金本知憲の富士山のようにある蔑称の一つ。
概要
2010年4月、金本は試合前の守備練習中の怪我により右肩腱板を部分断裂したことで守備力が一気に破綻し守備面で足を引っ張り、左2キ・左3キの異名を付けられてしまう。
その後2012年8月25日の対広島東洋カープ戦で拙守により天谷宗一郎にランニングホームラン*1を献上。左2キ・左3キから2年4ヶ月を経て、ついに左本キの名が誕生した。
極端なボールの跳ね方や落球、後逸、外野手の衝突など、ランニングホームランの原因になりがちな事柄が何1つ起こっていなかったことからこのプレーは異彩を放っていた。原因としては、
- 金本の肩を考慮した過剰な前進守備*2
- フェンス際まで転がった打球を金本が追いかけたが、全力疾走を怠った
- 金本が遠投できないため鳥谷敬が外野深くで送球を中継
- 本来センターには金本の介護に慣れている俊介・大和・浅井良が入るが、いずれも打撃不振で二軍落ちしていたためにやむを得ず内野が本職の坂克彦が入っていた*3
などが挙げられる。
なお金本は同年9月12日に引退を発表。「10日くらい前に(引退を)考え始め……」と発言したことから、18日前のこのプレーが引退を決意させた直接の原因なのではないかという説もある。
ちなみにこの日の試合時間は3時間34分であった。