M551

Last-modified: 2025-09-07 (日) 02:29:58

アメリカ RankVII 中戦車 M551 Sheridan

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概要

 
イベント【ACES HIGH】にて追加された鍵ガチャ限定車両。
AR/AAVによって開発された空挺戦車で、RankⅦにしてM60A2と同性能の152mmガンランチャーを装備している。

車両情報(v2.*)

車両性能

項目数値
砲塔旋回速度(°/s)57.1
俯角/仰角(°)-8/19
リロード速度(秒)
(スキルMAX)
12.0
スタビライザー/維持速度(km/h)二軸 / 75
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
31 / 25 / 19
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
25 / 25 / 25
重量(t)15.2
エンジン出力(hp)300
2,800rpm
最高速度(km/h)76/-16
視界(%)152
乗員数(人)4

武装

名称搭載数弾薬数
主砲152 mm M81 gan/launcher138
機銃12.7 mm M2HB machine gun11,000
機銃7.62 mm M73 machine gun13,000

弾薬

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
152 mm
M81
M409A1HEAT18.93.73682380
M657A2HE22.04.368238

ミサイル*1

名称弾種弾頭重量
(kg)
弾速(m/s)誘導システム射程(km)弾薬量(kg)リロード貫徹力(mm)
距離10~2000m
MGM-51B SillelaghATGM27.8286セミオート*23.205.72431

装備

設置場所装備名説明
砲塔発煙弾発射機視界前方に煙幕を張る
所持数8個 消費2個
主砲二軸スタビライザー移動中の砲の垂直と水平方向への揺れを軽減

搭乗員

搭乗員名説明
車長砲手が気絶した際に砲手の役割を代行する

小隊ツリー

前車両M60
次車両M163

解説

特徴

152mmガンランチャーを搭載し、シレイラ対戦車ミサイルを使用できる。

 

【火力】
HEAT、HE弾は高威力かつ極端に低初速の山なり弾道なので距離が開くほど命中精度が極端に落ちる。リロードも12.0秒と非常に時間がかかるため相応の技術が必要。
シレイラはATGMの中では比較的貫徹力が低いが十分な性能を持っている。正面からT-10クラスの重戦車を撃破することも十分可能だが当て方が悪ければヒット止まりになるので決して万能兵器というわけでもない。
ミサイルは500m先の標的に着弾するまでおよそ2秒かかり、わずかに揺れながら直進するのでその間の正確な誘導には安定した状態での発射が不可欠である。ミサイルは通常砲弾なら素通りできるようなその辺の柵や樹木に掠っただけでも爆発してしまうので事前に車載機銃で芝刈りしておくか、なるべく見通しのよい場所から誘導するのが望ましい。


【装甲】
砲塔は従来の均質圧延鋼板だが最も厚い防盾付近で31.7mm、車体にいたっては材質が鋼板より柔らかく熱に弱いアルミニウム合金製なので戦車砲どころか12.7mmクラスの車載機関銃や支援砲撃の破片でも簡単に内部損傷や乗員死傷が発生するほどもろい。実質ほぼ丸裸である。逆に戦車砲が相手となれば過貫通を引き起こし、搭乗員が1、2人気絶する事もあれば、ほとんど無傷で生き残る事もある。
ミサイルの弾頭自体は露出してないので誘爆の危険は少ない。
T92と比べても車高が高い割に内部コンポーネントはソ連戦車もびっくりすし詰めなのでどの角度から撃たれても致命傷になりやすく、生存性は低い。

 

M56から3代続いたフロントエンジン・フロントドライブ構造から再びリアエンジン・リアドライブに戻っている。ただ正面装甲そのものが薄く、被弾≒戦闘不能ないし被撃破となるためあまり有意な差は感じられないであろう。というか史実でも装甲の薄さがネタにされていた時点で察してほしい*3

 

【機動力】
"軽戦車としては非常に低い"
動き出しが滑らかだが悪く言えば加速が鈍い。最高速度77km/hは下り坂、あるいは舗装面の直線でもなければ出せず、直接的な戦闘速度は中戦車級といえる。また、馬力が足りてないのか超信地旋回どころか信地旋回すらもまともにできない。そのため細かな位置調整がやや苦手。
なお、水上航行能力はまだ設定されてないので入水すれば沈む。水上航行するには推進装置や浮力補助タンクなどを取り付けなければならないので、この先も水上航行能力が付与される可能性は限りなく低い…

 

史実

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M551は、AR/AAV計画で装甲偵察/空挺突撃車両として開発が開始された。計画の内容は、水陸両用で空中投下に耐え、さらに既存の軽戦車をしのぐ機動力と火力を持ち、車重は10t以内に収めるという厳しいものであった。また、火力の強化に関しては、当時開発が進められていたM81 152mmガンランチャーの搭載が要求された。
キャデラック社の提出した設計案が採用され、1965年11月に、M551として正式採用された。1970年11月までに1,662輌が生産された。
ベトナム戦争に初めて実戦投入され、パナマ侵攻では実際に空挺戦車として落下傘投下された。湾岸戦争でもサウジアラビアに派遣されるが、同戦争後、全車が予備役に回され、後継の同類戦車も開発計画が中止になったため、この戦車が実質「実戦経験のある世界最後の空挺戦車」であり、「アメリカ軍正式採用の最後の軽戦車」となった。また、M551は長期に渡って装備されていたため、現役期間中に様々な改修が行われた。
東側諸国に模した改造がなされた同車両は現在でもナショナル・トレーニング・センター(NTC)で、仮想敵車両として運用されている。

ちなみに実戦での評価はあまり良いものではない。
まず初期の戦場であるベトナム戦争では捕縛による技術流出を恐れ最初はそのミサイルが搭載されず、搭載が始まってからも目玉の誘導装置及び誘導ミサイルに搭載された電子機器が埃や湿気による原因で故障が頻発しまともに機能しなかった。
にもかかわらず一発あたりのコストが高い上にその回りの機器も含んで頻繁な整備が必要であった。
そして肝心要の空挺戦車としての性能もパナマ投下作戦時、着地の衝撃で損傷故障、挙句の果て行動不能になる事態。
空挺戦車である以上、装甲が薄く危険が伴うというのに兵器としての信頼性が皆無だったことから誘爆で跡形もなく爆散した事例が発生した後、兵士間で「M551に乗って戦死すると死亡が確認されたのに「行方不明」の扱いになる」ジョークが流行した。
そんなシェリダンではあるが、一応評価された部分もある。
152mmガンランチャーには散弾が用意されており、これがかなり効果的であったのだ。
これだけの大口径で散弾を放てば、ベトナムのような樹木が多い茂った場所でも歩兵と視界の邪魔にしかならない下生えを一掃できたのである。(似たような事例では太平洋戦争において、米軍が37mm砲で散弾を多様した事例がある)

航空機に搭載できるほど軽量で扱いやすく、十分な火力を搭載した装輪戦車、歩兵も輸送できる装輪装甲車が登場したのも相まって、空挺戦車がまた作られるのは難しいのが現状。

出典
M551シェリダン - Wikipedia

小ネタ

加筆求む

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

DMM公式紹介ページ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • ブローニングのおやつ -- 2025-01-02 (木) 23:48:02
    • なんならMG3でも対処できる。 -- 2025-01-03 (金) 11:50:56
    • Mobileはマップ狭いから、この手の軽車両はマジで弱いよな -- 2025-01-03 (金) 16:35:57
  • この前、久々に乗ったらT95とIS-4Mを立て続けにワンショットキルできて大歓喜 -- 2025-09-07 (日) 02:29:58

*1 爆薬量はTNT換算
*2 半自動
*3 乗組員たちいわく「さて問題です。M551に乗って戦死すると死亡が確認されたのに「行方不明」の扱いになります、どうして?」「A.戦車ごと粉々に消し飛ぶため、遺体もミンチになって消し飛んでしまい発見されない。そのためMIA(作戦中行方不明)判定どまり」。実際、対戦車兵器による被害は問題視され追加装甲キットやメッシュスクリーンが配布された