惑星

Last-modified: 2025-03-16 (日) 14:48:02

惑星とは、大日本帝国海軍の艦上爆撃機である。開発・生産は愛知航空機が行った。略符号は「D6A」。連合軍のコードネームは「Elise」。

概要

惑星は、彗星と同程度の機体サイズで2倍以上の搭載量を誇る。エンジンは、当時開発されていた最大級のものである「ハ44」で2,500馬力を発揮した。そのため、大型爆弾3個を搭載して発艦できるように開発されている。機体の見た目は彗星42型に似ており、爆弾倉を持たず、爆弾を埋め込むような形で搭載する。そのため機体強度を増強することができ、搭載量を増加させた。

特徴

翼折り畳み機構は、晴嵐の技術を応用して、ギアの部分から先は後ろ側に折りたたむ事ができ、主翼の先端は尾翼にギリギリ接触しない程度になっており、コンパクトに収まっている。それにより、機体の収容数を大幅に増加させることができたたね、大型の機体であったのにもかかわらず、空母艦載機として運用ができた要因であった。翼折り畳み機構は、二つのピンを抜くだけで簡単に固定できる仕組みとなっており、晴嵐の物よりも強度を上げている。

歴史

性能諸元

正式名称試製惑星惑星一一型惑星一二型惑星二二型
略符号D6A1D6A2D6A3D6A4
乗員1名
全長11.12m11.05m
全幅12.60m→8.00m
※主翼折り畳み時
全高4.28m
翼面積32.8㎡33.0㎡
プロペラブレード4枚 直径3.65m
発動機ハ44-12
2450馬力(離昇)
ハ144-14
2550馬力(離昇)
自重kgkgkgkg
正規全備重量kgkgkgkg
過荷重量kgkgkgkg
燃料1200L1350L
最高速度km/h
(高度,000m)
m/h
(高度,000m)
km/h
(高度,000m)
km/h
(高度,000m)
上昇能力高度,000mまで
分秒
高度,000mまで
分秒
高度,000mまで
分秒
高度,000mまで
分秒
実用上昇限度mmmCENTERm:
降下制限速度km/hkmkmkm/h
航続距離2,200km(正規))2,080km(正規)2,320km(正規)
3,110km [500L増槽]×12,790km [500L増槽]×13,150km [500L増槽]×1
2,830km [200L増槽]×22,660km [200L増槽]×2km [200L増槽]×2
武装九九式20mm機関五型×2挺
[各200発]
99式20mm機関六型×4挺
[各200発]
爆装以下の組み合わせから最大2,800kg
胴体下:800/500/250kg爆弾×1
翼下:500kg×2、250kg×8、60kg/30kg×12、10kg×16