Tier 5 イギリス 駆逐戦車
スペック
HP | 360 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 20/20/20 |
最高速度(km/h) | 12 |
重量/最大積載量(t) | 15.84/16 |
本体価格(シルバー) | 395,000 |
修理費(シルバー) |
ツリー
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | ━ | ━ | Achilles (29,700/930,00) | |||||
Archer (19,340/395,000) | ━ | SP 17pdr Valentine (3,050/20,900) | ━ | SP 17pdr Archer Mk. IC (8,550/72,900) | ┻ | SP 17pdr Archer Mk. IC* (18,050/85,900) |
パッケージ
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
Archer | GMC 6004 6-71A | QF 6-pdr AT Gun Mk. IV | Archer early | Archer | 360 | WS No. 19 Mk. I | |||||||
165 | AP APCR HE | 110 180 30 | 75 75 100 | 52 | G | 24 1.90 0.37 | 40 | --/--/-- | 32 | 360 | 400 | ||
SP 17pdr Valentine | GM 6062 6-71M | QF 6-pdr AT Gun Mk. IV | Archer late | Archer | 360 | WS No. 19 Mk. II | |||||||
192 | AP APCR HE | 110 180 30 | 75 75 100 | 52 | G | 24 1.90 0.37 | 46 | --/--/-- | 32 | 360 | 450 | ||
SP 17pdr Archer Mk. IC | GM 6062 6-71M | OQF 17-pdr AT Gun Mk. II | Archer late | Archer | 360 | WS No. 19 Mk. III | |||||||
192 | AP AP HE | 143 171 38 | 150 150 190 | 39 | G | 12.24 2.70 0.37 | 46 | --/--/-- | 32 | 360 | 550 | ||
SP 17pdr Archer Mk. IC* | GM 6062 6-71M | OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII | Archer late | Archer | 360 | WS No. 19 Mk. III | |||||||
192 | AP APCR HE | 171 239 38 | 150 150 190 | 39 | G | 12.77 2.30 0.36 | 46 | --/--/-- | 32 | 360 | 550 |
解説
史実
ドイツ戦車に対抗する手段として、17ポンド砲を対戦車砲の切り札にしたイギリス陸軍は、1942年半ばから自走砲として様々な車両の開発に着手します。
その内の一つとして、対戦車自走砲案の中では一番に完成したのが本車、アーチャーです。
17ポンド砲搭載対戦車自走砲は、当初はビショップ自走砲の砲だけ交換する案が出されたものですが、砲身が長すぎてアンバランスになる、戦闘室の背が高すぎて目立つといった難点があり、歩兵戦車バレンタインをベースとした新規設計車体を使うことにして1942年6月から設計が始まりました。
開発当時、もはや旧式となりつつあったものの、機械的信頼性の高い歩兵戦車バレンタインの改造範囲を最小限に留めながら、17ポンド砲を搭載するための工夫がなされました。
従来の戦闘室区膈をそのまま流用して残し、砲そのものを車体後部へ向けて搭載する方式が採用されました。
この車体の前後を逆にする配置は対戦車自走砲の理に適っていて、茂みなどで待ち伏せして発砲した場合、発見されてしまうと装甲の薄い自走砲だけに、ひとたまりもなく撃破されてしまいます。
その為に、砲口とは反対向きに操縦席があるので射撃体勢のまま素早く退避行動が行え、待ち伏せ→発砲→退避(陣地転換)を一つの行動とした一射離脱法(シュート&スクート)を行うには、都合が良いので合理的と言える一面があり、多くの対戦車自走砲で採用されました。
一般的な戦闘車両では離脱する際、バックからの切り返しを要しますが、このスタイルだとバックと同じ体勢が前進となる事がメリットであります。
しかし、元々、戦車として最小限のサイズに設計されたバレンタインは戦闘室が狭いことが災いして、ほぼ剥き出しの操縦席は射撃の際に反動で砲尾が後退する後座から操縦手を守る為に降車することが義務付けられました。 ですが、発見されてしまった場合は即座に乗車せねばならず、移動時の被弾も考慮すると一番命懸けだったそうです。
アーチャーは、1943月3月から量産を開始して、10月には部隊配置が順次開始しています、以降は西部戦線やイタリア戦線で使用されました。
当初800両の発注をしていましたが、約665両を生産したところで終戦になり、それ以降の生産を打ち切る決定がなされました、それでも、50年代まで使用されています。
なお、アーチャーは前線兵士がつけた愛称で、バレンタイン17ポンド自走砲Mk.Ⅰが正式名称となっています。
アーチャーは自走砲に分類されている関係で、騎兵隊や王立戦車連隊ではなく王立砲兵連隊が運用していました、その他にも3インチ自走砲ウルヴァリンや派生系の17ポンド自走砲アキリーズも同様に砲兵連隊の管轄にありました。
アーチャーは第二次世界大戦後に、一部の車両はエジプト軍によっても使用されています。
残存車両はイスラエルのラトルン戦車博物館、オランダの国立オーバールーン歴史博物館、イギリスのボービントン戦車博物館で展示されています。
愛称のアーチャー(Archer)は弓兵を意味します。
コメント
- バックで走った方が早い -- 2016-07-18 (月) 23:29:32
- 史実を読めば出ているが、こいつの主砲は車体後部方向に向けられている。ゲームのシステムの都合で、砲口が向けられている方が前という事になっているので、結果としてバックの方が速い車輌となる。 -- 2016-07-21 (木) 14:56:10
- 高い静止隠蔽、Tierに比べて高いAP貫通を活かせるかがポイント。長距離移動にはバックを使い(本来主砲は尻の方に向けられてる)、射撃点まで来たら180度ターンして射撃体勢へ。17ポンド砲のレート(Tier5なので少し低め)を高い静止隠蔽と合わせて撃ちまくり、発見されたらバックで素早く身を隠す。史実で想定していた戦術を正しく再現すれば、素直に応えてくれるいい車輌。なお、後進速度は約30km/hほど(元がバレンタインなので)。 -- 2016-07-21 (木) 15:05:22