Last-modified: 2023-10-31 (火) 17:19:34

犬【いぬ】(NPC・ペット)

  • エリン各地に広く生息しているネコ目イヌ科イヌ属の哺乳類。
    マビノギではの近くで寝ていることが多い。牧羊犬として用いられているようだ。
    • 普段はのんびり寝ているがオオカミと敵対しており、オオカミを見ると走って襲ってくる。
      強さは灰色オオカミと同程度(より正確には一段階劣る)、灰色オオカミに対しては五分五分の勝率。一方白オオカミにはかなりの確率で負ける。
    • 警戒状態になると「わん!わんわん!」と吠える。
  • 「犬猿の仲」という言葉もあるが、ペットのサルとは敵対していない。
    • この言葉自体は、人里で暮らすイヌと山奥で暮らすサルが、互いに見たこともない動物に対して警戒する様子から生まれたとされている。
      実際には特に敵対関係というわけではなく、幼い頃から一緒に過ごすなどすると普通に「仲間」と認識することも多い。
  • ビートルウルフやストーンハウンドのことを「犬」ということもある。
    また、まれにストーンホースキーパーのことをさすこともある。(頭部が犬に似ているため)

ペットとしての存在感

  • ペットとしても何種類か販売されていた。
    サンダーを放つもの、犬ぞりを引くもの、主人がパラディン化すると一緒に変身するものなどさまざま。中には人を乗せて爆速で走り回る犬も…?!ともかくエリンでも犬はヒトのよきパートナーとして身近なものであることは間違いない。
    このうち柴犬G15現在最も安価なペットであり、常時販売の犬ペットとして唯一の存在である。
  • ペットとしての犬は、現在販売されているすべてがファイアボルトヒーリングを習得するがアイスボルトライトニングボルトを習得しないケースが多い。戦闘スキルはディフェンスカウンタースマッシュを習得し、一通りの戦闘はこなすことができる。
  • そのため、IBカウンターLBカウンターAIが機能せず、戦闘用としての運用には若干の工夫が必要になる。
    • 逆にファイアボルトを習得できるため、弓手や魔法士の護衛にはもってこい。犬種によるがマナの総量はあまり多くないのでガス欠には注意が必要。
  • 一般的にインベントリが広い傾向にあり、荷物持ちとしては大変有能。
  • 足が速いので、遠めの距離から魔法やレンジアタックなどの遠隔攻撃で狙われたときの緊急時には頼りになる。
  • NPCの犬同様、オオカミと敵対しているため、戦闘状態になってなくても先制される。
    • ネコ島ではフィールド・ダンジョンとも召喚できないので注意。(召喚した瞬間に帰還させられ、1分の召喚不可能時間も発生する)
  • なお、冒頭で述べられたような牧羊犬として用いられる事の多かったコーギーは犬の枠組みを大きく外されたペットとして君臨している…。

犬よもやま話

  • 現実世界では、犬とオオカミは遺伝子的に非常に近い近類種で、交雑により子孫を残すことができる。犬とオオカミは親戚と言ってもよいが、より正しくはオオカミ(タイリクオオカミ)を祖として人間社会に適応したものを犬というそうだ。
  • しかしもともと人間とオオカミは生活圏においてはしばしば対立しており、定住した人間の集落で飼育していた家畜を襲って食べるなど、決してその関係は良くなかった。だが、人間と犬の関係は極めて良好であることは周知のとおり。
    • その発祥はいまだ定かではないが、3万年前ほどに人間がオオカミの飼育に成功し、パートナーとなったことが始まりではないか、と言われている。なぜ敵であるオオカミを飼育しようと思ったのかは謎に包まれているが、オオカミに対抗するためにオオカミを味方につけるためであった説や、食べ残しを一箇所にまとめて捨てていたらそれを漁りに来ていたオオカミが学習し、人間に攻撃をするよりも共存するようになった説など様々である。
      • ちなみにブタの祖先であるイノシシ、ニワトリの祖先であるヤケイ(野鶏)も元々は気性が荒く攻撃的であった動物なのだが、これらも家畜化に成功している。マビノギでもドラゴンやワイバーンをペット化に成功していることを考えると、人間のチャレンジャー魂がそうさせるのだろうか。
    • なお、日本の固有種である柴犬は犬がオオカミに派生した直後の遺伝的特徴を極めて濃くついでいるらしく、実は世界でも有数(一説には世界で最も)のオオカミに近い種らしい。
  • こんにちにおいても人間と犬とは密接なパートナーとしての関係を確たるものとしているが、なぜこんなにも犬は人と仲良くしようとするのか。犬の研究第一人者であるクライブ・ウィン博士は様々な科学的見地から「犬が人を愛するのは遺伝子がそのようになっているから」としている*1。クライブ・ウィン博士の著書は多く、日本語にも翻訳されている*2

関連項目:ノールヘルハウンド


*1 人との触れ合いが「報酬」と感じるように遺伝子が突然変異した個体が人間社会に適応したものがイヌ、ということらしい。つまりイヌにとっては人と遊んだり散歩したり、撫でられたり一緒に寝たり、共生することが喜びであるように遺伝子にプログラムされているのだそうだ。しかし「なぜ」そのようになったのかはよくわかっておらず、「そのように遺伝子が変性したから」としかいいようがないらしい。
*2 翻訳本の一つ、ハヤカワ出版「犬はなぜ愛してくれるのか『最良の友』の科学」がAmazonなどでも扱っており、入手が容易。