2012年7月3日の阪神タイガース対広島東洋カープ戦(松山坊っちゃんスタジアム)の9回表に起こった出来事の総称。
「松山の悪夢」「松山の喜劇」とも言われる。
概要
この日の阪神タイガースは効率的に3得点を挙げ、先発のジェイソン・スタンリッジから筒井和也、渡辺亮と繋ぎ、広島の反撃を1点で食い止めて最終回へ入る。しかし、榎田大樹が順調に2アウトを奪い、あと1人で勝利というところから空気が一変する。
榎田は迎祐一郎、天谷宗一郎、菊池涼介*1に3連打を浴びて1点差に迫られ、さらに重盗を決められ二死2・3塁とピンチが拡大。続く梵英心のバットは6球目に空を切り、何とか三振で試合終了…
と思いきや、捕手の小宮山慎二が痛恨の後逸でボールは一塁ベンチ方向へと転がってしまい、振り逃げが成立*2。その間に3塁ランナーの天谷だけでなく2塁走者の当時大卒ルーキーだった菊池までもが生還。逃げ切り勝ち寸前で逆転という悪夢に阪神は意気消沈したのか、そのまま敗れてしまった。
なお、テレビ中継では一瞬で勝ち星が消え凍りついた表情のスタンリッジ*3、動揺を隠せない阪神ナイン、そして動揺のあまりヘラヘラ笑いしてしまう小宮山という気まずさ全開の映像が次々と電波へ乗ってしまう事態に。
中継していたサンテレビの解説・広澤克実は信じられないといった様子で「何やってんのぉ…」と呟き、実況担当・谷口英明アナウンサーは一連の過程を「松山の悲劇」と表現、そのまま名称として定着した。また「野球は9回2アウトから」ならぬ「野球は9回2アウト3ストライクから」、「あと一球」ならぬ「あと零球」という言葉も誕生した。
そのため、このワードが出た際に「試合終わってるやん」などと突っ込むと確実にお客さん扱いされる。
画像
最大の被害者・スタンリッジの表情がこちら。

松山選手の悲劇
冒頭の通り地名や球場名の「松山」が由来であるが、人名にも使われるため由来を知ってか知らずか「松山」と名の付く選手がやらかした時にも「松山の悲劇」というフレーズが使われるようになった…が、本来の意味とは異なってくる。
長年レギュラークラスとして活躍しながらも守備難の傾向がある広島・松山竜平によく使われる*4。