無修正

Last-modified: 2023-12-19 (火) 14:42:19

中田翔(当時日本ハム)の2017年シーズンの最終成績のこと。名前に掛けて「無修正中○氏」とも言われる。
転じて、大きな期待をされている選手が目も当てられないような結果に終わることを指す。


中田翔とは

大阪桐蔭高時代に通算87本塁打(当時の高校生最多記録)の実績を引っ提げ2007年高校生ドラフト1巡目で日本ハムへ入団した中田は、2012年から就任の栗山英樹監督によって同年は全試合で4番に固定。
以降も好不調の波が激しくスランプが長引くなどの課題こそあったが、2012年から5年連続20本塁打をマーク、ベストナイン4回(2013~2016年)・打点王2回(2014・2016年)を獲得するなど主軸打者として一定の地位を築いていた。


発祥の経緯と2017年

2017年シーズン開幕直後の3・4月は打率.170・1本塁打と低空飛行。5月に打率.298・3本塁打と調子を上げたものの、7月は再び打率.140・1本塁打、8月も打率.189・5本塁打という大不振に。
それまで4番から頑なに外さなかった栗山監督も打順変更やベンチスタートなどで奮起を促すものの一向に復調せず、なんJでは中田の成績が貼られる度にグロ」「閲覧注意」と警告されるほどの扱いを受けることとなった。

その一方で、経歴と長年の実績を踏まえ「あの中田がこんな低い成績を残すはずがない」として、中田の打撃成績を勝手に上方修正したり他の選手の成績に置き換えたりするなんJ民も出現。このような成績には「修正済み」「盛田翔」「中田翔(夢)」などのレスが返されるようになっていった。

結局同年の中田は打率.216・16本塁打・67打点という成績に終わり、他の打撃指標*1も含めてレギュラー定着以降ワーストの記録となってしまった。この経緯から、2017年の中田の成績は無修正グロテスク画像の如く扱われるようになった。
上記の打撃三部門にOPSを加えた「.216 16 67 .676」というグロテスクな上にあまりにも語呂の良すぎる数字はなんJ民の記憶に強く刻まれており、新外国人の成績をネガティブに予想したり、門倉スレ式に成績のボーダーとして設定されたり、また「2161667676」と続けて表記して3349800などと同様に使われるなど、使用頻度が高くなっていった。

(参考)2017年 中田の成績に近かった選手

(参考)2017年 中田の成績に近かった選手

名前(チーム)打席打率本塁打打点OPS
(中田翔)542.21616本67点.676
中村剛也(西)486.21727本79点.765
ジミー・パラデス(ロ)289.21910本26点.634
戸柱恭孝(De)363.2149本52点.588
原口文仁(神)216.2266本25点.708
荒木貴裕(ヤ)212.2076本25点.640
マット・ダフィー(ロ)183.2016本18点.651
大山悠輔(神)221.2377本38点.723


関連項目



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*1 規定打席到達者ワーストの打率に加えて得点圏打率・長打率・OPS・RC27でリーグ下位だった。
*2 本記事の2017年成績は特に酷かった例だが、そもそも例年の中田も主軸打者にしてはやや物足りない打率・OPSとよく言われる。一方で打点はかなり多く、打点乞食の代表格として扱われることも多い。