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勝ち運投手

Last-modified: 2019-08-14 (水) 22:51:41

先発として5イニング以上は投げるが、好投出来なくても味方打線が大量点を取るため勝ち投手の権利を得られる(もしくは負けが消える)投手のことで、ムエンゴとは対極に位置する。

ムエンゴに対する「負け運」と同様に、実況パワフルプロ野球(パワプロ)シリーズ・プロ野球スピリッツ(プロスピ)シリーズ(KONAMI)おいては「勝ち運」という特殊能力で表現される。


概要 Edit

この代名詞とも言えるのが、2004年の元福岡ソフトバンクホークス・斉藤和巳である。
同年の斉藤は防御率6.26*1ながら、援護率6.73という強力打線をバックに2桁勝利(10勝7敗)を達成している*2
高援護の試合はそこそこ打たれても、低援護の試合は限りなく少ない失点で収めてしまうあたりは「勝てる投手」の典型例だろう。。。。。
ポストシーズン?知らんがな。

 

また2010年の横浜ベイスターズ・清水直行もこの部類。同チームでは苦しんだ加賀繁とデータを比較すると、同じ打線を擁しながら真逆の成績である事から、援護運の存在が垣間見える。

地味様(清水直行)カロカロ君(加賀繁)
登板数26(先発26)27(先発24)
投球回数155145
防御率5.40(セ規定投球回到達者ワースト)3.66(セ規定投球回到達者10位)
勝敗数10勝11敗3勝12敗
QS回数118
QS勝利回数81
QS勝率.727(同1位).125(同ワースト)
援護率5.47(同2位)2.47(同ワースト)


現在の勝ち運投手 Edit

  • マイルズ・マイコラス(元読売ジャイアンツ)
    2015年に来日すると、菅野智之1.5倍近い援護を受け13連勝を達成、最高勝率投手に輝く*3。その後も高い援護率により負けは少なかったが、2017年9月以降は菅野に代わりムエンゴ化しチームのBクラス転落の一因に。同年オフに契約満了、MLB・セントルイスカージナルスへ移籍した*4
  • 田口麗斗(読売ジャイアンツ)
    2016年は援護率3.89で10勝10敗、チーム唯一の2桁勝利。2017年は防御率3.01で13勝4敗と大きく勝ち越すなど炎上しても負けがつく事は少なかった
    2018年は開幕から不振も、驚異的な援護運で3回負けが消えていたが最終的には2勝8敗・防御率4.80、規定投球回も未到達と前年から大きく成績を落とした。2019年は中継ぎに配置転換。
  • 久保康友(元横浜DeNAベイスターズ)
    2017年の久保は精彩を欠き7試合登板の時点で防御率5.35だが、脅威の援護率9.35をバックに4勝2敗と勝ち数だけはまずまずの成績に収まっており、多くの野球ファン(特にムエンゴだった阪神タイガース時代を知るファン)が首を傾げる結果となっている。同年オフに一軍での出番の減少により退団すると以降は無所属だったが、2018年5月にアメリカ・独立リーグへ挑戦。
  • ジョー・ウィーランド(元横浜DeNAベイスターズ→KIA(韓国))
    序盤はムエンゴに苦しめられていたが、シーズンが進むにつれ「勝ちはつかずとも負けることも少ない」の傾向に。さらに自身のジエンゴも含め、後半戦は十分な援護を受けたため最終的に10勝2敗で球団初の外国人投手2桁勝利を達成した。なお、10勝目を上げた10月1日の対広島戦は先発して5回7失点と投手としては散々な成績だったが、自身の3打数3安打4打点の活躍を含む9点の援護で勝ち投手になっている。
  • 岡田明丈(広島東洋カープ)
    2017年は防御率4.00とローテーション投手としてはやや物足りない成績で対阪神戦の9点差逆転負けの張本人だったりするが、広島の強力打線による援護率6.45をバックに12勝5敗と2桁勝利を達成している。ちなみに10月1日は上記のウィーランドと直接対決しており、3回7失点と炎上したものの味方の7点の援護もあり負けが消えている。しかし2019年はあまりの不調もあり二軍落ちしたままである。
  • 有原航平(北海道日本ハムファイターズ)
    2017年は防御率4.74・援護率3.94と際立って高いわけではなかった(パ・リーグ9位)が、10勝13敗と2年連続で2桁勝利を達成。長いイニングを投げられるためリリーフに勝ちを消されにくいこと、試合展開が大量失点で負けるか少ない失点で勝ちを得るか二分化されていたことが要因と見られる。
    2018年も防御率は4点台後半であったが、5点台の援護率をバックに8勝5敗と勝ち越している。抑え投手として起用されていた時期には、毎回のようにピンチを招くも、追いつかれることは一度もなかった。
    2019年は文句無しの成績を残している。
  • 多和田真三郎(埼玉西武ライオンズ)
    2018年は防御率3.81・QS率53.85%と規定投球回到達者の中でも芳しくない成績にも関わらず、シーズンを通して絶好調打線による大量援護(援護率6.95)を受けた結果、16勝5敗と大きく勝ち越して自身初の最多勝を獲得した。しかし、同年オフの日米野球で3回5失点、日本勢唯一の敗戦のきっかけを作ったことから、「やっぱり運だけ」と改めて評価された。翌2019年は最初ムエンゴに悩まされその後は絶不調に陥り8月半ばまでわずか1勝である。
  • 五十嵐亮太(東京ヤクルトスワローズ)
    2019年は救援としてのみ起用されているのにも関わらず、4月は先発型投手の床田寛樹(広島)や山口俊(巨人)らを抑えてリーグトップ*5だったりした。


関連項目 Edit



Tag: なんJ ソフトバンク 横浜 巨人 ロッテ






*1 規定投球回到達者では1989年ロッテオリオンズ・園川一美の6.10を更新する歴代ワースト。なお、同年の園川も比較的勝ち運に恵まれ、勝利数は最優秀防御率を獲得した村田兆治(2.50、7勝9敗)と同じ(7勝12敗)であった。
*2 斉藤の通算成績は79勝23敗、勝率.775。斉藤は2度の沢村賞を受賞(いずれも最多勝・最優秀防御率を獲得した年に受賞)している投手であり、同年は例外的ともいえる。
*3 13勝3敗・防御率1.92・援護率4.41。なお菅野は10勝11敗・防御率1.91・援護率3.11と対極。
*4 なお2018年シーズンは18勝4敗(32先発、200.2回、防御率2.83)という驚異的な成績でナリーグ最多勝に輝いている。とはいえ日本自体から言えることだが単に抑えているから勝っている面も大きい。援護が貰える理由としてはピッチングのテンポがよく四球が少ない(2018年で言うと規定到達者でメジャー最小の29与四球)から攻撃のリズムがよくなるとも言われている。また、2016,17年に1本、メジャー復帰した2018年にも復帰後初登板での勝ち越し2ランを含む2本の本塁打を記録するなどジエンゴ投手でもある。
*5 但し防御率0.73