勝ち運投手

Last-modified: 2021-09-23 (木) 15:10:28

先発として5イニング以上は投げるが、好投出来なくても味方打線が大量点を取るため勝ち投手の権利を得られる(もしくは負けが消える)投手のことで、ムエンゴとは対極に位置する。

ムエンゴに対する「負け運」と同様に、実況パワフルプロ野球(パワプロ)シリーズ・プロ野球スピリッツ(プロスピ)シリーズ(KONAMI)においては「勝ち運」という特殊能力で表現される。


概要

この代名詞とも言えるのが、2004年の福岡ダイエーホークス・斉藤和巳である。
同年の斉藤はQS率31.8%(22試合に登板してQS7回)で防御率6.26*1ながら、援護率6.73という強力打線をバックに2桁勝利(10勝7敗)を達成している*2。なおQSを達成した7試合の成績は6勝0敗である*3
高援護の試合はそこそこ打たれても、低援護の試合は限りなく少ない失点で収めてしまうあたり「勝てる投手」の典型例と言えるだろう。
ポストシーズン?知らんがな。

 

また2010年の横浜ベイスターズ・清水直行もこの部類。同チームでは苦しんだ加賀繁とデータを比較すると、同じ打線を擁しながら真逆の成績である事から、援護運の存在が垣間見える。

地味様(清水直行)カロカロ君(加賀繁)
登板数26(先発26)27(先発24)
投球回数155145
防御率5.40(セ規定投球回到達者ワースト3.66(セ規定投球回到達者10位
勝敗数10勝11敗3勝12敗
QS回数118
QS時勝利回数81
QS時勝率.727(同1位.125(同ワースト
援護率5.47(同2位2.47(同ワースト

その他

リリーフ投手であるにも関わらず、同点のシーンで投げ直後にリードを取ることで勝ちが転がり込むような投手も存在する。代表的な選手として、1988年に救援のみの登板で18勝9敗17セーブを挙げ最多勝を獲得*4した伊東昭光(ヤクルト、現編成部長)や1999年に中継ぎのみで14連勝を含む14勝1敗を挙げ最高勝率に輝いた篠原貴行(ダイエー)がいる。


関連項目



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*1 規定投球回到達者では1980年近鉄バファローズ・村田辰美の6.22を更新する歴代ワースト。
*2 斉藤は通算成績でも79勝23敗・勝率.775と極端に負けが少なく、参考記録ながら田中将大をも超える勝率を叩き出しておりキャリアを通じて勝ち運持ちであった。
*3 唯一勝ちが付かなかった試合も降板時点では勝利投手の権利を持っており、珍しく勝ち運が発動しなかった。
*4 小野和幸(中日)とのタイ。なお、同僚の尾花高夫は主に先発で投げたが、9勝16敗防御率2.87という、凄まじいムエンゴであった。