M60A2

Last-modified: 2024-05-24 (金) 00:22:09

アメリカ RankVIII 中戦車 M60A2

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概要

遠目でも分かるほどに個性的な砲塔形状をしたアメリカ中戦車。別名「鏡餅」
本車はアメリカでは数少ないミサイルを走り撃ち出来る車両である。

車両情報(v2.*)

必要経費

必要小隊レベル5

車両性能

項目数値
砲塔旋回速度(°/s)40.0
俯角/仰角(°)-10/20
リロード速度(秒)
12.0
スタビライザー/維持速度(km/h)二軸 / 75
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
108 / 76 / 41
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
230 / 49 / 57
重量(t)51.9
エンジン出力(hp)1,431
2,400rpm
最高速度(km/h)54
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -***
視界(%)152
乗員数(人)4

武装

名称搭載数弾薬数
主砲152 mm M162 gan/launcher146
機銃12.7 mm M85 machine gun11,080
機銃7.62 mm M73 machine gun15,000

弾薬

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
152 mm
M162
M409A1HEAT18.93.73682380
M657A2HE22.04.368238

ミサイル*1

名称弾種弾頭重量
(kg)
弾速(m/s)誘導システム射程(km)弾薬量(kg)リロード貫徹力(mm)
距離10~2000m
MGM-51B SillelaghATGM27.8286半自動*23.205.72431

装備

設置場所装備名説明
砲塔発煙弾発射機視界前方に煙幕を張る
所持数16個 消費4個
主砲二軸スタビライザー移動中の砲の垂直と水平方向への揺れを軽減

搭乗員

搭乗員名説明
車長砲手が気絶した際に砲手の役割を代行する

小隊ツリー

解説

特徴

152mmガンランチャーを搭載し、シレイラ対戦車ミサイルを使用できる。

 

【火力】
本車の1番の特徴はこのシレイラ対戦車ミサイルだろう。垂直面への貫徹力は430mmあり炸薬も多いので弾薬庫に直撃すれば爆散は免れない。ただしモジュールに吸収されたり増加装甲としてつけられた履帯や空間装甲などで敵戦車内部まで被害を与えられないということもあるので着弾させる位置もしっかり意識して当てよう。しかしミサイルは最大7発しか持っていくことができず7発全てを撃ち切ってしまった場合中継地点に赴いて補給するかあらかじめ搭載していたHEATで戦わなければいけなくなる。
実際は13発まで積めるらしいがなぜ少なくなっているのか…

 

【防御】
車体はM60A1(AOS)と同じで車体下部は255~290mmで上部は220mmと薄いように思えるが、非常にきつい傾斜がかかっておりT-10AIS-4Mなどの通常弾で車体や主砲塔を貫徹することは困難である。
だが、車体上部で跳弾した砲弾が防盾下部で再度跳弾してターレットリングを貫くという特異なショットトラップが極稀に起きる。
砲塔の防御は正面からはターレットリングに近い場所ほど薄い。防盾部分は220mmの完全な垂直面で撃たれればまず閉鎖機の損傷は免れないだろう。HE系の場合は上に付いている照準器に吸われることもあるが稀なケースなので期待は出来ない。側面の垂直な部分は少し傾ける程度なら500mm以上になるので困ったら首を振って防盾を狙わせないようにして跳弾を誘おう。
この車両の一番厄介な点としてあまりにも大きすぎるキューポラが挙げられる。この大きすぎるキューポラのせいでハルダウンから後退していてもキューポラだけが見えていて場所がバレバレであったり、このランク帯ではAPFSDSとHEATFSが主な砲弾だが万が一T-10AIS-4Mの様なAPHEを持った敵にここを撃たれたらそのまま砲塔内全滅ということもあり得る。また稜線で睨み合いというシチュエーションはどのランクでもまぁまぁある事だが三人称で様子をうかがっていたら手持無沙汰の敵にキューポラを撃たれて車長が気絶するというのが本車両の日常である、ここまでくるといっそ車長=複合装甲と思って3人乗りの車両と割り切って考えてしまってもいいだろう。

 

【機動性】
砲塔が変わったため元のM60A1(AOS)から重量が3トン弱増え加速力が低下しているが大して変わらず最高速度は53km/hまで出すことができるき、こちらも変わらず27km/h辺りから加速が鈍くなる。後進速度は-9km/hと少し遅い。

 

【総評】
HE系統(ミサイルの構造はHEATとほぼ同じ)しか撃てない体にされてしまったM60A1(AOS)。
二軸スタビライザーが付いておりガンランチャーなのでミサイルで行進間射撃が行える。口径も152mmと大口径なのでHEATといえど加害力はそこそこ。しかしHE系統しか撃てない為、爆発反応装甲などには吸収されて装填時間の間に詰められて死ぬなんてこともある。装甲は車体は変わらず、主砲塔も形が個性的になっているのでAPHE弾程度なら防げる。しかしソ連の122mm砲などがクソデカ副砲塔に当たればそのまま死ぬ事もあるので注意。機動力は変わらず平均的。

 

史実

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1963年、アメリカ陸軍は西ドイツ陸軍と共同で1970年代に運用する新型MBT「MBT70」(Main Battle Tank 70:70年代型主力戦車)の開発に着手した。
このMBT70戦車が実用化されるまでの間、当時のアメリカ陸軍の主力MBTであったM60A1戦車の後継車として開発されたのがこのM60A2戦車である。

M60A2戦車の最大の特徴はフィルコ・フォード社が開発した17.5口径152mmガン・ランチャーXM162E1と、避弾経始に優れたコンパクトな鋳造式砲塔であった。
152mmガン・ランチャーXM162E1は最大有効射程3,000m、最大飛翔速度320m/秒のMGM-51C「シレイラ」(Shillelagh:棍棒)対戦車ミサイルに加え、XM657E2 HE(榴弾)やM409 HEAT(対戦車榴弾)などの通常弾の発射が可能で、携行弾数は通常弾33発と対戦車ミサイル13発、あるいは通常弾のみの場合46発であった。
また照準用にXM126光学式照準望遠鏡やAN/VVS-1レーザー測遠機など、当時の最先端の電子機器が搭載された。
車体や駆動装置関係は基本的にM60A1戦車と共通で、その高い機動力を受け継ぐものであった。
M60A2戦車の試作第1号車は1965年に完成したが、新しい機構を盛り込んだ主砲には技術的な問題も多くその解決に数年間が費やされた。
特に通常弾は燃焼式の薬莢によって発射されたが、不完全燃焼により主砲内部に残った高温の残留物が次弾の暴発や誘爆を招く危険性があった。
このため圧縮空気で主砲内部の残留物を取り除く換気装置CBSS(Closed Breech Scavenger System)が装備され、1972年にはM60A2戦車の初期生産型の一部が訓練用としてケンタッキー州フォート・ノックスの機甲訓練所に最初に配備された。

M60A2戦車の量産は1973~75年にかけてクライスラー社のウォーレン戦車工場で行われ、1973年6月にテキサス州フォート・フードの第2機甲師団に59両が配備されたのを皮切りに、1975年2月にはヨーロッパ駐留第7軍所属の第1機甲師団、第3機甲師団などの6個戦車大隊に配備された。
革新的な火力システムを備えたMBTとして注目を集めたM60A2戦車であったが、複雑な構造のために整備が難しく製造コストも高いことから総生産数は526両に留まった。

小ネタ

感動のSFストーリー

M60A2はその運用の難しさとSF映画に登場しそうな見た目から皮肉を込めて「スターシップ(宇宙船)」と呼ばれていた。その後全車両が数年で退役し近代化されたM60A3や架橋戦車に改装され、その生き残りが地球を去り、惑星「War Thunder」に漂着し今も戦い続けている。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

DMM公式紹介ページ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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*1 爆薬量はTNT換算
*2 視点移動による移動