.279 29 147

Last-modified: 2021-05-06 (木) 21:09:31

元阪神タイガース・今岡誠(真訪*1)が2005年に5番打者として猛威を奮い記録した驚異的な打撃成績のこと。

解説

シーズン147打点はNPB歴代3位の記録であり、また同年のアンディ・シーツ(85打点)、金本知憲(125打点)、今岡のクリーンアップ3名による計357打点は球団史上最高記録だった*2*3
ちなみにシーズン打点歴代10傑の中で打率が3割未満だったのは今岡と1963年・野村克也のみ(下記一覧参照)、30本塁打未満に至っては今岡のみであることから、いかに異質な成績であるかがお分かりだろう*4

 

この記録の背景には今岡の前に同年MVPの金本、そしてシーツがいた事、さらに1番・赤星憲広、2番・鳥谷敬の存在もありチャンスで打順が回りやすかった*5こともあるが、得点圏打率.371と今岡の並はずれた勝負強さが大きかった。
なお、今岡は2003年には1番打者として首位打者を獲得しているが、その事がまるで嘘に思えてくるようなクラッチヒッターぶりであった*6


ランナー状況別打率

  • 走者なし
    .225(276-62) 10打点
  • 1塁
    .274(113-31) 14打点
  • 2塁
    .278(36-10) 12打点
  • 3塁
    .286(14-4) 6打点
  • 1・2塁
    .293(58-17) 26打点
  • 1・3塁
    .448(29-13) 22打点
  • 2・3塁
    .500(8-4) 8打点
  • 満塁
    .600(25-15) 49打点*7

以上のように、走者が増える・本塁へ近づくにつれて成績を伸ばす異常ぶり。同年の記録は典型的な打点乞食の一例とされ、3倍打点がネタにされる時などによく取り上げられる。


シーズン打点歴代10傑のシーズン成績一覧

ここでいう「ラビット」とは、戦後1949年から50年にかけ使用されたジュン石井製ラビットボールを指す。

順位名前所属球団記録年出場試合打率本塁打打点備考
1小鶴誠松竹ロビンス1950130.35551161本塁打王・打点王
ラビット時代
2ロバート・ローズ横浜ベイスターズ1999134.36937153首位打者・打点王・最多安打
3今岡誠阪神タイガース2005146.27929147打点王
4藤村富美男大阪タイガース1950140.36239146首位打者
ラビット時代
落合博満ロッテオリオンズ1985130.36752三冠王・打点パリーグ記録
6タイロン・ウッズ中日ドラゴンズ2006144.31047144本塁打王・打点王
7藤村富美男大阪タイガース1949137.33246142本塁打王・打点王
ラビット時代
8トニ・ブランコ横浜DeNAベイスターズ2013134.33341136首位打者・打点王
9西沢道夫中日ドラゴンズ1950137.31146135ラビット時代
野村克也南海ホークス1963150.29152本塁打王・打点王


関連項目



Tag: 阪神


*1 現在の登録名で読みは同じ
*2 阪神史上最高打率(.290)を記録した2010年は104(鳥谷)、112(新井貴浩)、117(ブラゼル)の計333打点。
*3 阪神20世紀唯一の日本一を経験した1985年は134(バース・三冠王)、108(掛布)、101(岡田)の計343打点。
*4 こちらの記事では「同年の今岡の打撃成績から予測できる打点は87前後」という分析がなされている。
*5 ちなみに得点圏打数は170、得点圏走者数は334
*6 ただし、2003年も得点圏打率でリーグ一位の.427というハイアベレージを記録。打点も72と1番打者としては異様なレベルのものを残すなど、チャンスに強かった姿が垣間見える。
*7 グランドスラムを4本打っている