【LP】

Last-modified: 2025-11-25 (火) 22:45:54

概要

ライフポイント。バトルキャラクター及び敵モンスターの生命力の数値。
魔界塔士では「【❤️】」という形でほぼ同様のシステムが導入されている。
基本的に最大値はキャラ毎に固有の値を持ち、成長することはない。
一部のイベントではキャラの寿命、すなわち【最大LP】を対価に取引をすることがある。
 
味方側の場合、LPが0になると完全に【死亡】してキャラロストするか、【昏睡】【戦線離脱】となってLPが回復するまで戦闘に復帰できなくなる。
基本的には【宿屋】などの回復ポイントで【WP】【JP】とともに回復できるが、それ以外の回復手段は一部レアアイテムなどに限られていることが多い。
とくに主人公のLPが0になると、多くの作品では【ゲームオーバー】なので注意を払うこと。
そのため、宿に戻れない中でダンジョンを探索するといった状況では、特に気絶者を出さないよう慎重に立ち回る必要が出てくる。
敵側の場合は、LP0になると基本的にHP0や石化と同様に死亡した扱いになる。

原則的なLPが減る条件

特段の事情がない限り一度に1ポイント減る。

  • 【戦闘不能】状態になる
    • HPが0になる、即死技を受けるのどちらでも該当
  • 【LPブレイク】効果のある攻撃を受ける
  • 技や術のコストで自ら支払う

作品別

RS2

「LP」名義としてはシリーズ初登場。
LPが0になった場合死亡となり、パーティから戦線離脱する。事実上のキャラロスト。
【皇帝】のLPが0になった場合、その時点で戦闘は敗北となり、遺されたパーティメンバーによる【皇帝継承】が発生する。
 
本作ではLPは基本的に回復手段が限定的であり、一度減少したLPは気軽に回復することは出来ない。
一方で、本作の仕様ではキャラが戦線離脱しようとも事実上無制限に新たなキャラを加入させることが出来、皇帝のLPが0になったとしても基本的に皇帝継承が発生し、ゲームは進行していくためLPが減ってきたとしてもゲーム進行上大きな問題はほとんどない。
 
LPの数値はキャラによって大きく異なり、最高の【コッペリア】は99、最低の【ソウジ】は1である。
全体的には【男性】が高く【女性】が低い傾向にあり、他のパラメータでは男性顔負けのパラメータを持つ【最終皇帝】(女)であってもLPは10と(女性としては平均くらいはあるが)低めとなっている。
生命力というと体力と連動しそうなものではあるが、体力が高くとも生命力が低い(例として上記の通り最終皇帝(女)が挙げられる)者もいる。逆に生命力が高いものの体力が低いというキャラは【ジェラール】くらいのものだろうか。
 
なお、敵はレオン時代のクジンシーを除いてLP1のため、LPブレイク技が命中すると即死してしまう。
また、【河津秋敏】氏は、本作におけるLPは寿命の残りであると明言している*1
他作品にまで適用できる設定であるか否かは別として、本作におけるLPは原則ノーコスト・ノーリスクで回復させることができないため、まさにキャラの寿命と同義である。
それは皇帝であってもプレイヤーが愛着を持ったキャラであっても例外ではなく、LPが減れば確実に死が近づいてくる。大半のキャラは使い捨ての存在であるとと割り切らなければプレッシャーは半端ないものとなるだろう。

本作独自のLP回復手段

本作独自のLPが減る条件

基本的に概要に書かれている通りだが、それ以外に下記の事例がある。

RS2R

LPが0になると戦闘中画面下部のキャラクター表示に死亡と表示され、通常の戦闘不能ではないことが分かりやすくなった。
本作の【アビリティ】には、戦闘不能になった時のLP減少を防げる【不老不死】と、唯一のLPブレイク技であるライフスティールを防げる【ポーカーフェイス】がある。
 
その他原作版と異なる点は以下のとおり。

  • 【魔石の指輪】装着者のLP回復量は全快ではなく、非装備者からマイナスされたLPの合計値だけになった
    • また、魔石の指輪を所持しているだけではLPは減らなくなった
  • 【ライフスティール】を正式に味方が使用可能になった
  • 最終皇帝がLP0になった際に2番目の仲間が犠牲になるイベントは男女問わずLPが8まで回復する仕様に変更された
    • 男性の場合回復量が減ったが女性の場合は逆に増えている。
  • レイスフォームは戦闘不能を伴わないが、直接LPが1減る仕様になった

また【戦闘不能】時に攻撃対象から外されるようになり*2、倒れた後に攻撃を受けてLPが減ると言う事はなくなった。*3
ただし例外として、立っているキャラが全員【透明】の場合や、アビリティ【狙われ率アップ】をセットしている場合は攻撃の対象となる。
 
LPが直接絡まないキャラの退場として、【クィーンの復讐】の最中、話しかけた際にタームバトラーに食い破られてしまった仲間が実際に死亡するようになった。
特にタームがアバロン中を闊歩する段階となると、インペリアルガードは加入済みかつパーティメンバーでない限り確定でムービー内で死亡してしまう。

RS3

LPが0になった場合死亡となり、パーティから戦線離脱する。
LPの数値はキャラによって大きく異なり、最高の【ぞう】は36、最低の【レオニード】はなんと0である。

  • レオニードのLPシステムは特殊で、減ったりはしないが、戦闘不能になると一時的に戦線離脱する。

【アビスゲート】を閉じた場合はLP0になったキャラが復活し、再び加入できる。
四魔貴族戦でLPが0になったキャラがいる場合、残ったメンバーでその戦闘に勝利すれば離脱することなく復帰する。
【結界石】がLP回復にも対応した。
なお、敵は例外なくLP1のため、LPブレイク技が命中すると即死してしまう。

本作独自のLPが減る条件

SF1

LPが0になった場合昏睡となる。
ただし、主人公以外ならLP0でもパーティ離脱はせず、昏睡から回復すれば復活するようになった。
本作では全体的にLPが少なく、基本的に1桁で、ごく一部のみ2桁。【メカ】種族のみ15~25と多め。
最高値の【pzkwV】は25、最低値の【不死族系】は4である。
【結界石】がLP回復にも対応したのは変わらず。
【死神】【呪殺】という、失敗した場合に自身へLPブレイク効果が返ってくるタイプが登場。
 
なお、敵は基本的にLP1だが、【ルージュとの対決】時のみLP7となっている。

本作独自のLP回復手段

本作独自のLPが減る条件

本作独自のその他LP変動

  • 【モンスター】種族は変身した個体によって最大LPごと変動する。変身後はLPが該当個体の最大値まで全回復するが、上限次第で変身前後の値の増減差が出る。

SF2

LPが0になった場合昏睡となる。主人公以外は戦闘後にLP1で復活する。
LPの数値はキャラによって大きく異なり、最高の【偽ギュスターヴ】は41、最低の【コンバットの兵士】は1である。
本作ではLPをむしろ能動的に活用すべきバランスになったほか、【毒】【再生】の値に残量や最大量が使われるので、全体的にLPの数値は多く、基本的に15~20程度ある。
年齢により最大値が多少増減する。ただし老齢になってもそれほど致命的に下がるわけではない。
 
敵のLPが1ではなくなったが、LPブレイクで倒す戦術が場合によっては有効活用しやすくなった。ただし多い相手は80や250などのケースがあり、実質的に狙えたものでは無い。

本作独自のLP回復手段

本作独自のLPが減る条件

  • 【LPブレイク】の仕様追加
    • 従来作とほぼ同様の「命中時に確定LPブレイクが発生するタイプ」はそのまま続投し、即死耐性があれば効かない
    • さらに本作では、新たに「命中時に確率でLPブレイクするタイプ」が登場し、耐性では防げない。これがメインのLP減少ケースになる
  • 【LP消費回復】を用いて自発的に消費する(残りLP1だと使えない)
  • 【カムイ】を使用する
  • 残りWP・JPが足りない状態で技や術を使う(残りLP1だと使えない)
    • ただしカムイのLP消費とは重複せず、1ポイントしか減らない
  • 戦闘不能状態で【グールズスクラッチ】を受けるとLP-1
    • 当然LPブレイクとは別個なので、即死耐性では防げない
    • リマスター版では強化ボスの範囲攻撃/全体攻撃もこの特徴を持つ。

US

本作ではHPとLPの概念が根本的に異なり、HPが0になってもキャラクターは戦闘不能にはならず、LPが尽きることで戦闘不能に陥る。
代わりに、普通の攻撃にLPダメージ判定が組み込まれているためLPはしょっちゅう減り、下記の通りLPの減りやすさはHPの減り具合に依存する。
イメージ的にはHPはLPという急所を守るバリアであり、本作の戦闘は互いに相手のバリア(HP)を剥がしつつ、バリアが弱まった隙に急所(LP)を突いて止めを刺すというものである。
LPを削りきって初めて勝負が決するシステム上、最大LPの多寡はそれだけでメンバー選定のポイントとして直結する。
LPの数値はキャラによって大きく異なり、最高の【アンザン】【バースト】は22、最低の【ミシェル】は6である。

本作独自のLP回復手段

  • シナリオを終了する

本作独自のLPが減る条件

  • HPダメージが500以上・1000以上・残りHP以上だと、それぞれ【LPダメージ】が1入る判定
    • 判定が入っても実際にLPが減るかはランダムで、技や術の【LP攻撃力】、現在の【連携率】、能力値の「技」に依存
    • 一度の攻撃で減る最大値は3
    • 【ライフ防御】の値によって被弾率を下げられる
    • 毒のダメージでも残りHP以上だとLPが減ることがある
  • フィールド上では、残りHP以上のHPダメージを受けると減る(LP1で下げ止まる)

MS

LPが0になるとパーティから離脱するが、酒場で別れたときと同じ手順で再出現する。
LPの数値はキャラによって大きく異なり、最高の【赤魔道士】は19、最低の【傭兵】(一部)は3である。

本作独自のLPが減る条件

  • 戦闘不能状態で攻撃判定のある攻撃を受けるとLP-1
  • 耐久度が無限の武器は、耐久度の代わりにLPを消費することになる。術に関しても同様。
    • 耐久度と同じく減少量を抑えられるが、0まで抑えることのできない技能もある。また、一部コマンドはLP減少をどうやっても軽減できない。
    • 黄数字の場合は1/2の確率で減り、赤数字の場合は確定で減る。
  • 本作では移動中にLPを削られるトラップもある(LP1で下げ止まる)
  • 【マップアビリティ】の残り回数が0の時に無理矢理使う(LP1で下げ止まる)
  • 宝箱の罠にかかった場合(LP1で下げ止まる)
  • 【トゥマン】の誘いに乗るとLP-1~3される(LP1で下げ止まる)
  • 主人公の最大LPは、妖精王の祝福を受けると増え、デスとの取引で誰かを生き返らせると減る。

SSG

控えに配置すると、バトルを2回行う度1回復。0になるとバトルを数回分の参加できないが、この期間が経過すると全回復。【救護班】に回復してもらうことも可能。場合によってはLPを使い切らすのも戦術。
【再挑戦】では減ったまま。

SEB

戦闘に参加しなかった場合は戦闘後にLP1回復。
ロール【応急手当】があれば戦闘に参加しながらLPを回復できる。
敗北時の【再挑戦】では生存者の残りLPを1消費する。
別の世界へ移動すると全員が全回復する。

  • そのため、HP回復手段の存在しない今作においては、そのキャラが同じバトルで何度再挑戦できるかという程度の位置づけになっている。
    ただ、LPが1しかない【短命種】に取っては再挑戦が不可能になるので大切なことに変わりはない。
    また、【シウグナス】及び彼の騎士となった吸血鬼は、【ブラッド技】の使用の際LPを消費する。そのために戦闘時にはブラッド技の使い所をよく考える必要があるが、シウグナス編での彼は各地の人間を吸血し最大LPを増やすことができるため、潤沢になったLPにものを言わせブラッド技を連発する事もできる。
  • フィールド上でLPが減るギミックもある。危険なギミックの説明がされたときは耳を傾けよう。
    サガスカと同じようにメンバーを控えに入れておくことでLPブレイクを回避できる。

IS

  • 家臣が成長するクエストの場合、戦闘不能で1減少。
    減った分はそのままとなり、【LP回復薬】もしくは【皇帝継承】により回復する。
    ただしLP0=【昏睡】になると、LP回復薬しか受け付けなくなる。
    • 皇位に就いている家臣は減らない。
  • 家臣が成長しないクエストの場合、戦闘不能になっても減らない。
    • さらに【アビスバトル】の場合、戦闘中に消費して【LP消費回復】が利用可能で、減った分はバトルが終われば元通りになる。LPが0になることはない。
      皇位に就いている家臣も普段どおり減る。
  • サービスを開始した初期の頃はLP回復手段が存在せず、課金して入手した高レアリティのキャラであろうがLP0になれば消滅していた。
    この仕様には大きな不満の声が挙がり、早い段階で上記にある通りのLP回復手段が実装された。また、実装前に消滅してしまっていたキャラもLP0の状態でプレイヤーの手元に戻ってきた。

RSU

味方側

回復タイプの技・術には消費LPが必ず設定されており、HPを回復し続けて粘る事が基本的に不可能。
LPはバトルが終わると全回復。本作ではバトル中のリソース以外の意味を持たない。

敵側

【ジェノサイドハート】戦からHPバーに搭載されたシステムで、HPを0にするか自発的にLPブレイクを起こすことで次形態に移行する。
【エッグ】戦までは各形態のHPをHPバーにまとめて統合されていたが、以降は各形態ごとにLP単位で形態を管理する形を取っている。


*1 河津秋敏氏のXのポスト
*2 直接狙われないというだけでなく、範囲攻撃の対象からも除外される
*3 初戦闘不能時のチュートリアルでは「戦闘不能中に攻撃を受けるとさらにLPが減る」という説明があり、この仕様を知らないプレイヤーが「すぐに起こさないとどんどんLPが減る」と思い込む罠となってしまっている。実際には下記の例外を除いて戦闘不能中にLPが減ることはないため、下手に起こさない方が良い場合もある