概要
対応艦種 | 戦、巡、駆、空 | 目標 | 対艦、対空 |
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重量 | 46.90t | 装填速度 | 4.3秒/発 |
耐久値 | 1713 | 発射初速 | 720m/s |
砲弾 | 127mm弾 | 最大仰角 | 90.0度 |
AP弾薬最大威力 | - | 最大俯角 | -7.0度 |
HE弾薬最大威力 | 639 | 旋回速度 | 7.0度/秒 |
対艦射程 | 3656m | 俯仰速度 | 12.0度/秒 |
対空射程 | 1975m | 弾薬庫 | - |
購入ダイヤ | 202 | 購入ゴールド | 4,026,000 |
グリッド | 3×3 | 開発技術 | 鋼5兵24機15電20 |
高性能化する航空機に対抗するため、帝国海軍が一から設計・製造した連装高角砲。 優秀な発射速度と高い命中精度を持ち、対空戦闘のみならず対艦戦闘においても高い評価を得ていたと言われる。 本砲は波よけ盾付きで、重巡洋艦などが装備した。 |
解説
- A1型の左側にあった盾を拡大し、砲前面を覆うようになった感じの12.7cm連装高角砲。
- 基本的な性能はA1型と同じ。旋回速度も遅いままなので注意。
- サイズは3×3とA1型、B1型よりも大きくなった。しかし左右対称になったので配備時の干渉問題で苦労することは無くなった。また、後に登場する改二と改三に比べて上方向に伸びていて且つ角ばっているため、前列に置くと後ろの兵装の動作に影響が出やすい点に注意。
- 左右対称という性質からか、一部の見た目を気にする隊長から愛されるA1型改一。ただし実用面では2×2のA1型の方が多く搭載できる点や、丸型で上方向にあまり面積をとらない改二と改三があることから、実戦用の艦ではあまり見ない兵装である。
- 22-2で結構ドロップする。
搭載可能艦
駆逐艦 | 磯風 | 峯風 | 睦月 | 初春 | 吹雪 | 陽炎 | |
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巡洋艦 | 天龍 | 球磨 | 長良 | 古鷹 | 青葉 | 妙高 | 高雄 |
戦 艦 | 敷島 | 薩摩 | 河内 | 金剛 | 扶桑 | 長門 | |
空 母 | 鳳翔 | 大鷹 | 祥鳳 | 龍驤 | 加賀 | 赤城 | |
注釈 | 未検証 |
ドロップ海域
作戦1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
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作戦2 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦3 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦4 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦5 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦6 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦7 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦8 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦9 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦10 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦11 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦12 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦13 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦14 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦15 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦16 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦17 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦18 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦19 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦20 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
作戦21 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
※ドロップが確認された海域のみ表示
史実での扱い
本海軍の高角砲では最も成功した砲といわれており戦艦、空母をはじめとする多くの主要艦艇に搭載された。
戦艦:金剛型、扶桑型、伊勢型、長門型、大和型
航空母艦:加賀、龍驤、蒼龍、飛龍、翔鶴型、雲龍型、信濃、瑞鳳型、龍鳳、千歳型、飛鷹型、冲鷹、神鷹、海鷹
重巡洋艦:妙高型、鳥海を除く高雄型、最上型、利根型
軽巡洋艦:5,500トン型(昭和18年以降順次搭載)
旧装甲巡洋艦:出雲型
水上機母艦:千歳型、瑞穂、秋津洲
潜水母艦:大鯨、剣埼
練習巡洋艦:香取型
敷設艦:津軽
駆逐艦:松型(丁型)
輸送艦:第一号型輸送艦
特務艦:明石、足摺型運送艦
最大毎分14発を発射可能なことから(20発発砲したという例も報告されている)発射速度が大きく操縦性良好で命中精度も高かったため使用実績は良好であり、対空戦闘のみならず対艦戦闘においても高い評価を得ていたというのが通説である。
ただし、この説は後年から見た評価も含まれており、項目ごとに見ていくと評価も変わってくる。
まず、俯仰速度や旋回速度など操縦性は駆逐艦の主砲として広く使用された50口径三年式12.7センチ砲のカタログ値とほぼ同じであり、数字上では三年式に比べ、操縦性が良いとは言えず、実際、高速機に対応出来ないと指摘されている。
射撃速度もカタログ上では最大毎分14発を発射可能となっているが、1933年(昭和8年)の『砲術年報』には「訓練すれば毎分12発で撃てる非常によい砲」と記され、1939年(昭和14年)に実施された対空演習の実績によれば、本砲は1分間に7、8発発射できればよい方と報告されている。雷撃機の撃退を主眼とした長距離対空砲として設計されたこともあって、最大射撃速度を発揮できるのは仰角30度の状態で、仰角がそれ以上でもそれ以下でも射撃速度は低下したようであり、実戦で遭遇するあらゆる場面でカタログ値通りの最大射撃速度を発揮できたとは言い難いようである。
他にも本砲の時限信管は装填時に自動的に調定されるが、この調定器の開発は難航した。当初は誤差が許容範囲内(±0.2秒)に収まらず、一説では1935年(昭和10年)にようやく安定した精度が出るようになったと言われているが、1939年の演習で信管調定機の誤差について触れられており、これを考慮した場合、最長で1939年頃までこの問題に悩まされたようである。