無修正

Last-modified: 2021-11-27 (土) 01:06:21

中田翔(日本ハム→巨人)の、2017年シーズン最終成績のこと。転じて、大きな期待をされている選手が目も当てられないような結果に終わることを指す。


中田翔とは

2007年に大阪桐蔭高から高校通算最多(当時)の87本塁打を引っ提げ高校生ドラフト1巡目で日本ハムへ入団した中田は、2012年から就任の栗山英樹監督によって同年は全試合で4番に固定。
以降も好不調の波が激しくスランプが長引くなどの課題こそあったが、2012年から5年連続20本塁打をマーク、ベストナイン4回(2013~2016年)・打点王2回(2014・2016年)を獲得するなど主軸打者として一定の地位を築いていた。

発祥の経緯と2017年

この年の中田は元々スロースターターとはいえ開幕直後の3・4月は打率.170・1本塁打と低空飛行。5月に調子を上げたものの7月は再び打率.140・1本塁打、8月も打率.189・5本塁打という大不振に。それまで4番から頑なに外さなかった栗山監督も打順変更やベンチスタートなどで奮起を促すが一向に復調せず、なんJで中田の成績が貼られる度にグロ」「閲覧注意」と警告されるほどの扱いを受けることとなった。

 

その一方で経歴と長年の実績を踏まえ「あの中田がこんな低い成績を残すはずがない」として、中田の打撃成績を勝手に上方修正したり他の選手の成績に置き換えたりするなんJ民も出現。このような成績には「修正済み」「盛田翔」「中田翔(夢)」などのレスが返されるようになっていった。

結局同年の中田は打率.216・16本塁打・67打点という成績に終わり、他の打撃指標*1も含めてレギュラー定着以降ワーストの記録となってしまった。この経緯から、2017年の中田の成績は無修正グロテスク画像の如く扱われるようになったのである。
上記の打撃三部門にOPSを加えた「.216 16 67 .676」というグロテスクな上にあまりにも語呂の良すぎる数字はなんJ民の記憶に強く刻まれており、新外国人の成績をネガティブに予想したり門倉スレ式に成績のボーダーとして設定されたり、また「2161667676」と続けて表記して3349800などと同様に使われるなどと使用頻度が高くなっていった。

 

さらに中田は国内FA権の取得年でもあり、シーズン中から関西地方への球団の移籍が囁かれた。不振とはいえ長年チームを支えてきた中田の残留を願うファンも多く、シーズン終盤にはチーム応援団が「お前が必要 中田翔」との横断幕を掲げる様子もみられた。ただし、なんJをはじめとするネット上では成績や素行への批判が根強く、「お前が必要」を煽りに使用する場面も目立ったようである。

結局不振やチーム状況もあってか、中田は大減俸を飲み1年契約で残留する道を選んだ*2

復権

前年大不振に喘いだ中田だったが、2018シーズンは開幕を4番で迎える。
シーズン序盤は例によって低打率でスタートした上、一時は得点圏打率が.100を切る状況に陥り「今年もグロテスクな成績が残されるのではないか」と危惧するファンも多かったが、最終的に前年から成績を伸ばして無修正からの脱却を果たす。
シーズン終了後にはFA権を行使せず3年総額10億円の大型契約で残留することを表明、中田をさんざん煽ってきたなんJ民も「お前が必要 中田翔」と掌を返す結果となった。

再びの大不振、そして移籍

2019・20年もそこそこ結果を残していたものの、2021年は腰の不調もあって再び大不振に陥ってしまい、四番を近藤健介や王柏融に明け渡す試合が多くなる。加えて、(かねてから指摘されていた)素行の悪い面が目立つようになり始め、「凡退に怒りベンチで暴れる」「試合前に同僚を殴り倒す」などの問題を引き起こしてしまう。
特に後者の件で8月11日から球団から無期限の出場停止処分を受けてからは評価が大暴落。ファンからは名誉外様認定を食らい、ネットでは■■にならって「■■ ■」扱いをされ、栗山監督からも退団を示唆されるなど完全に日ハムでの居場所を失っていた中田だったが、8月20日になり突如巨人への移籍が決まった。しかし、巨人移籍後も成績は日ハム時代と変わらぬ惨状で巨人自体も一気に大失速した上にV逸どころかまさかの借金生活に突入してしまい、中田は大戦犯扱いされる羽目になった。

年度別成績

年度打率HR打点OPS備考
2009.278 (36-10)01.623
2010.233 (210-49)922.687
2011.237 (527-125)1891.691統一球使用年。
2012.239 (547-131)2477.727
2013.305 (407-124)2873.932B9
8月に美馬学の死球で離脱。それ以降のシーズンの殆どを棒に振る。
2014.269 (531-143)27100.800打点王・B9
2015.263 (539-142)30102.817B9・GG
2016.250 (569-142)25110.738GG・打点王
2017.216 (472-102)1667.676打率はリーグワースト
2018.265 (540-143)25106.778GG
2019.242 (450-109)2480.7788月に右手母指球部挫傷で一時離脱。
2020.239*3 (440-105)31108.811B9・GG*4・打点王
短縮シーズンで120試合のみ。
2021.177(226-40)720.574二軍落ちや腰痛の発症もあり出場試合数は73に留まる。

2017年詳細

2017年詳細

期間打率HR打点OPS
3,4月.170 (53-9)14.524
5月.298 (84-25)321.872
6月.227 (88-20)619.840
7月.140 (86-12)13.425
8月.189 (74-14)514.656
9,10月.253 (87-22)06.653
2017通算.216 (472-102)1667.676


関連項目


*1 規定打席到達者ワーストの打率に加えて得点圏打率・長打率・OPS・RC27(特定選手1人で打線を構成し、打撃成績に走塁・進塁能力の数値を組み合わせて1試合平均で取れる得点の指標)でリーグ下位だった。
*2 2億8000万円→2億円。
*3 「打点王の打率」のワースト記録。ちなみに2位も2016年の中田の記録。また安打数は打点よりも少ない。
*4 中村晃(ソフトバンク)との同時受賞。
*5 本記事の2017年成績は特に酷かった例だが、そもそも例年の中田も主軸打者にしてはやや物足りない打率・OPSとよく言われる。一方で打点はかなり多く、打点乞食の代表格として扱われることも多い。