日本 RankVIII 中戦車 陸上自衛隊 74式戦車(F)| Type 74 (F)
概要
Update “1.9” Lock and Load”のガチャにて実装された74式戦車に92式地雷原処理ローラーを装備出来るようにした型式、戦車自体に変化はない。
車両情報(v1.18.1.11)
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 砲塔旋回速度(°/s) | 34.3 |
| 俯角/仰角(°) | -6/9 |
| リロード速度(秒) (スキルMAX) | 6.7 |
| スタビライザー/維持速度(km/h) | 二軸 / 58 |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 80 / 30 / 20 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 132 / 67 / 67 |
| 重量(t) | 38.0 |
| エンジン出力(hp) | 720 |
| 2,200rpm | |
| 最高速度(km/h) | 58/-8 |
| 視界(%) | 95 |
| 乗員数(人) | 4 |
武装
| 名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
|---|---|---|---|
| 主砲 | 105mm L7A3 cannon | 1 | 50 |
| 機銃 | 12.7mm M2HB machine gun | 1 | 600 |
| 機銃 | 7.62mm Type 74 machine gun | 1 | 4500 |
弾薬*1
| 名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | ||||||
| 105 mm L7A3 | M456 | HEATFS | 9.4 | 1.57 | 1,150 | 400 | ||||
| M735 | APFSDS | 3.72 | - | 1501 | 292 | 291 | 284 | 275 | 266 | |
| Type 93 | APFSDS | 3.4 | - | 1501 | 405 | 403 | 396 | 388 | 378 | |
発煙弾
| 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 範囲 (m) | 発動 時間 (s) | 継続 時間 (s) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 距離10~1500m | ||||||||||||
| M416 | Smoke | 11.6 | 50 | 16 | 5 | 25 | 732 | - | ||||
所有能力
| 分類 | 場所 | 説明 |
|---|---|---|
| 発煙弾発射機 | 砲塔 | 発煙装置を利用して煙幕を展開 所持数6個 消費2個 |
搭乗員機能
| 砲手代行 | 装填手代行 | 操縦手代行 | |
|---|---|---|---|
| 車長 | ◯ | ✕ | ✕ |
研究ツリー
解説
特徴
【火力】
変化無し
【防御】
車体側面にあったサイドスカートが無くなり、対CE耐性が低下している。
【機動性】
後退速度が前車の-19km/hからSTB-2/C型と同じ-9km/hに戻ってしまった。
史実
74式戦車は陸上自衛隊が保有する戦後第2世代MBT(主力戦車)であり、防衛庁(現・防衛省)の技術研究本部(Technical Research and Development Institute:TRDI)が戦後初の国産MBTである61式戦車の後継車両として開発したものである。
61式戦車が制式化された1961年に、仮想敵であった旧ソ連では61式戦車の90mmライフル砲よりはるかに大口径の115mm滑腔砲を装備するT-62中戦車の生産が開始され、西側諸国でもM60戦車やレオパルト1戦車、AMX-30戦車などの105mmライフル砲を装備する戦後第2世代MBTが1960年代に相次いで登場したため、61式戦車は一気に旧式化してしまった感があった。
このため防衛庁や陸上自衛隊の機甲関係者から、61式戦車に105mmライフル砲を装備して火力強化を図るべきであるという意見や、最初から105mmライフル砲を装備する新型MBTを開発すべきであるという意見が出されるようになり、61式戦車を改良するか新型MBTを開発するかを廻って論争が続けられた。
結局、内局の裁定で新型MBTを「STB」の名称で1965年から開発することが決定され、同年中に主要コンポーネントや実験車台「STT」の試作予算が承認された。
STBの開発は車体と砲塔を三菱重工業、主砲の105mmライフル砲を日本製鋼所、FCS(射撃統制システム)と通信機材を三菱電機、レーザー測遠機と暗視装置を日本電気、発煙弾発射装置を豊和工業が担当することになっていた。
1965年に防衛庁が提示したSTBの基本仕様は、以下のようなものであった。
・主砲は105mm加農砲を装備
・初弾撃破率を高めるため優秀なFCSを装備する
・主砲の発射速度を高めるため自動装填装置または装填補助装置を備える
・夜間射撃能力の付与のため暗視装置を備える
・航続距離は最小200km、可能なら増加燃料タンクを装備して300km超
・路上最大速度は50km/h以上
STBの実物大モックアップと試作車の製作に先立って、1966年に実験車台STTが製作されて走行試験が開始された。
STTの足周りはSTBの基本仕様に基づいた構造になっており、新開発の油気圧式サスペンションと片側5個の複列式大直径転輪を組み合わせた足周りとなっていた。
STTは1969年4月までに計5,500kmもの走行試験に供され、この試験で得られたデータを基にしてSTBの足周りの改良が行われた。
一方1968年3月にはSTBの実物大モックアップが完成し、続いて同年4月からSTBの第1次試作車2両(STB-1、STB-2)の製作が開始された。
STB-1は1969年6月に完成し、同年7~9月にかけて領収試験を行った後、同年10月~1970年9月にかけて富士、上富良野、日出生台等の演習場で耐寒、耐暑を含む各種技術試験が行われ、引き続き富士演習場で実用試験が実施された。
一方STB-2は1969年8月に完成し、主に富士演習場で技術試験、実用試験に供された。
第1次試作車による試験は1971年春まで続けられ、これに先立つ1970年4月にはSTBの第2次試作車4両(STB-3、STB-4、STB-5、STB-6)の製作が開始された。
STB-3は1971年8月、STB-4は同年9月、STB-5およびSTB-6は同年10月にそれぞれ完成し、技術試験および実用試験に供された。
これらの試験においてSTBは機関系等に多少のトラブルが発生したものの概ね良好な結果を示したため、1973年12月15日にSTBを陸上自衛隊の次期MBTとして採用することが正式決定され、続いて1974年9月5日に「74式戦車」として仮制式化が行われた。
74式戦車は数々の特徴を持ち、日本の地形に合わせた日本独自の技術を採用した戦車に仕上がっている。
その第一の特徴といえるのが、油気圧式サスペンションを使った姿勢制御である。
つまり、油圧を使ってサスペンションを伸縮させることにより車高を上下に各20cmまで調整することができるだけでなく、前後には各6度、左右にも各9度まで車体を傾けさせることができるようになっている。
これは、世界中のMBTの中でも唯一の機能である。
主砲の俯仰角は-6~+9度に過ぎないが、この前後方向の姿勢制御を利用することにより実質的な俯仰角は-12~+15度にまで増大する。
また主砲の俯角を抑えたため砲塔の天井を低くすることができ、同心式駐退復座機と相まって優れた避弾経始を持つ砲塔形状を実現している。
これらは全て、アンブッシュ(待ち伏せ)攻撃に適した特性といえよう。
主砲には、西側の戦後第2世代MBTの標準武装ともいえるイギリスの王立造兵廠製の51口径105mmライフル砲L7A1を日本製鋼所でライセンス生産したものを装備している。
FCSはレーザー測遠機と弾道コンピューターを連動させたシステムを採用し、61式戦車に比べて格段に命中率が向上している。
エンジンには、75式自走155mm榴弾砲や73式装甲車と同じ三菱重工業製ZF系列の空冷ディーゼル・エンジンが搭載されている。
また、61式戦車ではできなかったエンジンと変速・操向機を一体化したパワーパック方式を採用し、車体のコンパクト化とメインテナンス性の向上を図っている。
操向機は遊星歯車を使った二重差動(ダブル・ディファレンシャル)式であり、61式戦車のような操向レバーではなくバイク型のバーハンドルで操作する。
変速はパワーシフトで、発進/停止時以外はノンクラッチで操作できる。
74式戦車は段階的に小改良が実施されており、7種類の型式が存在する。
74式戦車は、その開発のタイムテーブルが既成の外国製MBTの諸元を見てからこれを追う形であったために、戦後第2世代MBTとしてはかなり遅れて登場しており、旧ソ連では74式戦車の制式化以前に複合装甲を備え、125mm滑腔砲を装備する戦後第3世代MBT、T-64およびT-72戦車を実戦化させていた。
74式戦車は登場時期を考えると技術的にやや時代遅れだった部分はあるものの、戦後第2世代MBTとしては他国に無い特徴を備えた優秀な戦車だったのも事実である。
74式戦車は1974~89年の16年間に渡って合計873両が生産され、1999年度から徐々に退役が開始された。
しかし90式戦車の生産が2009年度までに341両で終了し、後継の10式戦車の生産がなかなか進まない中、74式戦車は長期に渡って陸上自衛隊の機甲戦力の一翼を担い続けたのである。
しかし防衛省が74式戦車と同等の主砲を装備する、装輪式の16式機動戦闘車を本車の後継装備とするよう方針転換したこともあり、74式戦車は2023年度末までに戦闘部隊の全車が退役することとなった。
92式地雷原処理ローラを車体前部に装備できるようにしたタイプ(ドーザー装備型は除く)
小ネタ
B型→APFS及び75式HEPの2種類の弾種に加え、APFSDSまで運用出来るようになったFCSをや弾薬架を改良した型式。その時点で配備されていた400両以上の初期型車両が全てB型に改良された。
C型→オリーブドラブー色だった塗装を濃緑色と茶色の2色迷彩に変更した型式。50~60両ほど量産され、B型と並行して運用された。
D型→砲身にサーマルスリープを装着した型式。C型以前のものは全てD型へ改良された。
E型→HEPに変わって91式HEAT-MPを撃てるようにFCSを改良した型式。D型以降の74式の8割はD型へ改良された。
F型(本車)→92式地雷原処理ローラーを装備できるようになった型式。改良数は10両未満とそれ程されなかった。
G型→改良4両と試作1両の計5両と今までにより圧倒的に少ない。制式化自体は行われている為、公式な量産車両となる。
と書いてきたが、他にもアクティブ赤外線暗視装置を装備した74式戦車照準用暗視装置付や障害物除去用のドーザーを取り付けた74式戦車ドーザー次、更に両方付けた74式戦車照準用暗視装置(ドーザー付)の型番などが与えられている。
この他増加装甲やERAの増設も技術的には可能だか、被弾時に隊員に影響がある点、装備の追加に見合うエンジンに換装するなどの改修が必要になってくる為、これらの装備の着用は見受けられた。
74式のモデルとなったのはまさかの仮想敵国たるソ連のT-55、証拠として砲塔や転輪やレイアウトが似ている。避弾経始を意識した設計だが、その頃にはミサイルやAPFSDSが飛んでおり、避弾経始は役に立たなくなってしまった。
外部リンク
コメント
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- ダーツが使えること以外C型と変わんない気がする。あと塗装がカッコいい -- 2025-01-01 (水) 15:45:10
- そのダーツを使えるか否かが一番の問題なんだよなぁ -- 2025-01-01 (水) 18:14:31
- まあダーツ使えるのをありがたいと思うべきだよね -- 2025-01-02 (木) 17:25:32
- やめとけやめとけ、あいつはERAと加害が悪いんだ。 -- 2025-01-14 (火) 09:56:01
- すいません、下のコメントに返信しようとしたら誤爆しました。 -- 2025-01-14 (火) 09:56:32
- やめとけやめとけ、あいつはERAと加害が悪いんだ。 -- 2025-01-14 (火) 09:56:01
- HEATFSは使わない方がいいんかな -- 2025-01-14 (火) 09:52:19
- 個人的に謎弾き&クソ加害がまあまあ起こるHEATよりAPFSDSの方が信頼は置けると思うな。参考までに。 -- 2025-01-14 (火) 19:00:16
- トップ画が変わっている -- 2025-03-17 (月) 23:22:20
- こいつ硬すぎやろ非貫通量産されるんだが。 -- 2025-04-17 (木) 16:33:31
- なんでⅨに来るのか… -- やまけー 2025-04-22 (火) 12:49:42
- 16よりコイツの方が防御力と火力で上回ってるんだから、コイツ基準でランク決めたほうが良かった気がする… -- 2025-04-22 (火) 22:54:19
