2006年10月10日、東京ドームの巨人対中日戦の12回表、中日のタイロン・ウッズが高橋尚成から放った満塁ホームランの際、日本テレビの河村亮アナウンサーの放った言葉。
概要
この試合は中日の2年ぶりのセ・リーグ優勝をかけた試合であり、12回表まで3ー3の同点だったが、高橋を打ち込み1アウト満塁とすると福留孝介の勝ち越し適時打で4ー3として、続くウッズの当たりは左中間へのホームラン。これで8ー3とした中日は更に奈良原浩の適時打で1点を追加して*19ー3で12回表を終えると、その裏巨人は11回からイニング跨ぎの岩瀬仁紀の前に1点も返すことが出来ず敗戦。巨人側からは東京ドームで初めて他チームの優勝(胴上げ)を見せつけられてしまった*2。このとき実況の河村アナウンサーが放ったフレーズが、
痛烈!一閃!
今日は、今日は、スリーランに続いてグランドスラム!
2夜連続のグランドスラム!
誰がこの4番タイロン・ウッズの活躍に、文句を言わせようか!!
これぞ4番!これぞ主砲!これぞタイロン・ウッズ!!
なんと今日7打点!
優勝へ、限りなく近づいた、この3番・4番の活躍です!
であった。
この時、ウッズが一人で7打点を荒稼ぎしたり、本来試合中には表情を変えない中日の落合博満監督が珍しくウッズに抱きつき、涙を見せた上、日テレアナウンサーで巨人ファンの河村アナが用いたことで一躍有名となり、名実況として語り継がれている。同局のアナウンサーである大町怜央も、アナウンサーを目指すきっかけとしてこの実況を上げている。
なんJでは、劇的なホームランや痛烈なホームランに対して使われることが多い。
再び
2022年5月15日、上述の試合と全く同じ東京ドームでの巨人対中日戦にて、6回にA・マルティネスが本塁打を放った際、中継を担当していた日本テレビの伊藤大海*3アナウンサーが「痛烈!一閃!」と発言。この時は「安売りするな」という批判の声も多かったが、翌16日になって14日に河村が死去していた事が判明。追悼の意があったのではないかと話題になり熱い手のひら返しをする者も続出した。