アフィカスの主張

Last-modified: 2024-03-11 (月) 18:47:21

Androidの非root広告ブロックアプリAdGuardを使ってChromeやアプリ内の広告を無料でスマホから消す方法


広告ブロックの普及を阻止するためにアフィカスが悪質なデマを流しています。
以下ではアフィカスのよくある主張とそれに対する反論をまとめます。


広告ブロックは違法

日本では広告ブロックを禁止する法律はなく、もちろん裁判が行われたこともありません。ドイツで広告ブロックが違法だと言いがかりをつけて裁判を起こしたアフィカスが何人かいますが、全て裁判所によって広告ブロックは合法と認定され、アフィカスが敗訴しています。例えば以下の事件があります。

最後に、主張されるであろう罪状を列挙し反論します。

  • 窃盗罪:ただ閲覧しているだけであり、それを転載するなどで利益を得よう(不法領得の意志)と考えていない以上窃盗罪は構成要件を満たしません。
  • 偽計業務妨害罪/詐欺罪:一般的にサイトは無料で公開されており、広告ブロックをしていない場合でも収益にならない場合があるため、サイトを財産とみなしそれが詐取されたあるいはそれで業務が妨害されたとはいえません。
  • 恐喝罪:下記、「広告ブロックソフト開発者は広告主を恐喝している」の通り恐喝にはあたりません。
  • 同一性保持権の侵害:著作権法20条2項・第3号で「コンピューター上で効率的に動作させるための改変」が認められています。広告自体正常な閲覧を妨げるものが多く、それを非表示にすることで快適な閲覧を促進することは問題ありません。

ちなみに米国の警察組織である連邦捜査局(FBI)は詐欺被害防止のために広告ブロッカーの使用を奨励しています。

なお、アプリサイトがその適格性を審査したアプリに対し、この罪状を根拠なく主張する(「○○罪みたいなもの」とたとえ話のような表現をした場合も含む)と虚偽の風説を流布したとみなされ、逆に偽計業務妨害罪に問われる可能性があることにご注意ください。

広告ブロックは規約違反

当サイトで紹介しているAdGuardは、開発者・発売元に対しGoogle Playで頒布することが規約違反となっている(ので、規約に抵触しない機能制限版のみが頒布されている)だけであり、公式サイトで頒布することは問題ありません。
他の広告ブロックツールも同様で、頒布サイトや(自前のサイトで頒布する場合)サーバーの利用規約で禁じられていなければ何の問題もありません。

以上は開発者・発売元に対するものでしたが、利用者に対するものはそのツールの利用規約くらいのもので、利用するだけでは当然規約違反にはなりません。
利用者に対し明確に広告ブロックツールの利用を禁じているサイトはほとんどありません。明確に禁止していないサイトでそれを利用するのは全く問題ありません。
なお、多くのサイトにて禁じられている「運営会社が不適切と判断する行為」については、サイト運営者による利用規約の改定や解釈が自由にできる程度の位置づけであり、広告ブロックを禁じる文言が利用規約や最新情報ページに書かれない限りは禁止されていないと考えるべきでしょう。
利用規約をよく読まずにその場の思い込みだけで広告ブロックは規約違反などと嘘をつくのはやめてほしいものです。

どうしても広告ブロックは規約違反だ、と主張したいのであれば、自分のサイトなら「広告ブロック機能の利用を禁じます。利用が発覚した場合はIPアドレスをもとに告訴します」などと書けばいいことです。自分のサイトでなければ、あなたが(運営本部のトップになる、運営会社の過半数の株式を獲得する、政治家になるなどで)サイト運営に口出しできるようになればいいことです。

ちなみに、かつてYouTubeが広告ブロックを利用規約で禁じるようになった、という噂が流れていましたが、これも事実とは言い難い状況です。元ネタと思われる記事によれば、

YouTube が独自の裁量により、お客様への本サービスの提供がもはや採算に合わない事業となったと判断するに至った場合、YouTube はお客様またはお客様の Google アカウントによる、本サービスの全部もしくは一部へのアクセスを解除できるものとします。

としかなく、これが何を指すのかについては運営側からの説明がない以上憶測でしかありません。*1特に、広告表示に関係する内容で利用規約として明示されているものは

お客様は、本サービスにおけるコンテンツの収益化に関する権利をYouTubeに付与します(収益化には、コンテンツ上やコンテンツ内で広告を表示すること、あるいはアクセスの手数料をユーザーに請求することが含まれます)。

があるだけです。これもGoogle側が動画やその掲載ページでアフィリエイト活動をすることや、将来的な有料化がありうることの通知としかとれません。広告ブロックの禁止はどこにも書かれておらず、利用規約違反には当たりません。

なお、2023年頃より、YouTube公式側が広告ブロックユーザーに対しポップアップにてこれを主張しているものの、やはり利用規約そのものには広告ブロックの禁止は明記されておりません。また、YouTube自体が運営側から利用規約を提示し利用者に同意させる手続きなく*2利用できるサイトであり、この場合利用規約が拘束力をもちません。

広告ブロックはマナー違反

広告とは何のためにあるのでしょうか。本来は良い商品を宣伝し、我々消費者に購入してもらうためにあるはずです。しかし、現在のウェブサイトの広告を見て購買意欲がわくでしょうか。むしろ不快感を覚えるだけという人が大部分でしょう。だからこそ広告をブロックしたいと皆が思っているのです。

本来の目的を見失い、画面が見えなくなるほどの大量の広告を貼ったり、動く広告で誤クリックを誘ったりするのが現在のウェブ広告業界です。マナー違反をしているのは、広告を貼る側と言うべきでしょう。

広告ブロックされたくないならば、我々が「有益な広告だからクリックして商品を購入しよう」と思うような広告を掲載すべきです。そうなれば誰もブロックなどしません。

またカーネギーメロン大学や香港城市大学の研究者らは、「広告主の企業にメリットがある」と主張しています。
広告ブロッカーを使うユーザーは広告を見ても反応しないことが多いため、広告のターゲットを広告ブロッカーを使わないユーザーに絞ることで、広告の効果をこれまで以上に高めることができ、広告主がアフィリエイトサイト等に余計な金を渡す必要がなくなると研究者らは指摘しています。

余談ですがGoogle Chrome自体も広告のブロックを行っています。

https://www.blog.google/products/chrome/browser-web-worth-protecting/

広告ブロックしたら有益な無料サービスが消える

もし広告ブロックのせいで立ち行かない状況ならば有料サービスにすればいいのではないでしょうか。広告を見せられるくらいならお金を払うほうがマシというユーザーはたくさんいます。もし有料サービスにしたら誰も利用してくれないというのであれば、その程度の価値しかないコンテンツで儲けようとしている時点で大間違いということです。価値の低いコンテンツを使って不快な広告で儲けようというビジネスモデルが破綻しているのです。双方が納得した上で互いに対価を支払う関係の方が営利目的でも持続的で健全な物になるでしょう。
また、無料サービスで提供している人の中にはWebサービスはあくまで自身の認知度の向上や広報の手段(+趣味)として活用し、そこで得た知名度や評価で個別で仕事を勝ち取っている人もいます。

そもそも広告ブロックするようなユーザーは広告が表示されてもそこからその商品を購入しません。つまり、広告主の企業から見た場合、広告ブロックの普及とは、絶対に顧客にならない人の端末に出していた無駄な広告がなくなるということであり、アフィカスに支払っていた無駄な広告代を節約できることです。広告ブロックの普及は、広告主さんの無駄遣いを減らしているのです。広告主さんサイドとアフィカスさんサイドでしっかりと協議をして、公正な分配が得られるようにしたらいいのではないでしょうか。いずれにしても我々ユーザー側が手伝ってあげることではなく、そちらで勝手にやることです。

広告ブロックをするとスマートフォンが壊れる

広告ブロックによってスマートフォンが壊れたという実例は確認できる限りありません。
確かに、広告ブロックで一部のリンクや画像などが表示されなくなることはありますが、これもスマートフォンが故障することとは無関係です。
逆に広告からウイルスに感染した例があるようです。
そもそも広告ブロックは広告の通信を遮断することで行われます。通信を遮断するだけでスマートフォンが壊れるということは原理的に考え辛く、万が一広告ブロックによってスマートフォンが不調になったとしても広告ブロッカーをアンインストールすれば元に戻るでしょう。
アプリサイトがその適格性を審査したアプリに対して根拠なくこの主張をしていると偽計業務妨害にあたる可能性があるので注意してください。

広告ブロックをするとクレジットカード情報が抜かれる

クレジットカード情報のような秘匿性の高い情報はhttpsという方式でウェブサイトとやり取りしています。通常の広告ブロックでは、httpsの通信内容を見ることはできません(簡単に見ることができたらhttpsの意味がありません)。

AdGuardでは、特別な設定を行うことで、証明書をインストールするという特殊な方式でhttpsをブロックすることもできます。httpsブロックをしている場合は、クレジットカード情報を盗むことも理論上可能になります(実際に盗んでいるかは分かりませんが、盗まれたという被害の報告はありません)。不安な場合は、httpsのブロックを使わなければ、クレジットカード情報が抜かれるということは不可能になります。
uBOやAdawayといった、オープンソースのソフトウェアであれば、どのような処理をしているかが自分で確認できるのでそのような心配はないでしょう。
アプリサイトがその適格性を審査したアプリに対して根拠なくこの主張をしていると偽計業務妨害にあたる可能性があるので注意してください。

広告ブロックをすると通信量が増える

広告ブロックは、広告ブロッカーが全ての通信を代行し、その中で広告通信だけを遮断することで行われます。すると、形式的には広告ブロッカーだけが外部と通信していることになるため、広告ブロッカーの通信量が非常に多くなります。しかし、実際には他のアプリの通信を代行しているだけなので、他のアプリの通信量がその分減っているのです。

さらに言えば、広告ブロッカーは広告のための通信を遮断するので、通信量は削減されています。

広告ブロックをするとバッテリーの消耗が激しくなる

これは他の項目とは違い、完全なデマではありません。広告ブロッカーが動作している間は、当然バッテリーを消費します。どの程度のバッテリーを消費するかは広告ブロッカーの性能によって異なりますが、AdGuardを適切に設定している場合、バッテリー消費はごくわずかです。

なお、上で述べた通信量と同じように、通信のために消費したバッテリーについては広告ブロッカーが代行することになるため、実際のバッテリー消費と見かけのバッテリー消費は異なるということに注意する必要があります。

バッテリー消費のイメージ図

バッテリーの消費の表示のイメージは

AdGuard未使用時の全体(合計)
 ┣アプリ1
 ┃ ┣ アプリ1の通信
 ┃ ┗ アプリ1の通信以外
 ┣アプリ2
 ┃ ┣ アプリ2の通信
 ┃ ┗ アプリ2の通信以外
 ┣アプリ3
 ┃ ┣ アプリ3の通信
 ┃ ┗ アプリ3の通信以外
      ︙
      ︙

AdGuard使用時の全体(合計)
 ┣AdGuard
 ┃ ┣ AdGuardそれそのものによるバッテリー消費
 ┃ ┣ アプリ1の通信
 ┃ ┣ アプリ2の通信
 ┃ ┣ アプリ3の通信
 ┃    ︙
 ┃    ︙
 ┣アプリ1
 ┃ ┗ アプリ1の通信以外
 ┣アプリ2
 ┃ ┗ アプリ2の通信以外
 ┣アプリ3
 ┃ ┗ アプリ3の通信以外
      ︙
      ︙

また、AdGuardの使用によってバッテリーを節約できる場合もあります。例えば、見るだけで大量のバッテリーを消費する仮想通貨マイニングスクリプト(計算量をビットコインなどの仮想通貨に換金できるシステムを悪用して、アフィカスのサイトの閲覧者のスマホで計算させ、それをアフィカスの計算量として換金して利益を上げる仕組み)がアフィカスの間で流行しています。AdGuardを使えば、マイニングスクリプトもブロックできるので、マイニングスクリプトを使うサイトをよく閲覧する場合には大幅にバッテリーを節約することができます。

広告をブロックしてもアフィカスには収入が入るため意味がない

これもあながち嘘とは言い切れません。

アフィリエイトと言っても色々種類があり中には掲載するだけで固定の収入がもらえるため広告ブロックをしても全くアフィカスが不利益を被らないこともあります。

しかし5chまとめ等の多くのアフィカスのサイトは成功報酬制で広告にタップなどの特定の行為をしなければ収入を得られない広告を表示している*3ため、杞憂なことが殆どでしょう。

また、サイトにアクセスするだけでも広告収入につながるアフィカスのサイトもアフィカスリスト作成所などのリストを使用することでアクセスしないように自衛ができます。

そもそも広告ブロックはアフィカスに対する嫌がらせなどではなく無駄に目立つ広告や無駄な通信をブロックする目的があるため、仮にアフィカスに収入が入るとしてもそれが広告ブロックを導入しない理由にはならないはずです。

広告ブロックを推奨しているのは広告ブロッカー開発者のステマ

本WikiはなんJ民有志によって運営されております。もちろん、自由に編集できるため、開発者が編集する可能性は否定できませんが、本WikiはAdGuardに関する情報交換を目的にしており、閲覧者にAdGuardのインストールを求めるものではありません。情報を見た人が有益だと思ったら導入すればいいし、そうではないと思えば導入しなければいい。それだけのことです。

広告を批判しているのにWiki内に広告を貼っているのはダブルスタンダードだ

まず、重要な事実として、なんJAdGuard部は本Wiki内に広告を貼っていません。wikiwikiの利用ルールに抵触する可能性があるため、ここでは理由を解説できませんが、疑問に思った方は「広告について」(wikiwiki.jp)をご覧いただければ事情が分かるはずです。

そもそもほとんどのなんj民は広告自体を否定しているわけではありません(もちろん、広告に関する考え方は多種多様であり、広告自体を否定するという考え方を排除するということはありません)。ルールを守らず好き勝手にデマや誹謗中傷の拡散を行った挙げ句一切謝罪を行わないなどといったアフィカスの無責任な行為を批判しているのです*4

広告全てが悪ではない

確かに広告は生産者と消費者のパイプ役であるのですべての広告が悪いとは言えません。しかし、

  • ページに対してかなり大きなスペースを占有する(複数広告の貼り付け含む。目安としてはページの1/4以上)
  • 画面全体を占有し、ページ閲覧にはタップ操作が必要
  • 動かして誤クリックを狙う・ページの閲覧を妨害する
  • 偽の広告を消すボタンを置き、クリックを誘導する
  • (そういうサイトでなくても)性的・グロテスク・差別/憎悪表現などの広告を表示させ、閲覧者を不快にする
    • 同時にそういった作品への風当たりが強まり、作者にも迷惑をかける*5
  • 閲覧していただけでも別ページへ転送する
  • ウィルス感染や懸賞当選などと表示し閲覧者を騙し、個人情報を詐取したりマルウェアや詐欺アプリをインストールさせようとする
    • 中には本当に自身の端末にウィルスを持ってくる広告もある
  • こちらの同意なくCookieなどの情報を詐取している
  • オプトアウト(広告を拒否する申し出)が正常に機能しない
  • SEOにより、広告料が高いだけであまり質の良くない商品ばかりが検索上位に表示されるため、本当に良い商品が見つけにくくなる

といった広告がほとんどで、広告やその運用者へ厳格な基準を課す、広告料を一定にし上限を設けるなど、こういった広告の排除を試みる取り組みは残念ながらごくわずかなのが現状です。

従って、広告全てが悪ではないと主張したいのであれば、こういった悪質な広告をサイトに貼り付けない、またはそれらを提供するASPを利用しないことで、このような広告を排除していけばよいのではないでしょうか。

そもそも第三者のフィルターが入った広報が本当に広告主の為になっているかも分かりません。目が行き届かない事により誤った情報が広がる可能性もあります。その影響か自前で直接広報する方が良いと考え、企業自らが新製品発表会の動画等を投稿する事も増えています。Appleがその代表例でしょう。

アフィリエイター(特にAdSenseユーザー)はモラルある広告運用をしている

確かに、広告そのものや掲載条件に厳しい基準を設け、晴れて収益化できても運用方法によっては即契約解除とするなどで運用者に対してかなり高いモラルを求めているASPもあります。しかしながら、

  • 上記のような悪質な広告が多くなっていたり、それを容認する悪質なASPも多い。これはGoogle AdSenseも例外ではなく、むしろAdSense広告がその先陣となっている*6
  • ASPの監視が追い付かないのをよいことに、悪質な運用をしているアフィリエイターが多い

のが現状です。もしモラルある運用を宣言したいのであれば、悪質な広告を排除する、悪質なASPを利用しない、また適切かつ閲覧者に不快感を与えない広告運用をするよう啓蒙していけばよいのではないでしょうか。

広告ブロックしたらインターネットや経済が衰退する

インターネットができて間もないころは広告などはなく無償または閲覧者から直接課金する形で情報の受け渡しを行っていました。また経済もそれ以外の場所で回していました。そこに広告業者が入ってきて現在のインターネットになっただけなので、インターネット広告を廃止したとしてもその時の状態に回帰するだけであり、インターネットや経済が衰退することはありません。

広告によって記事の質が上がっている

そのような実証的研究は存在しません。むしろ如何に広告を見せようか、あるいはクリックさせようかに熱心になった結果、主役であるはずの記事の質が低下していると言わざるを得ないのが現状でしょう。また記事自体も有益な情報ではなく広告のためにあるようなもので、SEOによりそういった低品質なサイトばかりが検索サイト上位に挙がっているのは残念でなりません(検索結果からそういったサイトを自動的に排除する便利な手段も乏しいです)。検索エンジンだけではなくSNSでの検索が増えているのはより良い情報を知りたい人々の動きの表れであると言えるでしょう。また最近は人工知能(AI)によるチャットサービスが進化しており、こうした記事よりもより利用者が欲しい情報を得られるようになる環境が生まれてきています。

広告を見たくないならサイトを見るな/インターネットを利用するな

こちらでURLを直接入力してアクセスしたならともかく、多くの場合検索エンジンからアクセスする場合がほとんどです。従って検索結果上位に表示させようとしたサイト運営者またはそういったサイトを拾った検索エンジンの責任です。従って広告ブロックした人にサイトを見てほしくなければ、検索順位が下がるようプログラムしたり検索エンジンにご自身のニーズが達成するよう働きかけてはいかがでしょうか。

インターネットを利用するな、についてはそちらに言われる筋合いはありません。ISPに料金を支払っており、広告ブロックが法に触れない以上それだけでインターネットの利用を禁止する理由にはなりません。

有料化は現実的ではない/現実的ならGoogleやMicrosoftがやっている

どういった理由で現実的でないのか述べられていないためわかりかねますが、大体「有料化するとサイトを維持できるほどの収益が得られない」「システム構築が面倒」といったところでしょうか。

前者については上記「広告ブロックしたら有益な無料サービスが消える」に対する反論の通り、有料化で十分な収益が得られないのであればサイト運営者側のビジネスモデルに問題があります。また、広告を貼ろうとするときから審査があり、貼った後もいつASP側に契約解除されるかわからず、サイト閲覧者が必ずしも報酬支払条件を満たす行動*7をしてくれるとは限らないことから確実な収益を期待できない以上、広告より有料化の方がビジネスモデルとしては確実です。

後者については、システム構築が面倒なら手数料を払って料金を収受するシステムは多数ありますし(Paypalなど)、それと記事執筆を組み合わせたサービスならnote.muなどがあります(特に記事執筆サイトであればサーバー代やドメイン料がかからずその分利益が上がります)。Webサイトとと言う体裁にこだわらなければ電子書籍として出版する方法もあります。

いずれにせよGoogleやMicrosoftが始めるのを待つまでもありません。なおGoogleやMicrosoft等の大手に限らずIT企業は法人・商用利用向けの案件からも収益を上げる手段もあるので個人向けは広報や評価試験の一環として無償で提供している部分があります。

広告ブロックソフト開発者は広告主を恐喝している

Adblock Plusの「開発者に金銭を払うことでブロックリストから除外してもらう」ことを指しているようですが、それが恐喝かどうかを判断するのは広告主または広告代理店で、そうであるならば告訴をするだけ(なお、上記のように敗訴しています)です。従ってサイト運営者が判断することではありません。

また、恐喝とは相手に暴行を加えたり金銭を払わないと不利益になることをすると予告することで恐怖を抱かせ強制的に金銭を搾取する行為ですが、開発者側は金銭を払いホワイトリストに入れてもらうのは自由意志であるとしており恐喝に当たりません(もしこれが恐喝に当たるのであれば、代金を払わないとモノが買えないスーパーマーケットも恐喝になってしまいます)。それでも恐喝であると考えるならば、このような取り組みを行っていない広告ブロックアプリを使えば問題ないことになります。

広告ブロックユーザーは嫌儲

この主張は客観的なものではないためサイト運営者側がそう思うなら勝手にすればよいのですが、「人がお金儲けをすることが許せない人」という定義の「嫌儲」ではないと考えます。こちらは悪質な広告を非表示にすることで自衛しているだけであり、それこそ再三申し上げているように有料化で収益を得ることは誰も批判も妨げてもおりません。

サイトは広告収入で運営している/広告表示はサイト閲覧の対価だ/広告ブロックは悪質なフリーライドだ

先ほども書きましたが、広告契約自体に審査が課せられる上閲覧者が報酬に結びつく行動をするとは限らず、いつASP側の都合により契約解除になるかわからない以上、広告表示により十分な対価を安定的に得るとは限りません。従ってサイトの運営コストを広告収入に一本化するというのには無理があります。

そもそも、インターネット上に「無料で」公開され誰もが自由に見られる状況である以上、金銭的対価は得られないものと考えるのが自然です。よってフリーライドなどではなく無料で見ることができるサイトを見ているだけで、広告ブロックやその利用者に非はありません。もしどうしてもサイト閲覧の対価が欲しければ、何度も申し上げるように有料サービスとすればよいのです。

商品を知ってもらうため広告を見たくない人にも見せる必要がある

広告主の商品を知る経路はあなたのサイトの広告だけとは限りません。むしろ必要なものがあればその都度検索してその販売者のサイトに直接向かうのが普通でしょう。単純に詳しい人に相談すると言う選択肢もあります。そもそも販売戦略を考え実際にそれを実行するのは販売者でありあなたたちアフィリエイターではありません。従ってわざわざ不快な広告を表示してまで販売者の商品を紹介しなくて結構です。また、あなたたちが掲載する不快な広告のせいでその商品自体が敬遠されることになってしまえば、「お金をもらってネガティブキャンペーンをしているアフィリエイター」という構図になります。広告主としても自社のサイトから直接購入してもらう方が広告料も手数料も少なく済みます。広告主は自分達が扱っている製品が売れる事が重要であり、もし自前でそれが可能ならあなた方に頼る必要も無いでしょう。

商品を知ってもらうといっても、あなたたちアフィリエイターが紹介している商品の多くは「良い商品」ではなく「広告料が高い商品」でしょう。広告料が高いからといってその商品が必ずしも良いとは限らず、むしろ広告料にばかり金をかけているせいで肝心の商品の質が悪くなっているものも数多くあるといえます。そういった劣悪な商品をSEOまでして押し付けてもらう必要はありません。

広告ブロックは創作活動への意欲を失わせる

「金銭収入が仕事の意欲につながる」は否定しません。
しかし、不快・不要な広告やらSEOにばかり力を入れている以上、広告が記事より優先順位が高くなっており、その時点で創作意欲などないのではないでしょうか。

そもそも、なぜそこまで無料サービスにこだわるのでしょうか。広告ブロックへの批判は、ここに例示されているもの含めほぼすべてが無料サービスであることを前提としているように思えます。せいぜい有料化を恐ろしいもの、あるいは有料化が現実的でないものとするだけでそれ以上の説明をしないのはなぜでしょうか。

総括

アフィリエイター(YouTuberなども含む)へ

いろいろ主張してはいるようですが、要するに「俺の儲けがなくなる、どうしてくれる」ということでしょう。
広告ブロックは違法だの有害だの経済を衰退させるだのとありもしない不安をあおってみたり、不快なだけで何の価値もない自分たちのコンテンツを過大評価したりと、不適切極まりないといっても過言ではありません。
もとはといえば自分のビジネスセンスの問題であるにもかかわらず、それを広告ブロックのせいにしたうえで社会的な問題にすり替えようとするからわけが分からなくなるわけです。
広告ブロックのせいで自分の儲けが減るならそうと言えばいいのです。「じゃあ他のマネタイズ方法を考えればいいのでは」と単純明快に解決できますから。

それ以外の人へ

そもそも広告運用をしていない以上あなたには実害はありません。
広告ブロックへの批判の多くは、広告収益を得ている人が自分の利益のためにでっちあげていることであり、その信ぴょう性は限りなく低いです。
実際、上記でアフィリエイターが言うような状態には一切なっていません。
その広告ブロック批判は誰が何のために言っているかよく考え、ポジショントークに引っかからないようどうかお気を付けください。

参考

280blockerの公式サイト

Yuki2718の公式サイト


不具合等発生時には、「コメント欄」ではなく「不具合・広告相談所」に書き込んでください。
また、消えない広告については消えない広告の報告ご参照ください。

  • 次々に広告ブロックは規約違反になって来たな・・・、まぁコンテンツタダ見は作る側からしてみれば泥棒と同じだもんな。ただ、Abemaのネットカジノ(違法)のCMとか明らかにヤバいの流したりしてるのはどうかと思うが。ブロックされたくないならもうちょっと広告内容気を付けてくれって感じだわ。 -- 2024-01-13 (土) 00:03:16
    • ただ乗りだの泥棒だの言う人も多いが、自分の契約してるインターネット回線からコンテンツを引っ張ってきて、自分の端末上でJavaScriptのコードを実行して広告を表示して、さらにプロファイリングなどで個人情報をかき集める方がよっぽど悪質なただ乗りなので、遠慮なくブロックさせていただきますね。🤗 -- 2024-02-18 (日) 13:34:44
    • 反社パケット泥棒の支援なんてしたくないから問答無用で広告ブロック -- 2024-03-11 (月) 18:47:21
  • 次は発言をヘイトスピーチ扱いにする嫌がらせをし出したな・・・そこまでして金取りたいなら素直にサブスクみたいな料金制ににすりゃ良いのに。NHKみたいだ -- 2024-01-28 (日) 16:32:42
    • 愚痴書く場所じゃねえよ死ね -- 2024-01-28 (日) 17:21:35
  • 広告自体、有害極まりないものだと考えているので、遠慮なくブロックさせていただいてます。 -- 2024-02-15 (木) 16:28:27
    • はい、遠慮なくブロックしていきましょう! -- 2024-02-18 (日) 16:29:28
  • YouTube依存症から脱却できて良かったね。フェイクかどうかはユーザーが決める事であって検閲企業に金なんか払いたくないし音楽だけならSpotifyで十分だわ -- 2024-02-27 (火) 08:09:56

*1 例えば、(広告ブロックの有無によらず)不採算によるサービス終了により全ユーザーがアクセスできなくなることとも「考察」できてしまいます。
*2 Googleアカウントを取得しただけの場合(Googleの利用規約に同意したがYouTubeのそれには同意していない)やAndroidスマートフォンを新規購入し自動的にGoogleアカウントが付与された場合、そもそもアカウントを保有していない場合などが該当します。
*3 アフィカスがサイトに誤タップ狙いのポップアップ広告などを掲載するのはそのせいです。
*4 なんJ民がアフィカスを批判している理由の詳細に関しては新・なんJ用語集Wikiを参照してください
*5 かつて子供向けゲームにアダルト広告が表示され問題となったことがあります。
*6 膨大な種類の広告から自動選別されて表示される都合上、ASP・アフィリエイターともに、閲覧者側にどんな広告が表示され、結果どういった弊害が生じているか把握していない場合も多いといいます。
*7 主な分類として「成果収益型」と「クリック収益型」に分かれます。前者はその広告をクリックしてから一定時間以内に遷移先サイトで指定された行動(例えばクレジットカードの契約をして一定金額以上使うなど)をしないと収益にはなりません。もちろん報酬額と条件の難しさは比例しており、高報酬のものはほとんど達成されないようなもの(マンション投資など)ばかりです。後者はクリックだけで収益が得られますがその額は非常に少ないといわれています。