フランス RankⅠ 重戦車 ARL-44 (ACL-1)
概要
WTM正式リリース(8/15)から2週間以内にログインする事でのみ入手出来た小隊。現在では再入手は不可能となっている。
ナチス占領中に遅れをとった戦車技術を取り戻すため必死に開発した重戦車の計画案。
車両情報(v2.25.0)
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 15.0 |
俯角/仰角(°) | -10/20 |
リロード速度(秒) | 7.5 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | なし / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 60 / 50 / 35 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 100 / 60 / 30 |
重量(t) | 47.5 |
エンジン出力(hp) | 954 |
2,500rpm | |
最高速度(km/h) | 40/-10 |
視界(%) | 150 |
乗員数(人) | 5 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 75 mm SA44 cannon | 37 |
機銃 | 7.5 mm MAC 31 machine gun | 5000 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
75 mm SA44 | 75 mm OR Mle.44 | APC | 6.5 | - | 700 | 111 | 108 | 96 | 82 | 71 | 61 |
75 mm OE Mle.28 | HE | 6.2 | 675 | 700 | 10 |
小隊ツリー
前車両 | AMX-13 (FL11) |
---|---|
次車両 | CCKW 353 AA |
解説
ARL44の初期計画バージョンである。結局開発当時の戦車業界では火力、防御力不足で軍部にもっと強化するように言われコッテコテにしたARL-44を作った結果、今度は足回りが死んだのはまた別のお話。
特徴
【火力】
75mm砲である。史実ではすでに時代遅れの口径だったが、ゲーム内でマッチする相手には十分通用する口径である。主砲弾はフランスお手製のAPC系だが、愛の籠ったAPCBC弾なので加害が発生する。スバラシイ。
貫通は約120mm。格上にとっても驚異の威力である。リロードは口径相応の最短7.5秒。
【防御】
同格に対しては十分な防御力をもつが、一部格上の貫通力が150mm前後ある車両たちには敵わない。弾薬庫に誘爆することも少なくないうえ、ARL-44譲りの砲塔の薄さがある(ただしこれに関してはこちらの方が砲塔装甲が厚い部分があるようで...ものほんのARL-44どうなってるんや)ので砲塔の側面はくれぐれも取られないように。
【機動性】
重戦車にしては加速力も悪くなく軽快。操作性の癖もなく、扱いやすい。後退速度も十分
【総評】
主に同格に対しては砲塔、格上に対しては車体も弱点となってしまう重戦車(重駆逐戦車?)である。ただ、火力は高く、敵を薙ぎ払うのに十分であるので弱点のカバーを意識しつつ味方に火力支援をしていきたい。
史実
第二次大戦中にフランスがまだドイツに占領されている最中、フランスはドイツとの停戦協定によって戦車の開発を禁止されていたが、ヴィシー・フランスの軍組織は極秘裏に戦車の開発を進め、占領下でもトロリーバスや雪かき車などの名目の下、戦車開発に必要な様々なパーツが作られていた。
パリ解放によってフランス政府が舞い戻ると、列強としての立場を取り戻す為に今後も戦争に協力していく方針が取られ、その為にも一日でも早く戦車開発をスタートさせる必要があった。
戦車の開発に当たり問題となったのは、占領されていたこともあり、技術面で他国に大きく遅れをとってしまっていた事である。
この遅れを早期に取り戻す事は不可能と考えられ、大きさでこの技術的な遅れをカバーする事が考えられた。大きな戦車なら重装甲で大口径の火砲を積むことができ、尚且つ連合国(特に西側)には枢軸国の重戦車に対抗できる重戦車がなかったことから、フランスは占領下で極秘裏に設計された様々なパーツをかき集め重戦車の開発を始める。
その開発コンセプトは75mm砲を装備した30tクラスの先進的な戦車というものであり、これに基づき60mmの傾斜装甲と長砲身75mm砲を装備した戦車が開発された。こうして生まれたのがARL-44(ACL-1)である。
本車は旧式の技術でもって作られた戦車である為、足回りなどはB1重戦車の面影が色濃く残っている。しかし、古い技術を使っていく事は限界があり、後に強化や改修を受けて重量が増加していくと、この古い足回りは耐えられなくなり故障を頻発し、配備された部隊からの評価は散々であった、
こうしてARL-44はわずか60両が作られただけで打ち切りとなり、実戦も経験することなく、1951年の革命記念パレードへの出動を最後に引退した。
だが、ARL-44の計画自体は戦車開発の知識と経験をフランスの開発陣にもたらし、その後の戦車開発に生かされて行くことから無駄ではなかったとされている。
小ネタ
E.B.R.小隊にいる方は、本車の性能に軍関係者や開発陣が満足せず、装甲の強化とより強力な90mm砲を載せたタイプであり、むしろこの型が正式採用され量産されたタイプである。あれ?向こうの方がよっぽど重戦車らしい性能しているような…
外部リンク
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