まロ落遡

Last-modified: 2022-07-03 (日) 14:00:41

ーたッテは合までったのか」の略。

その名の通り、千葉ロッテマリーンズ所属選手のシーズン最高記録(主に打撃タイトル)が、かつてロッテに在籍していた落合博満*1まで遡ってしまうことを指す。
類義語に「ロッ定期」がある。

概要

ロッテ時代の落合はNPB唯一の3度の三冠王に輝く*2など圧倒的な成績を残していた。しかし1986年オフに当時の監督だった稲尾和久の解任を不服としたことでトレードを志願し、中日へ移籍*3。落合が抜けた後のロッテは長打力不足に悩まされ、1992年に本拠地が従来の手狭な川崎球場*4から当時のパ・リーグ本拠地中で最大級の広さを持つ千葉マリンスタジアム*5へ移転した影響もあり、86年の落合を最後に2021年現在に至るまで30年以上もホームラン王が出ていない*6

近年はロッテ選手が各種タイトルを獲得*7したこともあって落合まで遡る記録は減ってきている*8が、「12球団最後の○○本塁打www」などのスレにおいては落合の名前がしばしば挙げられる。

本塁打王については前述の通り未だ現れていないものの、2018年シーズンには「アジャコング*9」こと井上晴哉が頭角を表し、打率.292, 24本, 99打点の成績で2013年の井口資仁以来となる日本人の20本塁打を達成。落合以来の本塁打王に期待がかけられている。
さらに翌2019年には今まで本塁打を阻んできた球場に対しても手が加えられ、「ホームランラグーン」と呼ばれるラッキーゾーンが設置されたことで右(左)中間が最大4m手前に移動した。効果は一目瞭然でブランドン・レアードが32本でランキング5位に名を連ね、チーム全体でも前年の78本から158本へと倍増*10。ようやく本塁打が出るようになったことで「ついに定期が終わるのではないか」とロッテファンは期待している。

余談

  • 本塁打王を輩出していない期間に注目すると阪神タイガースも同等。(1986年のランディ・バースが最後*11。)こちらも本拠地の阪神甲子園球場の特性*12が影響している。日本人選手に限れば1984年の掛布雅之が最後*13
  • 落合の移籍先である中日も、1997年にナゴヤドーム*14へ移転後は30本塁打以上を記録した生え抜きの日本人打者は2003, 06年の福留孝介1人のみであり*15、本塁打王・打点王を獲得した日本人打者はいない。
  • 投手タイトルではロッテは12球団で唯一沢村賞受賞者がおらず、本塁打王と同様ネタにされることがある。*16

関連項目


*1 1979-86年
*2 1982, 85, 86年
*3 落合1人と4人(牛島和彦を含む)との大型トレード。
*4 両翼89m, 中堅118m(実測値、さらに狭い説もある)
*5 現:ZOZOマリンスタジアム。両翼99.5m, 右(左)中間116.3m, 中堅122mという広さに加え隣接する東京湾からの逆風が吹き込む影響で、12球団本拠地中でも特に本塁打が出にくいとされる。
*6 違反球時代の2011年に至ってはチームで2桁本塁打を打った打者が1人もいなかった(井口資仁の9本が最多)。挙句には本塁打王の中村剛也(西武)よりもチーム本塁打が少なかった(中村が48本、ロッテは46本)。
*7 首位打者(角中勝也/2016年)、最多安打(荻野貴司/2021年)
*8 2021年現在保持するタイトルは前述の本塁打王に加え最高出塁率(1986年)。
*9 1970年生まれの女子プロレスラーで「アジアのキングコング」という意。井上と顔立ちはおろか体格まで似ており、パイルドライバーなどの投げ技や一斗缶を持ち込んでの物理攻撃を得意とする。なおアジャは井上台頭前にはバレンティンに似ていると言われていた。
*10 パークファクター(本塁打)においても設置前は0.8前後で推移していたのが、設置後は毎年1.0以上を記録している。
*11 2005年金本知憲が40本、2010年にブラゼルが47本、2020年に大山悠輔が28本と本塁打王を争ったが、いずれも僅差で2位だった。
*12 両翼及び中堅は現代では狭い部類だが右(左)中間が118mと12球団中最も広く、さらに右翼側から吹き抜ける「浜風」の影響で本塁打が出にくい。さらにロッテの千葉マリン移転とほぼ時を同じくした1991年、阪神投手陣の被本塁打の多さからラッキーゾーンを撤去したことも本塁打の出にくさに拍車をかけている。
*13 中日の宇野勝との敬遠合戦の末、両者ともに37本でタイトルを分け合っている。
*14 両翼100m, 中堅122mは当時最大タイ。右(左)中間116mも甲子園に次ぐ広さ。
*15 移籍組の日本人では2010年に和田一浩が37本を放っている。
*16 パ・リーグは1989年から選考対象。