惑星とは、大日本帝国海軍の艦上爆撃機である。開発・生産は愛知航空機が行った。略符号は「D6A」。連合軍のコードネームは「Elise」。
概要
惑星は、彗星と同程度の機体サイズで2倍以上の搭載量を誇る。エンジンは、当時開発されていた最大級のものである「ハ44」で2,500馬力を発揮した。そのため、大型爆弾3個を搭載して発艦できるように開発されている。機体の見た目は彗星42型に似ており、爆弾倉を持たず、爆弾を埋め込むような形で搭載する。そのため機体強度を増強することができ、搭載量を増加させた。
特徴
翼折り畳み機構は、晴嵐の技術を応用して、ギアの部分から先は後ろ側に折りたたむ事ができ、主翼の先端は尾翼にギリギリ接触しない程度になっており、コンパクトに収まっている。それにより、機体の収容数を大幅に増加させることができたたね、大型の機体であったのにもかかわらず、空母艦載機として運用ができた要因であった。翼折り畳み機構は、二つのピンを抜くだけで簡単に固定できる仕組みとなっており、晴嵐の物よりも強度を上げている。
歴史
性能諸元
| 正式名称 | 試製惑星 | 惑星一一型 | 惑星一二型 | 惑星二二型 |
|---|---|---|---|---|
| 略符号 | D6A1 | D6A2 | D6A3 | D6A4 |
| 乗員 | 1名 | |||
| 全長 | 11.12m | 11.05m | ||
| 全幅 | 12.60m→8.00m ※主翼折り畳み時 | |||
| 全高 | 4.28m | |||
| 翼面積 | 32.8㎡ | 33.0㎡ | ||
| プロペラ | ブレード4枚 直径3.65m | |||
| 発動機 | ハ44-12 2450馬力(離昇) | ハ144-14 2550馬力(離昇) | ||
| 自重 | kg | kg | kg | kg |
| 正規全備重量 | kg | kg | kg | kg |
| 過荷重量 | kg | kg | kg | kg |
| 燃料 | 1200L | 1350L | ||
| 最高速度 | km/h (高度,000m) | m/h (高度,000m) | km/h (高度,000m) | km/h (高度,000m) |
| 上昇能力 | 高度,000mまで 分秒 | 高度,000mまで 分秒 | 高度,000mまで 分秒 | 高度,000mまで 分秒 |
| 実用上昇限度 | m | m | m | CENTERm: |
| 降下制限速度 | km/h | km | km | km/h |
| 航続距離 | 2,200km(正規)) | 2,080km(正規) | 2,320km(正規) | |
| 3,110km [500L増槽]×1 | 2,790km [500L増槽]×1 | 3,150km [500L増槽]×1 | ||
| 2,830km [200L増槽]×2 | 2,660km [200L増槽]×2 | km [200L増槽]×2 | ||
| 武装 | 九九式20mm機関五型×2挺 [各200発] | 99式20mm機関六型×4挺 [各200発] | ||
| 爆装 | 以下の組み合わせから最大2,800kg 胴体下:800/500/250kg爆弾×1 翼下:500kg×2、250kg×8、60kg/30kg×12、10kg×16 | |||