日本 RankVIII 軽戦車 Type 89 / 陸上自衛隊 89式装甲戦闘車
概要
イベント【LOCK AND LOAD】で実装された鍵ガチャ限定車両。
現役の陸上自衛隊車両である。武装はType 87が搭載しているものの派生型であるエリコンKDE35mm機関砲と貫徹値700mmを誇るType79(79式対舟艇対戦車誘導弾)を装備する。
機体情報(v1.17.1.14)
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 砲塔旋回速度(°/s) | 42.9 |
| 俯角/仰角(°) | -10/35 |
| 速射速度(発/分) | 700 |
| リロード速度(秒) (自動装填) | 0.3 |
| スタビライザー / 維持速度(km/h) | 二軸 / 75 |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 35 / 15 / 15 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 35 / 20 / 15 |
| 重量(t) | 26.5 |
| エンジン出力(hp) | 600 |
| 2,100rpm | |
| 最高速度(km/h) | 77/-47 |
| 視界(%) | 88 |
| 乗員数(人) | 3 |
武装
| 名称 | 搭載数 | 搭載弾薬数 | |
|---|---|---|---|
| 主砲 | 35 mm Oerlikon KDE cannon | 1 | 251 |
| 副武装 | Type 79 ATGM | 1 | 4 |
| 機銃 | 7.62 mm Type 74 machine gun | 1 | 250 |
弾薬*1
| 名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
| 35 mm Oerlikon KDE | DM23 | APDS | 0.38 | - | 1400 | 127 | 125 | 118 | 110 | 102 | 95 |
| DM11A1 | HE | 0.55 | 201 | 1175 | 11 | 11 | 9 | 8 | 6 | 5 | |
ATGM*2
| 名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 弾速 (m/s) | 誘導 システム | 射程 (km) | 爆薬量 (kg) | リロード | 貫徹力(mm) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 距離10~2000m | |||||||||
| Type 79 | Type 79 | ATGM | 19.9 | 200 | セミオート*3 | 4.00 | 5.5 | 有 | 700 |
装備
| 設置場所 | 装備名 | 説明 |
|---|---|---|
| 車体 | 内部 | 動力部と搭乗員区画の間に 5mmの均質圧延鋼装甲 |
| 砲塔 | 発煙弾発射機 | 視界前方に煙幕を張る |
| 主砲 | 二軸スタビライザー | 移動中の砲の垂直と水平方向への揺れを軽減 |
| オートローダー | 一定の速度で装填可能 これは装填手に依存しない |
搭乗員
| 搭乗員名 | 説明 |
|---|---|
| 車長 | 砲手が気絶した際に砲手の役割を代行する |
| 砲手 | 装填手の役割を兼用する |
小隊ツリー
| 前車両 | Type 74 (F) |
|---|---|
| 次車両 | 87式自走高射機関砲 |
解説
特徴
日本のRankⅧ IFV。性能は日本版M3 Bradleyといったところ。
【火力】
Gepardや87式自走高射機関砲が搭載しているエリコン35mm機関砲KDシリーズのうち、発射レートを落としたKDE型を装備している。この型は二軸スタビライザーを装備しており、とっさの撃ち合いに非常に強い。仰角は35°とIFVとしては少々控えてな数値で、砲塔旋回速度は56.5°/sと前車のType 87 RCVと比べ1/2程度まで低下している。本車はオートローダーを装備していて、即応弾は34発あり一瞬で撃ちきるということは無く、即応弾への移送も早いので安心して射撃が可能である。
砲弾は「APDS」「HE」の2種があり、それぞれ対戦車や対軽装甲車両に対空と用途によって使い分けよう。ゲパルトなど対空砲と異なりAPDSを持ち込み放題なので対戦車能力は非常に高い。
また、副武装として2基の79式ATGMが砲塔両側面に設置されている。本車はMobile初となるType 79 ASMことATGM-HEを発射できる。重MATとも呼ばれるこのミサイルは、他国のIFVに比して射程が一番長く、また炸薬量も倍近い。貫徹力はHEなので無いが炸薬量が圧倒的なので軽装甲は当てれば一撃、MBTが相手でも倒せる事も多々ある。現時点ではType 79のみ使用出来る。
ミサイルの弾数最大で4発しかないが、出し惜しみして返り討ちに合うことのないよう積極的に活用していこう。
発射する際は左→右の順番で、両方とも撃ちきることで再装填が始まる。状況を判断し、瞬間的な火力が必要な時は撃ちきってリロードを入れてしまうのも一つの手だろう。
しかし他のIFVと同様に停車しないとATGMを撃てない。また、弾速が200m/sと各国のATGMの中で1番遅いが、IT-1やZT3A2と同じような感覚で使えるだろう。拠点で補給する場合、1度に2発ずつ補給される。
しかし重要な点として、主砲は俯角が取れるものの、ミサイルランチャーはMarder A1と同様に全く俯角が取れない上に昇降速度もかなり遅い。近距離において主砲で狙えているからとミサイルを撃つと俯角が足りずに敵の真上をミサイルが通り抜けたり仰角が間に合わずに手前の地面にぶつかったり、ということが多々ある。近距離戦で側面を取ったからと慢心していると、ミサイルを2発とも外した上に気付かれてしまい盛大に反撃されるということがあるため、注意する必要がある。
【防御】
89式の装甲には均質圧延鋼が採用されており、アルミニウム合金が使用されている他国のIFVと比較して防御力に優れている。また、正面装甲は80度に傾斜しているため、性能の低いAPFSDSなら偶に弾く事があり、車体上部に限れば30mm以下の機関砲に抜かれない防御力を有している。
車内レイアウトも優秀で、操縦手はエンジンの右横、車長と砲手は砲塔内に横並びで分散配置されている。エンジンと乗員区画も5mm厚の隔壁で区切られているため、エンジンに被弾しても乗員に加害が及ぶ可能性は低くなっている。ただし他国のフロントエンジン車両とは逆に後ろから見て操縦手が右、エンジンが左という配置なので注意。
しかし操縦手が車体前部と砲塔から完全に離されて居ないため、砲塔に化学エネルギー弾が被弾すると過圧が発生して搭乗員が全滅する事がある。
なお後部乗員スペースは弾薬の他に履帯ぐらいしかモジュールがないため、こちらを晒しあえて弾を受けることで反撃の機会を得ることもできる。とは言え、弾薬庫に誘爆する可能性は捨てきれないため、弾薬を満載している場合は決して行ってはいけない。
また、所詮はIFVなので対空砲やIFV相手に先制を許すと一瞬で蜂の巣にされる。化学エネルギー弾への耐性も皆無なので、HEAT-FSやATGMが命中すると即座に撃破される事になる。
ちなみにミサイル発射機が完全に露出しているため、ここを撃ち抜かれる弾種に関係なく即撃破されてしまう。

| 配置弾薬 | 満載 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 残弾数 | 251発 | 163発(-88) | 103発(-148) | 69発(-182) | 35発(-216) | 1発(-250) |
【機動性】
平地での機動性はとても優秀で、30km/hまですぐ加速する。ただし登坂性はあまり高くはなく、他の戦車が普通に登れるような坂や階段で登り切れず後進してしまうこともしばしば。しっかりと助走をつけておくか、なるべく進みやすいルートを選択しよう。
史実
89式装甲戦闘車は、陸上自衛隊が装備する初の本格的IFV(歩兵戦闘車)である。
第1次試作車の製作は1984年から始められ1986年から技術試験、続いて実用試験が行われ、1989年に「89式装甲戦闘車」として制式化された。
車体は圧延防弾鋼板の全溶接構造で、防弾アルミ製の73式装甲車よりも生存性が向上しているが、浮航性は無くなっている。
車体前部左側にはエンジンと変速・操向機が搭載されているが、73式装甲車と違ってパワーパックとして一体化されているため整備性が大きく向上している。
エンジンは三菱重工業製の液冷4ストロークという一般的な型式の、6SY31WA 直列6気筒ターボチャージド・ディーゼル・エンジン(出力600hp)が搭載されており、不整地での機動力は73式装甲車を上回り、90式戦車にも充分に追随できるという。
車体前部右側は操縦手席となっているため、73式装甲車までの前方機関銃は無くなった。
その後ろにも座席があり、砲塔の脇は非常に狭い通路になっている。
車体後部は兵員室になっており、普通科隊員7名から成る完全装備の1個班(分隊)を収容することができる。
兵員室内には背中合わせに6名分のシートがあり、背もたれの間は79式対舟艇対戦車誘導弾(略称:重MAT)および35mm機関砲弾の弾薬庫となっている。
車体後面には観音開き式の乗降用ドアが設けられており、その外側の車体後面左右上部には換気扇のボックスが取り付けられている。
車体には左右側面に各3カ所ずつ、後部ドア右側に1カ所の計7カ所のガンポートが設けられており、乗車した普通科隊員の携行する89式5.56mm小銃を使って車外を射撃できるようになっている。
ガンポートには照準用の小さなガラス窓がはめ込まれており、諸外国のIFVのようにやや離れた場所にあるペリスコープを使って照準をする場合よりも、命中精度を重視していることが感じられる。
砲塔は2名用で車体と同じく圧延防弾鋼板の全溶接構造であり、砲塔内右側が車長席、左側が砲手席となっている。
砲塔上には砲手用に熱線暗視装置組み込み型サイト、車長用にレーザー測遠機組み込み型サイトが装備されている。
砲塔の左右側面には、重MATの発射装置が各1基ずつ装備されている。
重MATは赤外線半自動誘導方式で最大有効射程は約4,000m、最大飛翔速度は約マッハ0.65であり、発射装置内に即用弾2発を搭載する他、車内にも予備弾2発を搭載する。
主砲はスイスのエリコン社で開発された90口径35mm機関砲KDEを、日本製鋼所でライセンス生産したものが搭載されている。
この機関砲は、87式自走高射機関砲に搭載されている90口径35mm対空機関砲KDAの軽装甲車両向けヴァージョンで、全体に軽量化されると共に最大発射速度が200発/分に落とされている。
主砲の左側には同軸機関銃として74式車載7.62mm機関銃、主砲の右側には重MATの誘導装置を収めたボックスが取り付けられている。
武装が強力で同級のIFVはもとより敵MBTとの交戦能力も備え、同世代の90式戦車との共同運用能力を持つことは89式装甲戦闘車の優れた点だが、こうしたカタログ・データに現れない問題点には90式戦車と同様、価格の高いことが挙げられる。
通常このようなIFVとMBTとで機甲・機械化部隊を構成する場合には、前者の数が後者の1.5倍から2倍必要だが、89式装甲戦闘車では1両当たりの価格が7億円弱と世界で最も高額になってしまっているため、年間の調達数は数両に留まっており、長期間に渡って充分な数を揃えられないことが構造的な問題になっている。
小ネタ
自衛隊で広報向けの愛称として「ライトタイガー」というものがある
だがいつものように、部隊内ではもっぱら「89FV」「FV」として呼ばれており、また愛称の知名度も低いため在って無いようなものである。
外部リンク
コメント
編集用コメント [#V5_Comments]
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- ミ◯キー ハハッ!日本バイアス発動ハハッ! -- 2024-10-31 (木) 17:37:31
- この子マジで使いやすいたまにミサイルでトリックショット(?)できるから好き -- やまけー 2024-11-08 (金) 14:25:27
- 機関砲が強すぎる。至近距離だとMBT撃破できたんだけど…撃破したときのMBTがT-64だったんだけど、逆にT-64が弱すぎるのか…? -- 2024-11-20 (水) 17:32:32
- 即背面に回る事が出来たら大抵のIFVと対空車両はMBTを撃破できる。89式で4連続キルしてる人もいたし、立ち回り次第で無双できる。 -- 2024-11-21 (木) 11:39:37
- あの…至近距離で撃破っていうのは即背面から弱点ついたわけじゃなくてタイマンで真正面から撃破しちゃったんですよ…ブラッドレーやBMP-2じゃ体験できない破壊力の機関砲だったんですよ… -- 2024-11-21 (木) 15:36:52
- ブラッドレーの主砲25mmしかなくて貫徹100mmないけど、コイツは至近距離なら貫徹130mm超えてる。ソ連戦車って車内狭いし、弾薬が砲塔直下にあるから、ターレットリングとか同軸機銃の穴を貫通した弾が上手く誘爆したんじゃないかな。 -- 2024-11-26 (火) 17:39:01
- 即背面に回る事が出来たら大抵のIFVと対空車両はMBTを撃破できる。89式で4連続キルしてる人もいたし、立ち回り次第で無双できる。 -- 2024-11-21 (木) 11:39:37
- 機関砲の破壊力は凄まじく、ミサイルの誘導もしやすくて爆発力は最高。機動性はかなり良い。装甲が無いにも関わらず、後ろから来られない限り一撃撃破は難しい。ブラッドレーの完全上位互換。 -- 2024-12-21 (土) 12:28:35
- それどころか場合によってはデザートウォーリアより強い。 -- 2025-02-09 (日) 09:43:05
- 機関砲がエリコンなのが良いね。貫徹もスタビもあるからブラッドレーとかのブッシュマスターより断然扱いやすい -- 2025-02-09 (日) 10:16:49
- 追加された79式が磁気信管(ゲーム内ではVT?)なので対空に使えるか試した結果、作動はするが範囲はシビアで弾速も遅いため、実用的ではない。 こっちに向かってくる敵相手なら当てることができる -- 2025-08-29 (金) 14:36:15
- なんでトプ画後ろから撮ってんの? -- 2025-09-27 (土) 17:02:51
- この車両だけじゃないけど、ランチャーに既に装填されてるにもかかわらず存在しないミサイルが車体後部におるのが苦痛 それ以外は普通にOP(独M48はこのミサイルむっちゃ耐えがち) -- 2025-10-16 (木) 00:52:36
- 最高ランクでも通用する強車両。貫通100mm越えの機関砲持ってて、炸薬マシマシのミサイルを連射出来るから、大抵の車両を撃破できる。複合装甲持ちが相手でも、キューポラとか車体下部を狙えばOPで吹き飛ばせるし、デザートウォリアーとかブラッドレーより強いと思う。 -- 2025-11-28 (金) 02:04:38
- 何気にVT付ミサイルあるけど通常のとどっち使えばいいんだろ -- 2025-12-12 (金) 00:28:03
- 大口径榴弾好きな一部の変態を除いてHEAT弾頭を推奨します -- 2025-12-12 (金) 19:55:52
