ガイキング(LOD)

Last-modified: 2024-10-05 (土) 18:46:02

ガイ!ガイ!ガイ!大空魔竜ガイキング!

大空魔竜ガイキングのメカ設定をベースに世界観を一新したリメイクアニメ。
少年漫画を彷彿とさせる熱いストーリーと回を追うごとに暴走する作画演出などからファンの支持は厚い。
伝説的アニメーター・金田伊功氏のアニメ作品における遺作でもある。

 

パイロット

  • ツワブキ=ダイヤ
    SP:努力, 1, ド根性, 7, 熱血, 9, 気合, 12, 心眼, 13, 絆, 37

アップグレード

ガイキング

ガイキング・フェイスオープン(LOD)(形態追加)

ガイキング・ザ・グレート(形態追加)

運用

元祖と同じく大空魔竜から発進するユニット。

あちらとの違いは、まず大空魔竜から3マス以内にいると使い勝手のいい近接武器とシールドが追加されること。
そして遠距離が弱体化した代わりに2P弾数制で高火力のパンチャーグラインド、
射程1で当てやすくなったハイドロブレイザーと近接よりの武装構成になっている。S属性も健在。
加えて陸適応がAのため地上相手でも近接技の火力が落ちないのが嬉しい。

移動力は下がっているが、これに関してはデメリットと言いきれない。
というのも、移動力3は大空魔竜と同じなので両機の足並みを揃えやすいことになる。
前述の追加武器を扱うには都合がいいほか、戦闘能力の低いLOD版大空魔竜の護衛機としても動かしやすいと言える。

 

……と書けば一見強そうなのだが、実際のところ元祖の強さの源となる

  • 超能力によるSP消費減
  • サイキックドライブによる装甲・運動性補正
  • 魔球ハイドロブレイザーの威力上昇

と言った諸要素がごっそり削られてしまった結果、あちらと比べると(というか他ユニットと比べても)
耐えない上に攻撃は当たらない、SPの融通も利かないし最大火力もさして高くないという笑えない状況になっている。
ついでに言えば、パイロットの能力も格闘以外は水準以下。
そのため前述のメリットも思うように活かせず、アップグレード前は厳しい戦いを強いられる。

 

最初のアップグレードをすると気力120でフェイスオープンが可能に。

FO中は前述の問題点がほとんど改善される。
まずは運動性が一気に30も上昇。まともに攻撃が当たるようになるし、
気力130になればブーストにより与ダメージが+25%される。
防御に関してもダメージを1000軽減するハイドリュートフレアが追加。おまけとばかりに移動力5。
ようやく一端のスーパーロボットとして活躍が見込めるようになる。

デメリットとして3ターンの時間制限に消耗、解除時の気力減少があるのだが、上手に使ってやれば対して気にならない。
というのも、まずFOの使用には回数制限がない。このため気力さえ足りていればすぐに復帰することが可能。
減少量もたかが10なので強化された能力で雑魚を的確に墜としていれば十分にカバーできるレベル。

また、専用コマンドのクローズド・フェイスを使うことで制限時間内なら消耗せずにFOを解除できる。
例え制限を過ぎて消耗したとしても、大空魔竜側のルルがこれ見よがしに介抱を使えるためリカバリ体制は十分。

お膳立てはされているのでいかにFOを維持するかが鍵となるだろう。原作での諸刃の剣っぷりが嘘のような仕様である。

 

そして二度目のアップグレードでグレートフォーメーションが解禁。
気力140でガイキング・ザ・グレートになれるように。

耐久力や運動性能の上昇は勿論だが、なんといっても魅力はその絶大な火力。
気力補正に加え特殊能力の48の炎により与ダメージが+25%されるため大ダメージを気軽に出してくれる。

そして最強技のFO・ザ・グレートの威力は初期4000。これだけでも十分すぎるくらいなのだが、
これに前述の補正が加われば実質威力は驚愕の5000
たった一体でファイナルダイナミックスペシャルと同等かそれ以上のダメージを叩き出せる。*1
消耗技なので使用後は無防備になるが、この威力を考えれば十分お釣りが出るだろう。

強力なだけに上位武装は軒並み消費が重いのだが、実際のところ素のEN量も上昇しているし
最悪弾数の増えたギガパンチャーグラインド一本でも戦い抜けるので幾らでもリカバリは効く。

ここまでくれば元祖顔負けの大活躍も十分可能。最後の救い主の名に恥じない力を見せてくれるだろう。

 

ちなみに運動性や移動力はグレートよりFOの方が上。
どちらかが完全上位互換というわけでもないので、状況によってはグレート解放後でもFOの出番はあるはず。
簡潔に言えばFOは遊撃型、グレートは高火力高耐久の正統派だろうか。

パーツ

戦艦を構成する機体のためスロット数は1。
初期段階では装甲命中にENと何もかも足りないが、限界があるため絞らなければならない。
無難なのは命中。仲間が削った雑魚を食わせることでどうにか育てたい。
勇者の印のストックがあるなら装備させるとかなり楽になる。

アップグレード後も基本は同じだが、低運動性のザコを狩ったり
激励などでフェイスオープン用の気力をすぐに確保できるならばENを回しておくと便利。

開幕から激励を山積みしてグレートに蹴散らしてもらいたいなら移動力か装甲でも上げておこう。

素の性能が性能なので、一刻も早くフェイスオープンやグレートフォーメーションを行いたいのだが、
扱いとしては分離機なので闘争本能系を回しても効果がないのが悲しい。

備考

  • 原作のサポートメカやそれらとの合体形態はロボダン未実装。
    • 前述の通り元祖に比べ基礎性能が見劣りするのはそれらとの合体を前提にデータが組まれている故だろうか。
      LODのガイキングはパイロットの「心の炎」で稼働しその強さによって出力が変わる、
      という設定があるためシンクロドライブやオーラコンバーターくらいあっても良さそうなものだが。
      ぶっちゃけた話元祖が強い理由の超能力は本編だとほぼ死に設定だし
    • 二大魔竜及び二大ライバルロボも未実装のため、それらとの合体技も使用不能。
      こちらに関しては単独でグレートになれることも意味するので一概に損とも言えないが。
  • 大空魔竜と合体している状態で気合を使うと気力上昇効果が双方に働く。使うなら発進する前に。
  • 発進は分離扱いなので、発進前に大空魔竜が行動するとガイキングが出れなくなることに注意。
  • プラスモードのアップグレード条件はパイロットの最大Lvだが、本機の場合
    ダイヤではなく大空魔竜側のルルの最大Lvで判定される仕様になっている。あちらのLv上げも怠らないように。

*1 流石に神モード込みのカイザーから発動した場合は劣るが。