大日本帝国の解説。
主要数値
人口
日本の人口は、1926年から1930年までの世界恐慌までの期間に第一次ベビーブームが起き、人口が950万人増加した。また、1933年から1938年までの期間は第2次ベビーブームと呼ばれ、人口が1,120万人増加した。これらによって、日本の人口は第2次世界大戦前に9,000万人を突破し、莫大な人口を抱えていた。これらは、大規模な経済成長に伴って発生し、若年層の割合が大きく増えたことで戦争中の人手不足の解消に、1942年10月に制定された「学徒勤労令」の施行によって多くの学生が徴用された理由でもある。
この学生の徴用は軍需産業における急激な拡大に伴う労働者不足を補い、戦時における日本の軍需産業を支えたともに、1945年7月のピーク時にはイギリスの2倍にまで生産数を伸ばし、「大戦の勝利を支えた大黒柱」と評されるほどであった。
これら学生徴用された世代を「昭和一戦後における桁世代」もとい「戦時徴用世代」は、軍需から民需への移行に際し、大規模な失業者問題を発生させ社会問題へと発展した。
総人口(5年ごと)
台湾・朝鮮を除く
1930年(昭和5年)
71,021,982人
1935年(昭和10年)
83,341,575人
1940年(昭和15年)
90,498,433人
1945年(昭和20年)
96,892,771人
人口の割合(年齢・性別)
1935年(昭和10年)
年齢 | 男(千人) | 女(千人) | 総計(千人) | 性比(女100に 対し男) |
合計 | 41,847 | 41,494 | 83,341 | 100.85 |
80~ | ||||
71~80 | ||||
61~70 | ||||
51~60 | ||||
41~50 | ||||
31~40 | ||||
21~30 | ||||
11~20 | ||||
0~10 |
1940年(昭和15年)
年齢 | 男(千人) | 女(千人) | 総計(千人) | 性比(女100に 対し男) |
合計 | 44,777 | 45,721 | 90,498 | 97.93 |
80~ | ||||
71~80 | ||||
61~70 | ||||
51~60 | ||||
41~50 | ||||
31~40 | ||||
21~30 | ||||
11~20 | ||||
0~10 |
1945年(昭和20年)
年齢 | 男(万人) | 女(万人) | 総計(万人) | 性比(女100に 対し男) |
合計 | 47,662 | 49,230 | 96,892 | 96.81 |
80~ | ||||
71~80 | ||||
61~70 | ||||
51~60 | ||||
41~50 | ||||
31~40 | ||||
21~30 | ||||
11~20 | ||||
0~10 |
主要産業
日本の主要産業は、石油化学産業が大きく発展し、日本は他国から原油を輸入し、日本ではガソリンや重油などの石油製品を輸出したり、利用することで利益を得ている。
軍需生産
航空機
大日本帝国は第2次世界大戦期(1939年~1946年)を通して合計25万機の航空機を生産した。
これは、アメリカが生産した合計38万機のおよそ3分の2、ソ連の17万機の約1.5倍、イギリスの13万機、ドイツの12万機の合計値と同等である。