土) 21:56:39
- ありがとうございます! -- DIY初心者? 2017-01-21 (土) 23:08:37