【ドレッドクィーン】

Last-modified: 2024-04-25 (木) 01:25:01

RS2(リマスター版)

概要

リマスター版において追加された敵キャラ。

かつて【古代人】を窮地に追い詰めた【ターム】族の女王であり、【クィーン】【リアルクィーン】の祖先とでもいうべき存在。
リアルクィーンがかつて、七英雄さえ恐れた、という表現を使っていたが、まさに七英雄さえ恐れさせた存在がこのドレッドクィーンであろう。
本人も自身のことを「世界で最も恐怖されたこの私」と呼んでおり、まさに"dread"(恐れる)という名にふさわしい敵といえる。

リマスター版で追加されたダンジョンである【追憶の迷宮】の各迷宮のボスを倒すと入ることが出来る【黄の迷宮】で戦うことが出来るいわゆる裏ボスである。

これまでの迷宮において、七英雄の背景が大凡見えた中で、襲ってくる彼女の第一声は全ての生物を支配下に置くことを所望するといったもの。
ただ、そんな彼女を倒すと、これまでの記憶系のボスと同様に、「世界の敵は我らだと思っておるのだろう? モンスターを殺しつくせば、それで世界は平和になると。……確かめに帰るが良い。私もお前達と変わりは……しない。」と不穏なセリフを言い残して消滅する。
これまでのセリフを聞いていると、タームというものがいわゆる世界の理を捻じ曲げた古代人を排除するために出現したかのような描写がある。
そういう意味で言えば、一見すると世界の敵に見えるようなターム達と吸収の法という邪法を用いる七英雄が同じく世界の敵であると言わんばかりのセリフもかなり深いものとなっており、リマスター版で追加された七英雄というもの、古代人というものについてのエピソードの最後を締め括るのに相応しい内容と言うことが出来るだろう。

外見としては2段階存在し、1段階目はクィーンのあごの上に女性の上半身のようなものが生えた姿であり、クィーンとリアルクィーンの間といった感じの外見である。
よくみるとクィーンと同様にメイスのようなものを持っており、戦闘ではこのメイスを利用した攻撃も繰り出してくる。

2段階目は完全に羽化して、女性の上半身と蜂の下半身が合わさったような姿で登場する。女王アリかと思ったら女王バチだったとは
これまでのアリっぽさは全く無くなっているが、リアルクィーンがそのまま羽化した後、といった雰囲気であることからリアルクィーンももう少し時間が経てばこのような見た目になっていた可能性はある。

戦闘力

移植版の追加ダンジョンの締め括りのボス、つまり裏ボスとでもいうべき存在であるため、かなりの強敵となっている。
 
ドレッドクィーンは2つの形態を持つ。
ただ、戦闘中に形態が変化するというわけではなく、第1形態を撃破することで戦闘は一端終了し、そのまま連戦という形で第2形態と戦うことになるため、これまでの道中の戦闘とは趣が異なってくる。
この性質上、第1形態との戦闘が終了した時点でHPは全快し、ステータス異常等も全て取り除かれるが、逆に補助等を掛けたとしても第2形態戦開始時には全て取り除かれてしまう。
なお、第1形態戦と第2形態戦の間でセーブ等は一切出来ないため、途中で装備品を変更したり、LPを回復したりすることはできない。
 
さて、そんな2形態との連戦であるが、各形態の強さは控えめかというとそんなことはなく、第1形態のHPは52,400、第2形態のHPは64,800と、それぞれが追加ダンジョンのボスを含めてもトップのHPを誇っており、各形態がそれぞれラスボスを除いた最強の敵といって差し支えない強さとなっている。
その合計HPはなんと117,200であり、ラスボスの七英雄さえ凌いでくる。
 
そして、この敵は2形態あるわけだが、それぞれの形態で利用してくる技、戦い方も大きく異なっていることもあるため、事実上は2体それぞれ別個の敵を相手にするかのような対策が求められることになるため、本編に出てくるボスと比べかなり戦いづらい。
もっとも、ラスボスと比べてしまうと、使ってくる技の総数は2形態合わせても半分以下とかなり少ないため、正攻法でいえばむしろ七英雄より戦いやすい。
ただ、【クイックタイム】に対しては、【クイックタイム返し】というカウンターを利用し、効果を打ち消してくるため、いわゆるクイックタイムハメは出来なくなっている。
この点に関しては七英雄より強敵といってよく、正々堂々と戦うことが求められる。
 
所持している武器の性能は七英雄本体の比ではない。
属性こそ少ないが、カエル研究室さんの計算式による「武器性能VS防御特性」の力比べのハードルが非常に高く、斬・射は54、打は44がしきい値になる*1
そのうえ武器性能に依存しない体術技・爪技のラインナップも多いことから、軽減自体が困難なケース多数。
 
なお、クィーン系はこれまで【スタン】に耐性がなかったが、流石に裏ボスといえる彼女がスタンに弱いということはなく、当然のように全ステータス異常に耐性を持っている。
 
どちらの形態も共通して防御力は比較的高めなので、削る前には【かめごうら割り】を使っておくと楽になる。
 
倒すと、【クィーンの証】を入手できる。これは"オメガの勲章"のようなアイテムで特に効果はない。
ちなみに黄の迷宮に入れば何度でも戦え、2度目以降は生命力回復が手に入る。

第1形態

系統ランクHPWPJP戦闘回数
上位524001821332616
24181818207518
3228242848304864
技術点種族属性特性再生耐性
9999昆虫ボス死/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/恐
武器回避
アンバーメイス/爪(55)
アイテム
テーブル特殊能力
Aダブルヒット、ダブルヒット、ダブルヒット、骨砕き、フルフラット、動くな、動くな、動くな
B毒霧、毒霧、催眠、催眠、フェロモン、テラーボイス、テラーボイス、テラーボイス
特性2回行動、行動順A→B、クイックタイムに対してクイックタイム返しで無効化

第1形態の外見がクィーンの延長線上であることもあってか、戦い方はクィーンやリアルクィーンの延長線上といって良い。
2回攻撃してくるのだが、1回目の攻撃は手にしたメイスを用いた【棍棒技】、2回目の攻撃はリアルクィーンを彷彿とさせる【ステータス異常】攻撃と全く異なる方向性の攻撃をしてくる。

技レベルは26と隠しボスという立場を考えると低めではあるものの、かなりの防御力がないと【ダブルヒット】も結構なダメージになってしまう。
ただ、それ以上に厄介なのは毎ターン必ず利用してくるステータス異常攻撃。
ダメージも伴う【毒霧】【体力】の高さ故に高い威力だが、それでもまだマシな方で、【睡眠】状態を引き起こす【催眠】【魅了】状態を引き起こす【フェロモン】【混乱】状態を引き起こす【テラーボイス】と、いずれかが毎ターン飛んでくるため、対策がないとステータス異常まみれでてんやわんやという事態を引き起こしかねない。

特にテラーボイスは利用率が高く、放置して混乱第3段階ともなってしまえば壊滅的な被害をもたらすことになるため、【精神】耐性で防ぐか、【見切り】で防ぎたい。
幸いにして催眠、フェロモン、テラーボイスはいずれも見切れるので精神耐性アクセサリーで防ぐのでなければ見切りを用意するのが無難だろう。

棍棒技についても【フルフラット】以外は比較的見切りが覚えやすい部類の技である。
フルフラットについては見切りがないとかなり痛いものの、敵から覚える場合はドレッドクィーン以外から見切れないためいっそのことフルフラットのみは【金剛盾】などで防ぐ前提で残りを見切りで対策するというのも手。

総じて第1形態は見切りがあれば非常に楽に戦える。
棍棒技は全体攻撃がないので、威力こそ高めだが、精神状態さえなんとか保てていれば壊滅的被害は起きにくい。
逆に言うと、最低でも催眠、フェロモン、テラーボイスの3種だけはしっかりと対策しておかないとパーティが一瞬でボロボロになるおそれがある点に注意。

第2形態

系統ランクHPWPJP戦闘回数
上位648001822502632
16181722307517
3430322048321676
技術点種族属性特性再生耐性
9999昆虫浮遊/ボス死/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/恐
武器回避
爪(55)/爪(55)
アイテム
テーブル特殊能力
Aペイン、ペイン、超音波(単)、超音波(単)、サイクロンスクィーズ、コークスクリュー、コークスクリュー、コークスクリュー
Bつむじ風、つむじ風、地獄爪殺法、地獄爪殺法、地獄爪殺法、地獄爪殺法、スウォーム、スウォーム
特性2回行動、行動順A→B、クイックタイムに対してクイックタイム返しで無効化

第2形態はクィーン系とは全く異なった行動を多用する。
第1形態と同様に2回行動であるが、こちらも2回で異なる攻撃をしてくる。
敢えて攻撃パターンを分類するなら1回目はこちらの行動不能を狙った攻撃が多く、2回目は範囲攻撃によるダメージを狙った攻撃が多い。

第2形態は腕力が第1形態より低くなるためダメージは多少控えめとなっているが、2回目の攻撃は1回目よりさらに強い武器で攻撃してくる。
防御力で軽減が困難な状況の中で高確率で複数名が一気に被弾し、1回目の攻撃もダメージを伴うものばかりであるため、回復が追いつかなくなり徐々に壊滅に近づいていくパターン。
第1形態のようにステータス異常によって内部から崩壊していくというよりは、搦め手なしの武力差で徐々に追い詰めていくストロングスタイルといえようか。
実際のところ、【ペイン】【サイクロンスクィーズ】によるスタンと、【地獄爪殺法】による【毒】を除けば、第1形態と異なり、ステータス異常はほとんど気にする必要がない。

一方で、第2形態においては見切りだけでは対処できない技が多くなるため、補助術を活用するのが有効。

【射】属性の【つむじ風】については見切りが存在するが、なくとも【ミサイルガード】で、地獄爪殺法と【スウォーム】はどちらも【斬】属性であるため【ソードバリア】で完封出来る。
といった具合に、ミサイルガード+ソードバリアで対策すれば2回行動の内の1回分の行動は完全に無効化出来る。
残る攻撃の内【コークスクリュー】については見切りが存在するため、見切りがあれば無効化可能。
見切りがない場合は【金剛盾】で高確率回避が狙えるがソードバリアと抵触するため、ソードバリアとは二者択一となる。
それぞれで防げる行動は次表のとおり(◯:完全回避(無効化)可能、△:高確率で回避、✗:回避不可)。

ソードバリア金剛盾ミサイルガード
コークスクリュー
つむじ風
地獄爪殺法
スウォーム

ベストなのは、コークスクリュー見切り+ソードバリア+ミサイルガードだろうが、コークスクリュー見切りがない場合は金剛盾かソードバリアを択一で選ぶことになるだろう。
もっとも、コークスクリューの見切りはそれ程難しくないので事前に【ミスティック】などから見切っておくのが無難である。

これだけ対策が出来れば残る攻撃は【ペイン】【超音波】【サイクロンスクィーズ】の3種類である。
この内、防御無視のペインはどうやっても対策のしようがないが、残る超音波とサイクロンスクィーズはどちらも【状】属性である。

そのため、【地の指輪】×2等で状属性を無効化してしまえば、ペイン以外の攻撃を完全に防ぐということも可能となる。
そこまでは行かずとも超音波、サイクロンスクィーズのダメージさえ軽減出来てしまえば、残る範囲攻撃は完全無効化可能なのでかなり戦いやすくなる。

特に第1形態の攻撃の見切りを入れまくったとしても、第2形態はコークスクリューの見切りだけあればいいことになるため見切りの内容に困る必要もない。
状防御特化というスタイルであれば、第1形態の物理攻撃を見切りで防ぎさえすれば、残る毒霧は状属性依存なので、どちらの形態相手であっても状防御特化型というのは戦略的にもかなり理に適っている。

ただ、前述の通り、第2形態開始時に全ての補助は解除されるので、まずは早々にソードバリアを打っておかないと早速大打撃になることもある点には注意。

ちなみに第2形態の【素早さ】はなんと30もあり、味方の最高値よりも高い。
流石に1ターンで壊滅するということはないと思われるが、1ターンで危機に陥るのであれば状防御だけでなくある程度は斬防御や射防御も高めておきたいところ。

IS

アビスバトル(第1形態)

系統ランクHP種族属性吸収憑依元出
昆虫系14150000昆虫/女性RS2
名前系統射程対象属性効果
毒霧体術技
骨砕き棍棒技攻ダウン
超音波体術技混乱
フェロモン体術技魅了
特性2~4回攻撃
武具性能40、強化ポイント40

アビスバトル(第2形態)

系統ランクHP種族属性吸収憑依元出
昆虫系14150000昆虫/女性RS2
名前系統射程対象属性効果
メガスウォーム体術技混乱
ペイン闇術スタン
サイクロンスクィーズ水術冷術スタン
地獄爪殺法体術技上下
特性2~4回攻撃
武具性能40、強化ポイント40

ISEC

概要タイプタイトル
クロニクルイベント第2形態【消えた聖戦士!究極女王との最終決戦!】
強敵イベント【強敵ドレッドクィーン】?
【強敵女王の系譜】?
シリーズイベント【‐ロマサガ2‐忍び寄る女王の系譜!】?

*1 武器性能−1なら計算結果が偶然しきい値達成と同等になる。