第二高砂

Last-modified: 2024-03-26 (火) 10:05:31
姉(吾妻)に劣らぬ繁殖能力を見せた。

1.基礎情報

馬名:第二高砂(だいにたかさご)

性別:牝

父:ブラドレー

母:高砂

毛色:芦毛

生年:1879年(明治12年)

死年:不明

産地:取香種畜場

2.解説

・「高砂」の子で父は純粋サラブレッドの「ブラドレー」。

・母がアラブ、父がサラブレッドの典型的なアングロアラブ馬である。

・繁殖に供され、吾妻に劣らぬ良好な成績を残した。

・高砂の子孫で唯一G1級を勝ち取った「ハセパーク」(第二回天皇賞優勝)は吾妻の系列ではなくこの第二高砂の子孫である。

・子孫の中ではハルウララを超える敗北数記録を持つ「サシカタ」も有名であろうか。

・現在ではおそらく血脈は尽きている。確認できる最後の子孫は「モナクラムセス」。

・馬籍原簿によると子を7頭産んだあと明治31年に民間に売却された。

3.遍歴

・1879(M12):取香種畜場にて生まれる。

・1883(M16):「高千穂(牝)」を出産。(父スイロン)

・1885(M18):「筑紫(牝)」を出産。(父スイロン)

・1887(M20):「玉ノ尾(牡)」を出産。(父第二モンマース)

・1888(M21):「花岡(牝)」を出産。(父第二ピートモンド)

・1890(M23):「第二蘭(牡)」を出産。(父蘭)

・1892(M25):「第二ユスーフ(牡)」を出産。(父ユスーフ)

・1897(M30):「第二望月(牡)」を出産。(父望月)

・1898(M31):民間に売却

4.資料


【資料1】明治3年度 馬籍原簿(下記宮内庁公文書サイトで検索)
https://shoryobu.kunaicho.go.jp/Kobunsho

[8/340] 第二高砂 明治12年6月6日生まれ
明治31年9月17日 印旛郡遠山村 枡舩八太郎に代金30円にて払下げ