ウバランチン

Last-modified: 2025-09-08 (月) 15:52:16
仏国産のペルシュロン牝馬。確認出来る産駒は少数にとどまる

1.基礎情報

馬名:ウバランチン

別表記:ヘランチン

性別:牝

父:ロールビラン

母:ヘロット

毛色:青毛

生年:1885年(明治18年)

死年:不明

産地:フランス


2.解説

・明治19年にフランスより輸入されたペルシュロン種の牝馬。輸入後に真駒内種畜場に送られた。

・「ウバランチン」や「ヘランチン」などという妙な名前で記載される事も多いが、実はアルファベットでのスペルは判明している。

・それは「Valentine」である。フランス語で言うところの「ヴァレンティン」、英語で言うところの「バレンタイン」といったところか。

・「Va」を「ウバ」とするのはまあ分からなくも無いが、「ヘ」はどうしてこうなったのか。永遠の謎である。

・確認出来る産駒も春雨の1頭のみ。しかしこの春雨はかなり良い体格であったようで賞賛するコメントも見受けられる。

・明治28年時点では死亡しているとの事で、この馬も早世気味であったと言える。


3.遍歴

・1885(M18):フランスで産まれる。

・1886(M19):日本に輸入され、真駒内種畜場に送致された。

・1892(M25):春雨を出産。(父シュペルブ

・その後ほどなくして死亡した模様。


4.資料


【資料1】輸入種牛馬系統取調書
https://dl.ndl.go.jp/pid/842117/1/16

開拓使管理局及び北海道庁において購入の分

種類:ペルセロン
性別:牝
毛色:青毛
産地:仏国
名称:ヘランチン
輸入年:明治19年




【資料2】牧畜雑誌(97)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11209687/1/5

北海道の種馬
農用種
輸入年月:明治19年
名号:ヘランチン
牝牡:牝
西暦生年別1885年




【資料3】明治前期産業発達史資料 : 勧業博覧会資料96
https://dl.ndl.go.jp/pid/11996252/1/133

春雨号

種類:農用仏国パルセロン種
牝牡;牡
産地:北海道庁真駒内種畜場
毛色:流星青毛
年齢:明治25年4月1日生
丈:5尺4寸

父:シュペルブ
母:ウバランチン
母の父:ロールビラン
母の母:ヘロット




【資料4】中央獣医会雑誌9(9)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1513699/1/34

種類:ペルチヨロン
名号:ヘランチン
毛色;青毛
年齢:2歳
産地:仏国サルテー
価格:800ドル
28年12月本場存否:死亡




【資料5】北海道庁種畜場沿革誌
https://dl.ndl.go.jp/pid/842095/1/66

而して就中農用種にありて、第三シュペルブ及び春雨のごとき体格完美なるものを産出せしは、本場の幸福とする所なり。