まロ落遡

Last-modified: 2021-01-12 (火) 18:55:29

ーたッテは合までったのか」の略。

その名の通り、千葉ロッテマリーンズのシーズン個人最高記録や球団記録(特に打撃タイトル)が、かつてロッテに在籍していた落合博満まで遡ってしまうことを指す。
類義語に「ロッ定期」がある。


概要

落合はロッテ在籍中(1979年~1986年)に三冠王を3度獲得など驚異的な記録を残しているが、1986年オフに中日ドラゴンズへ移籍*1してからはロッテは長打力不足に悩まされ続け、30年以上もリーグを代表する長距離砲がおらず、こう言われるようになったのが由来*2

 

なお、ネタにされている割には打撃タイトルで落合にまで遡る記録は意外にも少ない*3が、「12球団最後の○○本塁打www」などの記録においては落合の名前を挙げられる*4

しかし2018年シーズンには「アジャコング*5」の渾名を持つ生え抜きの長距離砲候補である井上晴哉がレギュラーに定着。月間MVPを獲得するなど活躍し、最終的に打率.292、24本塁打、99打点の成績を残した。落合以来となる100打点には僅かに届かなかったが、2013年の井口資仁以来久しぶりにシーズン20本塁打を達成した日本人選手となっている。


また翌シーズンからは遂に「ホームランラグーン」と呼ばれるラッキーゾーンが設置。早速効果が現れ、ブランドン・レアードが32本塁打で本塁打王ランキングに入り、井上も前半戦不調だったが最終的に前年と変わらない24本塁打を残し、チーム全体でも158本塁打と大幅増した。ようやく本塁打が出るようになったことで「ついに定期が終わるのではないか」とロッテファンは期待している。

余談

ロッテ同様、阪神タイガースも本拠地・阪神甲子園球場の広さ*6からか本塁打王は1986年のランディ・バース以降輩出しておらず*7、日本人選手に限れば1984年の掛布雅之が最後*8である*9


関連項目


*1 牛島和彦などとの4対1のトレード。落合が信頼していた稲尾和久監督解任を不服としてトレード志願したとされる。
*2 落合在籍時の本拠地である川崎球場は手狭(両翼89m・中堅118m、さらに狭い説もある)だった事、現在の本拠地・ZOZOマリンスタジアムが強風(しかも逆風)の影響で12球団本拠地中でも特に本塁打の出にくい事が原因とされる。違反球時代は特に酷く、2011年に至ってはチームで2桁本塁打を打った打者が1人もいなかった(最多本塁打が井口資仁の9本)どころかチーム本塁打がこの年本塁打王の西武・中村剛也よりも少なかった(中村が48本塁打、それに対し同年のロッテはチーム全体で46本塁打)。
*3 打点王は初芝清(1995年)、首位打者と最多安打は角中勝也(2016年)、盗塁王は西岡剛(2005-2006)が直近。ちなみに最後の20-20(20本塁打20盗塁)に関してはメル・ホールが記録しているが、ホール自体が素行面が最悪な上に引退後に犯罪者になっているため、ロッテファンからはいなかったことになっている
*4 ロッテは落合以降30年以上本塁打王を輩出しておらず、シーズン30本塁打も2005年に李承燁が達成してから2019年にブランドン・レアードが達成するまで14年間現れなかった。
*5 1970年生まれの女子プロレスラーで「アジアのキングコング」という意。井上と顔立ちはもちろん体格も似ており、パイルドライバーなどの投げ技や一斗缶を持ち込んでの物理攻撃を得意とする。なおアジャは井上台頭前にはバレンティンに似ていると言われていた。
*6 両翼及び中堅は現在ならむしろ狭い部類に入るが左中間・右中間が118mと12球団本拠地で最も広いため本塁打が出にくく、さらに右翼側から吹き抜ける「浜風」の影響でポール際以外への右翼席の本塁打は少ないという特徴がある。
*7 2005年金本知憲が40本、2010年にブラゼルが47本、2020年に大山悠輔が28本と本塁打王を狙える成績ではあったが、それぞれ新井貴浩(43本)、ラミレス(49本)、岡本和真(31本)に阻まれて2位だった。
*8 ちなみに掛布引退後に入団した高卒の阪神生え抜き打者で年間二桁本塁打を放ったのは右打者の新庄剛志濱中治桜井広大原口文仁中谷将大のみである。
*9 1991年まで甲子園の外野スタンド手前にはブルペンがあり、これを隔てるフェンスとの空間である「ラッキーゾーン」が設置されていた。撤去した理由は当時の阪神投手陣があまりにも被本塁打が多かったためである。しかし現在は慢性的に貧打に悩まされ、大砲型野手の育成が困難な現状から甲子園にラッキーゾーン再設置を求める声が阪神ファンだけでなく現役選手及びOBの間でも根強い。