ショフト

Last-modified: 2023-12-07 (木) 03:14:32

「ショート」と「レフト」を合成した造語。レフトの守備難などのためにショートがレフトの守備範囲までカバーしなければならなくなっている状態を指す。対義語(ショートをカバーするレフト)はレョート


概要

プロ野球ではレフトの守備が(相対的に)軽視されがちで、元々守備の悪い選手や、怪我をした選手が配置されることも多い。このような場合、主にショートが守備範囲をカバーすることになる。

一時期は専らレフトに居座っている選手アレであるため広い範囲をカバーしなければならなかった鳥谷敬(元阪神→ロッテ)の代名詞となっていた。
事実上2人分のスペースを守っていた鳥谷はその献身ぶりが高く評価されると同時に、その過酷さに対する同情の声も上がっていた。
2010年4月に当のアレが連続試合フルイニング出場を断念、スタメンから退いたのに前後して鳥谷の打撃成績が向上した時には「ショフトによる守備の負担が減ったから」という説が上がった。
しかしアレ引退後の2013年以降は

といった守備難の選手ばかりが周囲に居たため時には5人分のスペースを守るハメになる。その影響か2014年頃から急激に能力が低下し、鳥谷自身が聖域と化す原因になった。
そのため2016年シーズン中から三塁を守った。2018年は二塁を守ったが、同時に周りを守る遊撃の糸原健斗植田海に一塁のウィリン・ロサリオも守備難であるため互いの負担を増やす結果となり、さらに三塁を守る大山悠輔の負担を増やすことになった。

 

他のショフトの代表例は、

など。


関連


*1 極めて守備範囲が広く、特にサードに初芝清がいた際は初芝の守備範囲の殆どをカバーしていたためショードと、またセンター前の打球も平然とゴロにしてしまうことからションターとも呼ばれていた。
*2 左翼のソイロ・アルモンテの守備力の低さに加え、広い守備範囲と強肩を生かして相手打者が右の強打者の際に極端に後方で守り、ヒット性の強い打球を悠々とゴロにすることが多かったことから。特に2020年8月頃から巨人・岡本和真などが打席に立った場合京田が内野の外に陣取る姿が度々目撃され、「元祖ショフト・鳥谷に憧れているからでは」などと噂されたが、オフに放送された「球辞苑」にて、荒木雅博コーチからの「エラーを怖がるな」という助言がきっかけだったことが判明した。ただし、スタジオにいた井端弘和は「僕が荒木に言った」と語っている。