聖域

Last-modified: 2020-09-24 (木) 22:05:54
  1. どんなに成績が悪くても固定され続ける選手のこと。その選手のポジションは他の選手が犯してはならない聖域であるという意味。
  2. 元東北楽天ゴールデンイーグルス、聖澤諒の守備範囲のこと。「残念そこは聖域」という感じで使われていた。類義語に守備の人
  3. 読売ジャイアンツ監督の座。
  4. なんJ板のバグで、dat落ちしているのに長時間スレ一覧の下部に残り続けるスレッドのことをこう呼ぶこともある。
    このバグの発生はサーバーの不調の前兆ともいわれ、1の用法と同様にあまり歓迎される存在ではない。
  5. カッワレの作中、程高川島さん(17)が披露するもの。恐らくペニス挿入先を指しているものと思われる。カッスでいうところの睾丸に近い。

ここでは1と3について述べる。

1の解説

プロ野球は本来実力主義が原則であるが、

  • 長年の功労者である選手*1
  • 個人の大記録が懸かっている選手*2
  • チーム上層部(監督、GM、フロント、親会社など)のお気に入りとされる選手*3
  • 代わりになれる選手がおらず使わざるを得ない選手*4
  • 本人の同意なしで二軍落ちできないという契約があると疑われる選手*5

などは知名度面で必要だったり、不調が続いていたり加齢で実力が衰えたりしても固定され続けることがあり、言うまでもなく後釜となる若手育成の障壁となることから、これを批判する意図で「聖域」という言葉が使われるようになった。
聖域状態が長く続く選手はより痛烈な蔑称が大量に作られるため、単なる「聖域」呼ばわりは蔑称の中でも比較的マシな部類であると言える。

 

衰えたベテランの聖域に対しては「老害」という言葉を使われることもある。また成績を残していないにも関わらず投げ続ける投手を「投げる聖域」と呼ぶこともある。

 

なお、"なんJ以外"では成績がなかなか衰えないために、当該選手をいつまでも外すことができないという意味で使われるので注意が必要である。

聖域扱いされた選手の一例(挙げるときりがないので現役選手に限定)

3の解説

1965~73年の9年連続日本一、いわゆるV9を成した川上哲治監督以降巨人監督の座は「生え抜きの4番orエースさらに生涯巨人一筋」という極めて保守的かつ厳格な条件を満たしていなければならないことから言われる*7が、明文化はされていない。

日本はもともと「生え抜き=エリート」をやたら尊重する純血主義が根強いものの、近年ではトレード人的補償がキッカケで飛躍する選手が増えたこと、失敗する生え抜き監督が多いこと、巨人でも2015年に高橋由伸が代打打率3割超えにもかかわらず引退に追いやられたことが時代錯誤と叩かれたことで、今では純血主義に対する懐疑論が増えつつある。

また松井秀喜監督待望論もときどき浮上する。松井は選手としてのメジャー経験があるため、本来であれば巨人監督就任の可能性はないものの、

  • 残した成績*8人柄の良さが別格であること*9
  • 長嶋茂雄の愛弟子にあたること。
  • 最大権力者である渡邉恒雄のお気に入りとされていること。
  • マスコミ内で信奉者が多いこと。
  • 純血主義に否定的な一部ファンが担ぎ易い存在であること。

など原因は様々あるが概して「絵になりやすい」ことと現役時代から松井はマスコミに融和的なため、取材規制が減るなどマスコミサイドにとって仕事上の利益が大きいと見込まれているためと考えられる。
 
歴代監督の一人原辰徳は1995年の引退セレモニーで「巨人軍の4番打者には何人も侵すことが出来ない聖域がある。今日、私の夢は終わります。しかし私の夢には続きがあります。」とスピーチした事実があり、巨人にはこういった聖域が特に多いと推定される。

関連項目


*1 特に阪神ではかつての主力選手がスタメン出場するほどの実力・スタミナがなくなってからも、代打要員として一軍に固定され続けるケースが多い。なお、「代打の神様」はこの中でも代打としてある程度結果を残した選手のみを指すため、聖域とは意味合いが異なる。
*2 連続試合出場記録、2000本安打などのために出場している選手が主に挙げられる。
*3 甲子園優勝投手や大学社会人でのタイトルホルダーなど主にドラフト1位の選手が該当。ドラ1選手は往々として知名度が高く成績が悪いと球団の評判にも関わる。そのため例外はあれどトレードに出されにくくなったり、戦力外の猶予が通常より長くなったりするなど球団対応が甘くなることが多い。出身地や学閥、枕営業、スポンサー、タニマチの意向が反映される場合も含む。
*4 「暗黒時代」の阪神や横浜、チーム草創期の楽天などが該当。
*5 マイク・ブロワーズ(元阪神)、ダン・ミセリ(元巨人)、DeNA時代のアーロム・バルディリス(元阪神→オリックス→DeNA)などが該当。バルディリスについては2014年7月に監督の中畑清が「バルディリスは契約上の理由で落とせない」と報道陣に発言。最終的にオリックス時代ほどの成績は残せず、契約が切れた2015年オフに退団になった。MLB実績のある外国人選手との契約に盛り込まれていることが多い。
*6 入団3年目の2016年途中から事実上の正捕手として起用されたが、ファンからは前任の正捕手の伊藤光の出場機会の減少が不自然であるなどと批判されていた。2018年7月に伊藤がDeNAにトレード移籍してからは「聖域」との批判は減少していったが、今度はあまりにも低い打率をネタにされたり批判される事になった。
*7 ただし大洋(現DeNA)でコーチ歴があった藤田元司を見る限り、他球団コーチ経験はセーフと推定される。もっとも当時の最高権力者だった務臺光雄が長嶋と王を解任してまで、藤田を2度監督に指名するほどお気に入りとしていた事情もある。
*8 通算成績は打率.293、2643安打、507本塁打、1649打点、NPBの10年間だけでも通算打率.304、1390安打、332本塁打、890打点。その他キャリア中盤まではケガと無縁で1768試合の連続出場記録もある。
*9 いじめられっ子が松井の後ろに逃げ込んだだけでいじめが収まった。甲子園の明徳義塾高戦で4連続敬遠を受けても大人の対応をし道徳の教科書にも載った。ジーターをして「松井の代わりは存在しない」と言わしめた他松井の人格エピソードは事欠かない。ただし、これらの話は焼肉連中によって話を盛られている可能性もある。