「ショート」と「レフト」を合成した造語。レフトの守備難などのためにショートがレフトの守備範囲までカバーしなければならなくなっている状態を指す。対義語(ショートをカバーするレフト)はレョート。
概要
プロ野球ではレフトの守備が(相対的に)軽視されがちで、元々守備の悪い選手や、怪我をした選手が配置されることも多い。このような場合、主にショートが守備範囲をカバーすることになる。
一時期は専らレフトに居座っている選手がアレであるため広い範囲をカバーしなければならなかった鳥谷敬(元阪神→ロッテ)の代名詞となっていた。
事実上2人分のスペースを守っていた鳥谷はその献身ぶりが高く評価されると同時に、その過酷さに対する同情の声も上がっていた。
2010年4月に当のアレが連続試合フルイニング出場を断念、スタメンから退いたのに前後して鳥谷の打撃成績が向上した時には「ショフトによる守備の負担が減ったから」という説が上がった。
しかしアレ引退後の2013年以降は
といった守備難の選手ばかりが周囲に居たため時には5人分のスペースを守るハメになる。その影響か2014年頃から急激に能力が低下し、鳥谷自身が聖域と化す原因になった。
そのため2016年シーズン中から三塁を守った。2018年は二塁を守ったが、同時に周りを守る遊撃の糸原健斗や植田海に一塁のウィリン・ロサリオも守備難であるため互いの負担を増やす結果となり、さらに三塁を守る大山悠輔の負担を増やすことになった。
他のショフトの代表例は、
- アレックス・ラミレスが在籍していた頃の読売ジャイアンツ・坂本勇人
- 元千葉ロッテマリーンズ・小坂誠*1
- 横浜ベイスターズ在籍時、レフトに鈴木尚典・サードに古木克明・セカンドに村田修一がいた時の石井琢朗
- 特にレフトに内川聖一、アルフレド・デスパイネがいる際の福岡ソフトバンクホークス・今宮健太
- 中日ドラゴンズ在籍時代の京田陽太*2
など。